LUNACY

cygnus' blog

『海辺のエトランゼ』『春風のエトランゼ(1)』紀伊カンナ ※2015*9*30加筆修正アリ

2015-09-29 21:51:41 | 本・コミック
BLですが、僕、平気で読める人間ですw。
いわゆる切ない系というか。ストーリーの構築が結構しっかりしている路線。
リアリティとファンタジーのバランスもそこそこいい感じかな。

駿の実家の玄関のドアのシーンとか工夫してますよね。

一番特筆すべきは、主人公の橋本駿の、ゲイとしての社会との折り合いの付け方の苦しみが諸処に描かれている点かな。

出版社公式サイトでは、知花実央がノンケって定義されていたけれど、実際にはバイというか、ストーリー中で目覚めていくって解釈かな。

桜子のキャラって、一色まこと『ピアノの森』の丸山誉子に似ていると思う(笑)。

でも、続編の『春風の~』がまだ続くみたいだけれど、この後のストーリーどう持っていくんだろ?
駿と実央のカップルを崩すわけにはいかないだろうしな(恋敵出現以外には)。意外と難しい気がする...。
桜子にもなんとか花を持たせなきゃないだろうし。

ロケ地というか舞台設定の街はいろいろありそうですね~。
北海道の駿の実家は、路面電車停留所の絵から考えて、海と山もあるし、おじいさんが外人相手の商売していたってことから、函館ってなるのかな?(小樽でもいいけれど、路面電車がないw)
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『秘密-season 0-』第2&3巻“原罪” 清水玲子

2015-09-28 00:09:25 | 本・コミック
2年ぶりですか?
今回は、僕としては、読みやすいストーリーでした。
伏線の張り方とか、SFというよりミステリーのジャンルに入るんだろうな。←今さらw
時事ネタ批評もさり気なくかましてますね。
清水センセのこの作品は、適度なあり得なさ(つまりエンタテイメントとしての飛躍)も、よい感じ。

個人的には、岡部氏というキャラクターが好感度急浮上。


ってか、これスピンオフ企画なのに、まだまだ続くんですかい(笑)。
聖書っぽいサブタイトルから推測すると、区切りつくまでかなりかかりそうな予感(笑)。
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『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』

2015-09-27 23:32:24 | 映画
原題“Le sel de la terre”(英題“The Salt of The Earth”)

ヴィム・ヴェンダース&ジュリアーノ・リベイロ・サルガド監督

「神の眼」をもつと誉れ高いブラジル出身の写真家セバスチャン・サルガドのドキュメンタリー。

カンヌとベルリンの両映画祭で受賞。

写真家の作品の引用も多用されているので、ただでさえ映像美が素晴らしいです。

ただ、途中、睡魔に何度も負けました(汗)。
ヴィム・ヴェンダース監督作品は、睡魔に勝てた方が少ないかも(汗)。

タイトルも作品内キーワードも聖書やキリスト教を意識していた気がするのだけれど、和訳に活かされていない気がするのだけれど。。。。オイラの間違いかな?
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旧三笠ホテル

2015-09-23 00:23:47 | 街・散歩・小旅行


軽井沢は連休中なので、道路大渋滞。
中軽井沢は、星野関連の渋滞だったけれど、軽井沢駅の方はショッピング施設渋滞だったのかな?
しなの鉄道も臨時便を出してるくらい。階段や改札が激混みに。

旧軽井沢(軽井沢銀座)は、凄まじい人混みになってました(バス車窓から見た)。
んで、バスで、その旧軽の渋滞でダイヤ20分遅れになりながらも、三笠へ。

観てきたのは、旧三笠ホテル。重要文化財。
中に入って見学できます。
というか、これほど、人がガンガン入っている重要文化財の洋館って、そうそうないんじゃない?
かなりの部分が、明治期の建設の時のまま。窓硝子なんか結構危ないんじゃないかとも思ったりもしましたが(枠と枠の間に隙間があいていたり...)。
ほか、昔のままにするのはいいのだけれど、補修やお手入れをしても良いんじゃないか?と思えるところもあったり、
余所の文化財建築と比較して保存公開方法について考えてしまったりもしました。
また、内部では、部屋でも廊下でも天井に梁のように渡された木があるのですが、それが樺系の木材でした。また、家具にも樺や橅が使われていて、高原地帯の植生を活かした木材利用だなぁって思いました。
また、客室の構成や、水回りや家具配置など、ナカナカ面白いというか楽しめる構造の建築でした。
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堤清二・辻井喬オマージュ展Vol.2 ふたつの目

2015-09-23 00:13:37 | 美術展・博物館

セゾン現代美術館

昨年行われた第2弾。
今年も、迷った末、軽井沢(中軽井沢)まで行ってきました。
昨年行ったので、常設展示状態の収蔵品は、けっこう記憶にのこっている状態でした。
というか、昨年と大幅にガラッと変わった印象はないです。
エントランスからの通路は、西武百貨店・セゾンのポスターではなく、大伴道子の歌がらみの展示になってましたが。
あと、俵屋宗達の作品があってビックリ。
宇佐美圭司さんとのコラボレーション作品群が、個人的には好きです。って、コレは、昨年と同じ感想だな。


うっすらと紅葉が始まっていました。


蛇足。
美術館から帰りのこと。
国道146号が大渋滞。星野リゾートの施設への並び。
バスが全然来そうもなかったので、中軽井沢まで歩きました(笑)。
タクシー呼んで裏道を抜けてもらうって手もあるのだろうけれど、ケチりましたw。
下り坂だけだからよかったんですけれどね。かれこれ半時間かかるかかからないかくらいでした。
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『黒衣の刺客』

2015-09-22 23:28:13 | 映画
原題「刺客 聶隱娘」, 英題"THE ASSASSIN"
第68回カンヌ国際映画祭 監督賞受賞
台湾の候考賢(ホウ・シャオシェン)監督
日本オリジナル・ディレクターズカット版

文字通り黒い衣装の女刺客のストーリー。
しかし、アクションシーンもあるけれど、息の根を止めることまではしない(というか、主人公の心理が邪魔をしてできない)。
だから、人が刺客に殺されないストーリー。
江戸時代の武士が、刀は身につけるだけで、人を斬ることにはなかなか使わなかったとか言われるけれど、そんな感じか。
ハリウッド的じゃないし、香港アクションともちょっと違う。とにかく、寸止めの多用みたいなイメージ。

人間関係複雑系。文字説明もあるけれど、ちょっと注意力必要。
(僕は混乱しました(汗)ので、パンフレット買いましたw)


日本好きの監督さんだけあって、京都や奈良を初めとして、日本でもあちこちでロケ。

実は、妻夫木聡が出ているって聞いていたのだけれど、ホントに出演シーン少しだけなんだね。日本公開版で少し出演時間が増えているみたいだけれど。
遣唐使として渡って、なかなか日本に戻れないでいる状態の青年役。鏡磨き職人として生計を立てる。
回想シーンで、妻役(忽那汐里)の雅楽の舞いのシーン。これ観たことあるけれど、演目が思い出せない><→唐楽『春鶯囀』とのこと。

それにしても、主人公の隠娘役のスー・チーは、ビジュアルだけでなくアクションも、格好良かったし奇麗でした。
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2015夏・北海道旅行

2015-09-20 02:10:23 | 街・散歩・小旅行
9月2日~5日にかけて、北海道旅行してきました。
その記録をアップします。

 # JR北海道が路線廃止する動きが盛んになってきたので、慌てて行って乗りツブシをしてきたって
 # いうのが一番大きかったりしますが(汗)。
 # 今回、新たに乗りつぶしたのは、以下の通り
 # 根室本線(根室~東釧路、上落合信号場~滝川)
 # 札沼線(全線)
 # 留萌本線(全線)
 # 宗谷本線(新旭川~稚内)


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☆1日目(9/2)・納沙布岬編

道民の翼AIR DOで
釧路空港に降り立ちました。
気温。「試される大地」で試されてます(笑)。

釧路駅に着いたら、阿寒湖のまりもがお出迎え。

根室行きは、キハ54ルパン3世塗色。
左手には、見えてませんが峰不二子、右端よく見えないのは銭形警部です(笑)。

北海道限定の「北の番茶」by伊藤園

2時間強揺られて
根室駅到着。お約束の有人駅最東端標
玄関

駅前観光案内所へ行って、3時間くらいで観光できるところはどこか?と聞いたら、納沙布岬へ行ってこいと。
ちょっと遠いと事前調査で思っていたのだけれど、窓口氏は、そこしかないよモードwで、まもなく次のバスが出るよと急かされ?(笑)、同じ建物向かいのバスきっぷ売場で往復キップ買うように薦められる。
んで、まぁ、半時間滞在して戻ってくれば、帰りの列車にちょうどいい時間かと、腹をくくる。

写真を撮り損ねたのだけれど、バスの方向幕に「太平洋廻り」と書いてあってブッ飛びました(笑)。
行く途中の地名にも「歯舞」ってあって、あぁそういうところなんだな~と。

んで、納沙布岬到着。
真っ先に目指したのが、納沙布岬灯台
スマホだと上手く撮れなかったので、
ちゃんと、デジカメ広角コンバーターつきで(笑)。

岬の公園の碑
特段の事情がない限り、一般人が来られる最東端は、この納沙布岬。
ここでは、「本土最東端」という言い方をするのですね。

そこから、灯台はこんな風に見えるので、
一つにまとめてみました。海猫?鴎?が偶然ショットに入ってました(嬉)。


曇っていてよく見えませんが、最も近い北方領土の水晶島が見えてました。
この納沙布岬からたったの7kmだったかな?

モニュメント「四島のかけ橋」

本土最東端の納沙布神社にもお参り。
向こうに見えるオーロラタワーは行ってません。


帰りのディーゼルカー。
座った席が運が良かったおかげで、東根室駅で、目の前に
日本最東端駅標が来てパシャリ。
この日は、再び2時間強揺られて、釧路まで戻ってホテルへ。
夕食時に、派手に雨に降られて、靴や服をドライヤーで乾かすハメに><。


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☆2日目(9/3)・移動日(乗りツブシ専念の日w)

朝っぱらから、おおぞらに乗って新得へ。
狩勝峠越え前に、この駅で、有名なお蕎麦を頂きました。

狩勝峠越えは本当に眺めが佳いですね。

その後、富良野をスルーして滝川に出てコインロッカーに荷物預け。
スーパーカムイで札幌へ。速いっ!(笑)
しかも、軌道強化して(おそらくロングレールになって)いて、車両もサスペンション&ダンパー利いているから、揺れない!

紀伊國屋で本を調達して、サンマルクカフェで珈琲飲んで休憩。
そして、いざ、札沼線乗りツブシ。
電化高架区間であっても、結構、のんびり走るのね....もっと速く走っているのかと思った。

石狩当別からDC
石狩月形で交換
新十津川に着いたら真っ暗
新十津川駅のホーム側
新十津川駅正面

僕以外にはオタが数人いて、順番に駅舎撮影の儀って感じでした。
で、まぁ、このあと、夜なのに、新十津川駅→滝川の徒歩移動を敢行いたしました(笑)。
夜でかつ不案内な土地なのに。よい子の皆さんはやめましょう(笑)。
 # 「<平日>の<最終便>で新十津川に<着いた>」場合に、役場前から滝川までのバスがないからこうなったわけですが、
 # それ以外の場合だと、新十津川役場前からのバスのアクセスは、あるようです。2015年9月時点では。

一応ルートを解説すると(Google MapほかGPS連動地図アプリの時代に釈迦に説法かとは思いますが(汗))、
駅を出て左に行って、ほどなくに五叉路に出ます。
んで、その五叉路に斜め付けされている、コンビニ(サンクス)と昭和シェル石油ガソリンスタンドの間の通りを、ずっとまっすぐ行って、滝川市内に入ったあと、函館本線をくぐったら右折してクランク状に進めば着きます(いや、着きました、かw)。

歩き始めのころ、新十津川橋を渡る前に物産館(駐車場にトイレ)があるのですが、ココの時点で、疲れてしまってやっぱり断念する!って人は、ちょっと戻ったところにタクシー屋サンがあるので、そこでタクシーを使ったほうがいいかも(笑)。
大げさだけれど、ある意味、ルビコン(笑)。コレを渡ったら、脇目も振らずひたすら滝川市内を目指すのがオススメ。
んで、この新十津川橋は徳富川の橋であって(笑)、この先の、石狩川を渡る石狩川橋を渡らなくてはなりません。
ちなみに、この石狩川橋は、札幌方にしか歩道がないので一応、注意です。んで、この石狩川橋が、新十津川町と滝川市の境。

石狩川橋を渡っているときに見た、滝川・砂川・美唄方面
真っ暗でよく写りませんねw。

この橋を越えてからも結構歩きます(笑)。
んで、函館本線の立体交差をくぐって、右折して、ちょっとジグザグ歩きして滝川駅。
新十津川駅でキハ40降りてから、ココまで、約1時間。ちょっと早足だったのかな?

滝川駅の自販機看板には、懐かしの「いい日旅立ち」のキャッチフレーズ。ウン、やっぱり、ディスカバージャパンだよね(笑)。
この後、スーパーカムイで旭川へ移動して終了。
ちなみに、この日の夕食は、エゾジカ肉のスープカレー。


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☆3日目・準移動日(ほぼ乗りツブシ専念の日w)

まず、駅弁どころか供食設備もないところへ出かけるのがわかっていたので、コンビニでカロリーメイトを調達(笑)。

んで、新しくなった旭川駅を見学。アレコレとツッコミたい(笑)けれど、それはまた機会があれば。
岡山にできたのと類似している都市型イオンを駅併設にしたという試みは、まだ評価保留。

んで、一本あとの鈍行で行こうと思っていたのだけれど、道内あちこちで雨による遅れが出ているようなので、出発を早めることに。

オホーツク2号で一駅だけ乗車。深川駅にて撮影。
でも、これが、キハ183系の乗り納めになるだろうな。

本日のメインは、留萌本線乗りツブシ。
キハ54。
後ろの1両は回送で留萌まで連結。
石狩沼田かぼちゃジュースで喉を潤してみたりw。
というか、席を確保するために、早い時間から人がドンドン並んでいるし(笑)。
オイラは出遅れて、車端のロングシート。
スーパーカムイが到着して、数十人のオタ客と3人?の地元客を乗せて出発しましたとさ。

オタ客は、騒擾派はいなくて、穏健派が多くて一安心。
ただ、オタ度は人それぞれなわけで(笑)。乗りメインで道中の撮り&録り活動はほとんどしないオイラは
道内経済誌「財界さっぽろ」を読んでました。
東京じゃほとんど手に入れられませんが、道内では駅売店でフツーに売ってます(笑)。硬派記事からゴシップまで網羅w。

留萌を過ぎると日本海が見えてきます。
2日前は太平洋とオホーツク海を分岐させる岬にいたのにねぇ(笑)。

終着の増毛駅で、バカ撮りしてしまいました。
キハ54とホーム1
キハ54とホーム2
キハ54とホーム3
駅舎内側
駅舎外側
駅名標

んで、ほとんど同じ客を乗せて(あ、自分もだw)、列車は折り返し深川へ。

深川駅を出たら、土砂降り大雨。ツイテない。
運良く少し小降りになったところで、深川十字街のバス停へ。
沿岸バス(道北バス共同運行)の旭川方面と、中央バスの旭川方面は道路対面で間違えそうになる(笑)。

んで、沿岸バスの旭川行きに乗って、しばらく走って国道12号に入って走って、神居古潭下車。

バス停降りて、旭川方面に向かって神居古潭大橋渡って、トンネル前で国道旧道へ入ると(歩行者と自転車はトンネル入れないしw)、本日2番目の目的地、(旧)神居古潭(駅舎)へ。
1969年に函館本線複線電化(滝川~旭川)の際に、線形改良ための線路付け替えも行われ、神居古潭駅の営業は廃止となり、線路跡はサイクリングロードとなっています。

お茶屋さんのソバのこんなところが入り口です。
この吊り橋の対岸に駅舎があります。
吊り橋までの階段降りていく途中からはこんな風に見えます

対岸に渡って階段をのぼってサイクリングロードに出ます。そこは、もう、旧神居古潭駅の線路。
旧北側ホームを東側から。昔の列車は長編成だったんだなぁと、改めて思いますね。
ちなみに、南側ホームは何カ所か崩落していて立ち入り禁止。
サイクリングロード滝川方には、SLが3台も!静態保存されています。9600にC57にD51だったかな?
屋根は映像的にはない方がいいんだけれど、雨ざらしだとほころびやすいよなぁとか思いつつ。看板の位置も撮影には悪くて、う~ん、みたいなw。
駅名標。
これが神居古潭駅舎。この駅舎は、リフォームされて、サイクリング休憩所として使われています。
露出変えてローアングルから。
SL動輪とトイレ(リフォームされて現役)。

一通り見学して、旭川市内へ向かうことに。
吊り橋を戻って、先ほどの国道旧道を、今度は旭川方向へ。
夢殿観音
の前の、その名も夢殿観音前バス停から、空知中央バスで、旭川市内へ。

<中央バスの>旭川ターミナルに到着。一応駅近く。
時間がちょっとあったので、西武百貨店で、お土産を買っておきました。

んで、今回の旅行最後の乗りツブシ。宗谷本線でございます。byスーパー宗谷3号。

旭川でてまもなく、永山で運転停車っと。
たしか、ココから北で列車保安・制御の信号システムが変わるからだったわよね。
 # どうでもいいことなのだけれど、せっかく北旭川まで電化しているのだから、もう一駅、永山まで
 # 頑張って電化すればいいのにねぇとは思う。函館線函館口電化するんだし。
 # 永山電化して、各停は函館線と一体運用とか、スーパーカムイ延長運転(各停でも)とか工夫できそうなのに。

真っ暗ななか、三浦綾子の小説で有名な塩狩峠もわからないまま。
ひたすら北へ北へと走り続けて、北緯45度線越えてました。

稚内到着
「日本最北端の駅」標
スーパー宗谷261系・札幌方
スーパー宗谷261系・稚内方
駅舎改札口ホーム側にも最北端標がありやす。

この日は、これにて終了。
ホテルに着いたら、そこ某A○●グループ提携で、しまったと思うものの、ポイント提携だけで資本関係はないみたい。
ホテルの部屋に、例の差別丸出しな羞悪な価値観の本は置かれていなくて安心。


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☆4日目・稚内観光編

朝起きてセイコーマート(4日目にして今回の旅行で初めてw)でサンドイッチと牛乳調達して腹ごしらえ。

★北防波堤ドーム

いざ、まずは、北防波堤ドームへ。

行ってみたら、ココでテント張っているバイクツーリストが2組!そっか、そういう利用法アリなんだ~。
しかも、まだ、漁業・商業関係者が、ドーム内で作業中。そっか、本来、こういうことのために使うのか。知らんかった(恥)。

西端から
西端から・スマホだと全体が入り切りません(笑)。
しおさいプロムナードから。光入れて逆光でw。
東端から。右上切れてますが、背中はもう岸壁で海ですw。
少し離れた方が構図的・審美的によい??
ドーム内から。これも東端から。普通の観光写真は西側からのが多いですが、天の邪鬼に東側から撮影したものを発見したので、オイラもその天の邪鬼な方に倣ってみました(笑)。
もうちょっと壁によってアングル変えてみました。
さらに、ローアングル攻めw。

稚泊航路記念碑。昔は、ココ稚内桟橋から、サハリン(樺太)の大泊(現・コルサコフ)まで鉄道連絡船があったワケですね。
尚、樺太との間には、本斗とを結ぶ民間による稚斗航路というのもあったそうです(今回の旅行で初めて知りました)。


防波堤ドームを南側から全景です。
手前のコンクリートブロックのベンチが、ちょいと邪魔ですが...。ANAホテル北側で。
これでも、広角レンズ(コンバータだけれど)使ってます。
というか、どんだけ、北防波堤ドーム撮っているんだって話ですよね(笑)。
撮影失敗(含む・デジカメ設定ミス)やスマホ撮影分を含めて、45枚も撮ってました。
いまだに、なぜ自分にスイッチが入ってしまったのか不明です(笑)。

ちなみに、この北防波堤ドームは、東西端から端まで427m、高さ13.6m、円柱は70本だそうです。
残念なのは(潮の塩分の影響が避けられないとはいえ)、これが1978年再建というか再現ものということ。
でも、一応、北海道遺産。


現在の稚内駅。線路が広場まで延ばされて、車止めも記念碑として置かれています。


★宗谷岬

お次は、ここに来なきゃ始まらない、宗谷岬。
バスで小1時間揺られていきます。

記念碑
なぜかスマホの方がキレイ(笑)。下が切れてますが(汗)。
この記念碑で、みんな見知らぬ人同士で撮影しまくっているので、オイラもお願いして記念撮影したのですが、撮影失敗していた...orz。
詳しい事情は書きません。善意の人が悪いのではなく、オイラの方のミス。


サハリンがよく見えました。サハリンまで43km。

そばに間宮林蔵の像。

岬の碑の道路挟んで向かい側には丘の公園・宗谷岬公園があります。
公園広場から、岬と海とサハリンとを眺めるとこんな感じ。
宗谷岬灯台
旧海軍望楼。ほか戦没者慰霊碑と平和の碑もあって、戦時中は鎮守府のような役割のところだったことがよくわかります。
宮澤賢治文学碑。
祈りの塔。1983年大韓航空機撃墜事件の犠牲者を悼む折り鶴型モニュメント。鶴の嘴は事故現場の方向を向いていて、高さ19.83mが1983年を、16枚の翅翼は遭難者の母国の数、269枚の白御影石は遭難者の人数を意味するそうです。

さて、宗谷岬公園の駐車場(宗谷岬の駐車場ではないw)からさらに丘の方へ向かいます。
これが
宗谷丘陵。
風車つき建物が宗谷丘陵天望休憩施設・アルメリア。
宗谷丘陵は、北海道遺産第1号。周氷河地形といって、約1万年前まで続いた氷河期に形成された地形だそうです。
アルメリアを越えて少し南まで散歩してみると、風力発電ファームが見えました。
ユーラスエナジーが57機設置したのかな。風力発電に関わる仕事したことあるので、興味あるので近くまでいってみたかったのですが、時間と体力wの関係でアキラメました。
この丘陵地帯は、実は宗谷岬公園そばまで宗谷岬牧場。牛が放牧されています。電流柵があるので注意です。
宗谷岬のちょっと東側に港があって、そこには北防波堤ドームと似た形をした、てっぺんドームというのがあります。その上から、宗谷丘陵を眺めると、こんな感じです。

このあと、宗谷岬のその名も「最北端食堂」で、ほたてラーメンを食べて昼食(笑)。
最後は、宗谷岬バス停・駐車場近くの
宗谷岬神社にお参り。特段の事情がない人がたどり着ける日本最北端の神社(のはず)です。


★稚内公園

稚内市街地に戻ってきてから、北門神社(本殿修復中)にお参りしてから、遊歩道をひたすら上って稚内公園へ。
宗谷岬でも見かけたけれど、北門神社でも、ロシア人集団と遭遇。
やはり、地理的に近いと経済的にも近かったり、交流があるのだなぁと思わされます。

氷雪の門。樺太であらゆる悲劇に遭遇した人への慰霊(そして望郷)の塔と像。

九人の乙女の碑。藤田弓子主演で映画化もされた「氷雪の門」で悲劇が有名になっている、真岡(現・ホルムスク)郵便局の9人の女性電話交換手の慰霊碑。ソ連軍に攻撃されながらの最後の電信の言葉がそのまま碑に刻まれています。

さらに、山?丘?を登って、
開基百年記念塔・北方記念館。
日本最北のタワー建築だそうで(苦笑)。展望台は海抜240m。
1階と2階は稚内・宗谷の歴史が分かる記念館。間宮林蔵(伊能忠敬の弟子的な存在で樺太探検した人・日本史の教科書にでてきますね)の生涯とか、稚内市の歴史とかの展示。
とにかく、サハリンとの繋がりを避けては通れない街だということが、バンバン伝わってきます。
尚、1階には廃止された天北線の記録・記念品も並べられています。
展望台からは、
利尻島(左)と礼文島(右)が見えました。

玄関前広場からの、ハートランドフェリー(利尻・礼文航路)とサハリン。

山を下りて市内へ。途中、氷雪の門の所の売店で、ソフトクリームを食べました。クマザサ味(笑)。

これで、観光日程終了。帰路につきました。

帰りは、乗換便の方が安かった!(←こういうことがあるとは予約するまで全然知らなかった)ので、新千歳乗換。
稚内からは、
DHC-8-Q400でした。
機内からは、夕映えの利尻富士がキレイに見えました。



オシマイ。
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「きみはいい子」

2015-09-12 23:10:31 | 映画
「そこみにて光輝く」の呉美保監督

子役の演技のネットでの評判が良かったので、観に行って来ました。

期待していなかったのに、涙ボロボロだった(σ∀俺)。
ってか、児童虐待(とその親)を描いたストーリーって、ちゃんと聞いていなかったから、心の準備が出来ていなかった(汗)。

原作3つのエピソードを同時進行のストーリーにまとめてます。

いまの日本社会で起きている(或いは昔から存在したものが顕在化した)問題を、描いてます。
子どもと親と学校と地域と。
ラストは観客への投げかけタイプ。

配役は、

高良健吾→学級崩壊しかねないクラス担任の新米教師役
尾野真千子→虐待母親
池脇千鶴→ママ友
高橋和也→先輩教師役で障害児学級担任

という布陣。低予算映画だろうのに、よく出演してくれたと拍手もん。

個人的には、各シーンで尾野真千子と池脇千鶴の間合いが絶妙だったなと。
でも、とにかくお芝居という意味では、子役陣に喝采。
んで、脚本含めて、監督は実に子どもを観察しているな、と。ガサツなオヤジ監督には、おそらく撮るのは無理な映画じゃないかと。
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杉浦日向子『二つ枕』

2015-09-12 01:59:26 | 本・コミック
杉浦姐さんの著作でも、コミックの方です。
吉原を舞台にした作品のオムニバス形式。
江戸の風俗に詳しい人ならではの作品。
浮世絵・春画っぽいテイストの絵に仕上げてらっしゃいますね。「合葬」とは違ってます。

それにしても、上京後、街を歩いて見物するときに、江戸からの歴史を踏まえて考察するように心がけてきたのに、今まで杉浦日向子サンの著作群という水脈に辿り着けなかったんだろ?ちょっと悔しい。
北方謙三サンの解説によると、北方サンが自称・一番弟子で、宮部みゆきサンも杉浦日向子サンを師匠と仰いでいるらしいけれど、ホントに納得です。

これからも、杉浦日向子を少しずつ読んでいこうと思っているところざんす。
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アンドレア・バッティストーニ指揮×東京フィルハーモニー交響楽団

2015-09-11 00:09:42 | ピアノとクラシック

9/10(thu) 於:サントリーホール

ハイ。バッティストーニが気になってまた行ってきました。
ふーん、彼の彼女はミラノに住んでいるのね(by プログラム)←どうでもいいはずなのに頭に残るw


ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲
ラフマニノフ(レスピーギ編):5つの絵画的練習曲
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲『展覧会の絵』

という、イタリアとロシアの橋渡しが意識されているような作品群。

簡単にコメントしていくと....

「運命の力」序曲
イントロのトランペットがちょっと音が割れ気味でオイオイと不安になったかな。
あと、フィナーレの盛り上げ方がやっぱりラテン系なのかしら?って感じ(笑)。

「5つの絵画的練習曲」
ここでも、2曲目「謝肉祭の情景」に、ラテン系のお騒ぎ感を感じるw。
ただ、なんか、全体的には、のっぺりした感じを受けたかなぁ。

「展覧会の絵」
最近はピアノでばかり聴いていて、ラヴェル編曲のオーケストラ版を聴いたのは久しぶりでした。
今日は、この曲に集中していたのかな?前2曲より気合いが入っている感じでした。
最初のプロムナードのトランペットのファンファーレ。僕のアタマの中にあったイメージと違って、良い意味で新鮮でした。
ほかの箇所やパートも含めてやっぱり、スラーとかテヌートでのリズムの作り方や強弱の置き方がツボりました。

んで、ビックリしたのが、ラストの「キエフの大門」。
まず、裏で支えるアルペジオ他のラインが、他のパートの音で、かすれ気味だったのは残念。もうちょっと調和が欲しかった。
それからフィナーレ。
とにかく、あんなにガンガン鐘を強く鳴らすキエフの大門は初めてでした(爆)。
あれ、ウクライナの土着系の泥臭い大地に聳えるキエフの大門じゃない気がする(笑)。
ロシアの都サンクトペテルブルクの奇麗かつ荘厳な感じでもない。つまり、東方正教会っぽくないんだよなぁ。
流麗で(そこそこ良い意味で)流れている軽い感じ。つまり、きっと、バッティストーニのベースの北伊の街の教会のイメージなんじゃないだろうか?


最後に、オケ全体として、もうちょっと、音に彩りというか色気というかが欲しいかなぁという感じ、
表情がもっと欲しいかなぁという感じはしました。贅沢言っているのは百も承知ですが(汗)。


まぁ、何だかんだで、バッティストーニのあの「リズム感」に、僕がハマっているのは間違いないwので、
しばらくは熱がつづきそうな感じです。年末の第九も行っちゃおうかな~って思ってるw。
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重松成美"BABEL"第5巻

2015-09-10 23:18:19 | 本・コミック
これで完結。
以前までのストーリー忘れちゃってたし、ちょっと観念的な感じで、理解し切れていない感じで、もう一度読み返し必要な感じ(汗)。
ただ、旧約聖書のバベルの塔とのアナロジー、あるいは、オマージュってことはわかりました。
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中野剛志「世界を戦争に導くグローバリズム」

2015-09-10 23:04:12 | 本・コミック
タイトルがちょっとセンセーショナルだし、グローバリズムという言葉が本文内容のキーワードであるけれどタイトルとして適切かは、ちょっと考えてしまうけれど、でも、冷静な論考。
政治・社会・経済・宗教の各左翼右翼の立場を問うことなく間違いなく読む価値ある本。

主に米国の外交(もちろん内政も含むのだが)方針の「理想主義」と「現実主義」のせめぎ合いが、いかに世界に影響を及ぼしているか。
そして、その影響によりどれだけ世界各地で紛争が起きてしまっているか、をまとめています。
時期としては、特に冷戦構造の崩壊後について。

日本として、米国のみならず、中国やロシアや中東との関係を考える際に、これまでの経緯から何を考えておかなければならないか。
この先を少しでも見通し、道を誤らないために。
モチロン、今般の安保法制にも関わることがらなわけです。


この本に書かれているような、非常に複雑な状況が厳然としてあるわけで、その中で慌てることなく最適解を判断するというのは、極めて難しいことだなと思いました。
と、同時に、この本の内容というか、これだけの状況をちゃんと理解できる政治家って、今の日本にいるのか?とメチャクチャ不安になる一冊です。
せめて、キャリア官僚さんには読んで理解しておいて欲しい一冊。


それにしても、中野剛志先生の著作は初めて読んだのだけれど、極めて明晰な分析をするお方でらっしゃるんですね。尊敬いたしまする。
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白井聡『永続敗戦論 戦後日本の核心』

2015-09-10 22:55:33 | 本・コミック
右派も左派も、戦後、共通の虚構に乗っかって戯れているだけじゃないかという提起をしている本。
米国との関係を中心にし、日本が置かれた環境を見つめ直すことにより、「戦後」とは何かを問う本。
「敗戦」の隠蔽の問題。国体という言葉の使われ方の問題。などなど。
領土問題にも、条約の条文を振り返ることにより、確認を行っている本。

白井先生の熱がスゴイですね...。文面からひしひしと伝わってきます。
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外山啓介ピアノ・リサイタル2015~オール・ショパン・プログラム~

2015-09-01 00:10:30 | ピアノとクラシック
於:サントリーホール

えぇと、レポートを書くのをサボろうと思ったのですが、関連キーワードで、ダイレクトにこのblogにアクセスしようと、検索かけて来る人が激増しているので(どうもありがとうございます)、簡単に少し書いておきます(笑)。

☆本編☆
エチュード第3番 op.10-3「別れの曲」
3つのノクターンop.9
(ノクターン第1番、第2番、第3番)
バラード第1番op.23
バラード第2番op.38
プレリュードop.28-15「雨だれ」
ワルツ第9番op.69-1「告別」
バラード第3番op.47
ポロネーズ第6番op.53「英雄」
バラード第4番op.52

★アンコール★
コントルダンス
ノクターン 第20番 嬰ハ短調 「遺作」


全体的には、ここ2-3年の外山クンの演奏がそうであるように、落ち着いている感じで、弱い音に意識的で、細やかさが出ている感じでした。
むやみに叩かなくなったというか。まぁ、昔は、向こう見ず(といったら失礼だけれど)な疾走感で突っ走っていた感じありましたが、さすがに、年齢もあるのか?(笑)若さだけに任せることはなくなったということでしょうか。
ただ、逆に言うと、こじんまりしちゃと言うか小さくまとまっちゃう、裏の面もあるのかな~?それが出てきたかな~?とは思ったりもします。
バラード第1番なんかは、昔の演奏より今回の方が、僕は好き(良いか悪いかはわからんですが)です。丁寧さが効いているんじゃないかなと。
ただ、気になっちゃうのは、やはり、以前からずっと気になっていて、ココでも指摘してしまったリズム感。
こっちを引き込んで欲しいんだけれど、楽譜通りというのか、グイグイ感がちょっと足りないというか。
「告別」なんかもそうなんだけれど、やはり、「英雄」でそれを強く感じるな~、と。

あと、ラストに挨拶するようになったのは、うれしい。
それに、ちゃんとマトモなトークできる。エライ。(これ、できない人はトコトンできなくて、何言っているんだか分からない状態になるのよ(笑))

それから、ビジュアルは、短髪のまま(←どうでもいい情報w)。
ただ、頼むから、この先、中年太りするのはやめてねってところ(笑)。
Comments (4)
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