チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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第128話 プロポーズ

2007年12月16日 | チエちゃん
チエさん、、、僕と、、、結婚してください!

・・・・・・・・・・・

ジュンイチさん、ありがとう・・・
すこし、考えさせていただけませんか・・・

 チエちゃんは、何となく予感していました。
今度ジュンイチさんに会ったら、プロポーズされるのではないかと・・・
だから、とても悩んでいました。
 
 ジュンイチさんは、まじめで、やさしくて、とってもいい人。
 それに、チエのことを宝物のように大切に扱ってくれる。
 でも・・・・・
 本当に、この人でいいの?
 私は、ジュンイチさんのことをどう思っているの?
 好きなの?
 愛しているの?
 ずっと、一緒に歩いてゆけるの?



一週間後、チエちゃんはジュンイチさんに答えを告げました。

 ジュンイチさん、ごめんないさい
 私たち、もう、お別れしましょう!
 私は、貴方の申し出をお受けすることは出来ません

 ・・・・・・・・
 そうっか・・・  わかったよ、、さよならだね・・・


チエちゃんの出した答えはNOでした。
チエちゃんは申し訳ないと思いました。でも、どうしようもなかった・・・

 ここで、YESと返事したとしても、何れは不幸な結果になる。
 私はジュンイチさんを尊敬できない。
 今は私を大事にしてくれるけど、
 何かあった時、この人はチエを置いて逃げ出す人よ。

 これでよかったのよ。お互いのために・・・・・