気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

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2008-02-01 01:03:15 | きょうの一首
こよひ剥ぐカレンダーより本分を完うしたるよき音の出づ
(竹山広 空の空)

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一月は行ってしまい、二月になった。
とうげ歌会第31回が終了。今回のお題は、暦だった。

きょうの一首は、竹山広の歌集を読んでいて見つけた歌。本分をまっとうしたカレンダーはめくるとき、よい音が出るというのは、根拠がないものの説得力がある。
そして役目を終えたカレンダーは、切られて裏の白紙は有効利用される…かな?

うるう年の余りひと日は金曜日春をさがして散歩に行かう
(近藤かすみ)


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3 コメント

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Unknown (あづまはや)
2008-02-01 15:17:27
 「とうげ歌会」のHPで、「子らの笑顔十六枚に切られたり暦のうらは歌の工房」という御作を発見致しました。これこそまさしく「暦の裏の白紙の有効利用」でしょうか。歌会に参加した人たちが、今日の記事を見ていたらいいね。
 暦と言えば、私に、
むしられてやせて師走のカレンダー <かでなれおん>のヌードひとひら
 という旧作があります。<かでなれおん>とは、その年の、売れ行きナンバーワンのヌードカレンダーのモデルの名前です。
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Unknown (あづまはや)
2008-02-01 15:41:38
 御作中の「十六枚に切られた」「暦」とは、もしかして、子供たちの笑顔で埋め尽くされた、ユネスコ関連のカレンダーではなかったのではないですか。
 それとは別に、「とうげ歌会」の歌評中に、「子供たちの笑顔がプリントされたカレンダーを十六枚に切って、その裏に作曲家作詞のメモをしている、と言うことでしょうか」と在ったのには、思わず笑わせられました。歌を理解してもらうのは難しい。
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Unknown (かすみ)
2008-02-02 00:23:15
あづまはやさん こんばんは。
とうげ歌会も見ておられるのですね。
参加なさったらいかがですか。
コメントにあった「作曲家作詞」は「作曲か作詞」の間違いだろうと思います。あわてて書いて、送信しちゃったのではないでしょうか。一読わかるというのは、むつかしいですね。
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