千恵子@詠む...................

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「呪いの日」なにやら不思議...展示あり イルコモンズだIRA

2014年09月18日 | 詠む

メキシコの骸骨ちゃんは好きだけど、ヴゥードゥー怖いな。

でも、いってみよう。               ----- 以下、転載   

呪いの日(々)

ヴゥードゥー・アクティヴィズム~イルコモンズ現代呪術展

 

【日時】 9月14日~21日 (午後1時~8時マデ)※月曜・水曜閉鎖

【場所】 東京・新宿 IRAイレギュラー・リズム・アサイラム・ギャラリー
      東京都新宿区新宿1-30-12-302 http://irregular.sanpal.co.jp/

※入場無料・賽銭歓迎

【概 要】 文化人類学者で現代美術家でアクティヴィストのイルコモンズが、その知識と技能を投じて、政治的退廃と社会的混迷の時代に突きつける「ヴゥードゥー・アク ティヴィズム(=非暴力呪詛行動)」と「現代呪術」のひるみなき実験。イルコモンズがデモや抗議活動のために制作してきた「殺すなの旗」(2003年)を はじめ、「原発を呪うドラム」(2012年)「自民党とたたかう絶叫サックス」(2012年)「自民党を呪う嵐のサックス」(2013年)「レイシストた ちの声を掻き消すメガ・ブブゼラ」(2013年)「怒りのブルドラム」(2014年)などのほか、未公開の祭具・呪具を「呪いの日(々) Dies Exsecror」をテーマに一堂に展示。路上では目にすることのできなかった細部や裏側もすべて公開。祈るな、怒れ、願うな、呪え。


▼「原発を呪うドラム」(2012年) ▼「自民党とたたかうサックス・怒りの日仕様」(2014年)

 

【上映】

▼イルコモンズ監修 「呪いの日(々)・コンセプト・ムーヴィー」(13分31秒)
※午後5時より午後8時まで会場にて上映

「儚(はかなき)き我 哀れ 裁く御方 ひるむなら、祈るべき主は いずこ」

(グレゴリオ聖歌 「怒りの日」第7番)

服(まつろ)わぬ我ら 化外(けがい)の民 裁く御方 ひるむなら 呪いの主は 我ら」

(イルコモンズ 「呪いの日(々)」)

【参考画像】


▼イルコモンズ作図 「立憲民主々義泥棒除けの呪符」(2014年)

▼「芸術は呪術である」(岡本太郎) ▼「アフリカの魔除けの像」(イルコモンズ所蔵)

 

「今日、のような日。芸術家は無力感に打ちひしがれ、存在の無意味を噛みしめるのです。そして、レンブラントの宮廷画のように、今、己の立っている矛盾の実態を描くことで、遠い未来に向けて、その哀しみを伝える事しか出来ない自分に憤りつつも、絵を、描くのです。」(村上隆 2014年7月1日のツイート)

 

 

 

今日、のような日。「この世には神も仏もいないのか、祈るべき主はいずこ…」と天を仰ぎたくなるような日々。非暴力直接行動主義のアナーキストであ る私は、神に祈り、仏にすがることはできないが、みずから怒り、共に呪うことはできる。路上の「不能犯」※1 となった私に、寄るべき「主」がひとつだけあるなら、それは過去と現在と未来に生きる民主主義の無数の「民」にほかならない。裁くのは神ではない、「民」 である、立憲民主主義の地では、「民」こそが「主」である。我に呪う用意あり。蘇れ、ヴゥードゥー・アクティヴィズム※2。無力感、反対。矛盾、賛成。無 意味が怖くて芸術ができるか。バチが怖くてドラムが叩けるか。悪魔が怖くてサキソフォンが吹けるか ※3。ファ・ミ・ファ・レ・ミ・ド・レ ※4 はアゲインスト・アンダー・コントロールの調べ。呪いの日は近い ※5。」(イルコモンズ ※6)

【注釈】

※1【不能犯】(ふのうはん)
「不能犯とは、刑法学上の概念の一つで、犯罪的結果の発生を意図したにもかかわらず、その行為の性質上、当該結果を発生させることがないため、犯罪が成立 せず、刑罰の対象とならない行為のことをいう。結果発生の危険がないため、未遂犯にもならないとされている。典型例には迷信犯(丑の刻参りなどの呪殺)が あげられるが、呪殺については「(常識的に呪術でひとが殺せるはずはないので)例外的に不可罰」であるという主張が導かれる。」(ウィキペディアより)

 

 

※2 【ヴゥードゥー・アクティヴィズム】(ぶぅどぅーあくてぃびぃずむ)
イルコモンズによる造語。暴力や破壊をともなうような物理的手段を使わず、呪詛や祈祷などの精神的・心的・迷信的表現手段を用いておこなう社会活動のこ と。典型的には「公害企業主呪殺祈祷僧団」(1970年) 「怨の幟」(1970年)などの例がある。イルコモンズによると、「ヴゥードゥー・アクティ ヴィズム」は、「アクティヴィズム3.0」から「アクティヴィズム マイナス1.0」への逆進化であり、フロイトが unheimlich と名づけた「抑圧されたものの回帰」であるという。

 

※3 【悪魔が怖くてサキソフォンが】(あくまがこわくてさきそふぉんが)
アドルフ・サックスが発明したサキソフォン(サックス)は、二〇世紀初頭には「悪魔の角笛」と称されていた。ナチスは、サキソフォンは「ユダヤ系黒人音 楽」の響きであり、「退廃芸術」のひとつだとして、道徳の堕落と人種の交雑の象徴という汚名を着せて、サキソフォンを禁止した。ロシア政府は、サキソフォ ンの演奏家をよくシベリアの収容所送りにした。日本では、第二次世界大戦の前夜、欧米の影響を払拭する運動の一環として、好色なサキソフォンの数が制限さ れた。(マイケル・シーゲル「サキソフォン物語/悪魔の角笛からジャズの花形へ」より抜粋)

 

※4 【ファ・ミ・ファ・レ・ミ・ド・レ・レ】(ふぁみふぁれもどれれ)
「怒りの日」の旋律「ファ・ミ・ファ・レ・ミ・ド・レ・レ」は西洋の音楽の歴史のなかに深く根付いており、この旋律は「死」や「裁き」を連想させるモチーフとして、西洋音楽のなかで頻繁に引用されている。

 

※5 【呪いの日】(のろいのひ)
展示最終日の二〇一四年九月二十一日は、自民党総裁・安倍晋三の誕生日

 


※6 【イルコモンズ】(いるこもんず)
「01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる」

——————-

 

【告知】

 

▼「呪いの日」呪奏団 生演奏会

 

[日時] 2014年9月21日20:00-
[場所] 東京・新宿 ラバンデリア http://cafelavanderia.blogspot.jp/
[演奏]「呪いの日」呪奏団(大熊ワタル、こぐれみわぞう、菱沼尚生、天森浩、イルコモンズ)
[講話] イルコモンズ
※入場無料 賽銭歓迎(但しワンドリンク・オーダー)

 

2014年9月21日、展示最終日の夜、自民党総裁・安倍晋三の誕生日にあわせ、展示した楽器で「呪いの日」を100回合奏します。

 


滅憎無遺退疫懲消故亡
惨病呪棄悲苦乱虐凶負
壊狂害厄辞下迷怪末落
獄罪腐裂陥封邪災怨争
忌不訣失没危厭反疾恨
毒闇嫌敗廃暗沈非誤怖
朽酷破鬼衰穢魔禍禁折
絶虚秘辱障流縛被祟汚
飢妄倒悩恐奇磔難断屠
傷困堕妨惑晒剥哀崩鬱

 

▼イルコモンズ作図
「魔法円・百字ツイート」
(2014年)


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