ぶんちゃん日記

最北の、何もない静かな山奥「ぶんちゃんの里」のオーナーの交流日記です!

いつもだったら賑わっていたが・・。

2011-03-21 19:42:55 | Weblog
 いまの時期、小さな集落でも小学校があることによって小さな賑わいを見せる時期であるが、人影を見ることも
なくひっそりと近代的な旧校舎だけが毅然とそびえ立っている。

 小学校の開校以来昨年まで、3月は先生方との別れの月として杯などを交わす機会も多くあり集落の中に刺激を与え
住民のコミュニティの輪が高まる時期でもあった。昨日も古老のかたと言葉をかわしたが「送別会もなく寂しいですね」と
語ってくれた。「その内楽しい事がありますよ」と私は元気に言葉を返した。

                           

 校舎の前には広いグランド。そのグランドの前には見た目は新し住宅3戸。教員住宅だった。今の所誰も入居する
人もなく、寂しそうにたっている。

                           

 こうした光景は別に珍しいことではなく、多くの集落で目にすることでもある。
この住宅を町では今年、3戸の家の1軒を生活用品をそろえ、都市の方々に田舎での生活体験をしていただく
「ちょっと暮らし」の住宅として提供する計画だという。
とても素晴らしいアイディアだ。超高級品の大自然が溢れ出る田舎での生活、きっと活用されるだろう。そして、瞬時
ではあっても集落が繁華街へと変わっていくことを期待したい。

 昨日言葉を交わした古老は別れ際に言った。「あの学校が大震災にあった東北地方の子ども達の学校として使えたらど
んなに役立つだろう」と・・「船で運ぶわけにも行かないしね~」と少し遠くを眺めて語っていたことが印象に残った。

 私は、「がれきの中に土のついた多数のランドセルが写っていた新聞の写真」を脳裏にかすめながら古老と別れた。    

 
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被災地で「沸かし牛乳」の提供

2011-03-21 09:29:43 | Weblog
 昨日(20日)パソコンメールに流れてくる「酪農家情報ネットワークニュース」の中に、避難地所へ
「沸かし牛乳」を飲ませるとを認めた厚労省の見解が載っていた。
被災地で毎日酪農家が搾る生乳を捨てている事に心を痛めていた自分にとっても、朗報である。

  「あっぱれ!厚労省」といっても良いだろう。被災している人達が生乳飲んで元気で欲しい。

 以下、発信されていた原文だ。

「沸かし牛乳」の避難所提供を特認・厚労省
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  厚生労働省監視安全課は17日、東北関東大震災の被災地への食料供給
手段として、生乳を加熱処理した上で飲用に向ける、いわゆる「沸かし
牛乳」を特例措置として認めた。被災地での生乳出荷や加熱殺菌等乳処
理などの問題が深刻化しているほか、被災者への食料供給が最重要課題
となっていることから対応を決めた。岩手県、宮城県、福島県、栃木県、
茨城県、千葉県の関係自治体に通知した。
通知では、衛生確保の観点から、
 1.生乳が到着後速やかに加熱する、
 2.加熱前に保管する場合は10度以下で保管する、
 3.加熱の際には沸騰させるなど十分加熱する、
 4.加熱後は速やかに消費し、加熱後の保管は避ける―とし、
   供給する場合の注意点を示している。
  
 加地課長は「被災地の酪農家は集乳できないため生乳を捨てるしかな
く、みすみす捨てるならば被災者に提供したいという声が出ており、せ
っかくの生乳を利用することを決めた。炊き出しの1メニューとするこ
とで、営業許可の対象にはしていない。こういう状況なので衛生面で最
 低限守ってもらいたい内容を通知した。今回の地域以外でも実施したい
 ところがあれば、各自治体の裁量で判断して行って欲しい」としている。

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