母の日

　今日は「母の日」の話題が何かと多い。
恥ずかしい話しだが、今まで「母の日」のことなど考えた事もなかっただろう。

　私には、大正１０年生まれの母がいる。９１歳だ。
一人で身動きできなくなって、昨年の７月から施設でお世話になっている。耳は少し遠いものの首から上はしっかり
していて、記憶も目もたいしたものだ。

　その施設で家族会主催の「母の日の昼食会」の通知をいただいていた。
総会もあって妻とともに出席してきた。
「母の日で何かをした」と言うのはこれが初めてだろうか。「とんでもない子供である」と言われそうだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　家族会からのプレゼントを渡し、部屋に戻ってから包み紙を開いて渡して上げた。
もちろんそんな事も初めての事だろう。
心の中でつぶやいた事もここでの記はやめておこう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　連休に我が家に戻りみんなで顔を合わせていたが、会う度に元気になっているような気もする。
歩く事も寝起きする事も出来ないが、せめて頭がしっかりしていて、今なお朗らかでいられる事は、攻めてもの
幸せな事かも知れない・・・と勝手に思った。

　家族である私どもが何も出来なくとも、近代的な設備の整った施設で手厚い介護を受けて日々生活出来る事も
元気でいられる事になるのだろう。

　もしかして、施設にお世話になっていたから「母の日」のお祝いに行ったのだろうか・・・と、書きながら思っ
た。まあぁ～～それでも良いか～～。

　母の日の雑感である。