気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

東北

2011-03-14 19:36:54 | きょうの一首
白鳥の飛来地をいくつ隠したる東北のやはらかき肉体は
(大口玲子 ひたかみ)

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東北地方太平洋沖地震に遭われたみなさま、心よりお見舞い申しあげます。

京都ではまったく揺れず、地震があったことにも気づきませんでした。関東に居る家族から「大丈夫?うちはみんな無事です」というメールがあって、初めて地震のことを知りました。
テレビで地震とあとの津波の様子を見て、心を痛めています。こちらで何をしたらいいのかわかりません。お店に品物がない、というメールを知人からもらうと何とかできないかと思いますが、荷物を送ったとしても、無事に着くかどうかわからないし、しかるべきところに寄付するのが、今できることかもしれません。そして節電。

東北のやはらかき肉体・・・と詠った大口玲子さんはご無事でしょうか。
気持ちがいろいろ揺れて、無傷でいることが申し訳なく、落ち着きません。ブログの更新を怠っていましたが、今日はちょっとだけ短歌のことを考えられるようになりました。


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1 コメント

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つつしんでお見舞い (teruo)
2011-03-14 22:30:23
悲惨な大災害の連日の報道に胸が痛みます。「気持ちがいろいろ揺れて、無傷でいることが申し訳なく、落ち着きません」・・・おなじ思いでいます。たまたま生かされたわれわれも、決して例外ではないのだと思い知る日々です。
今となっては、一人でも多く救命されんことをいのるばかりです。
犠牲となられた多くのかたたちのご冥福をおいのりします。
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