千恵子@詠む...................

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「エトロフ発緊急電」は真珠湾 攻撃のまえ佐々木譲かく

2017年05月21日 | 詠む

「エトロフ発緊急電」  佐々木 新潮文庫

太平洋戦争ものの三部作。前作の「ベルリン飛行指令」のひとも少しでてくるが、単体でも充分楽しめる歴史空想物語。

真珠湾攻撃って、北海道から出ていったって知らなかった。

択捉、ロシア混血の娘、クリル人や監獄部屋からの脱走者がでてくる。

主人公の米国生まれの日本人が、スペイン義勇軍時代から始まるとこが壮大だ。

小さな島。朝鮮人の逃走者を捕まえるために、警察は海軍に応援を頼む。

1937年の南京虐殺も背景として描かれていて、なかなかの大作。

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