LUNACY

cygnus' blog

坂口尚『石の花』全5巻

2023-04-17 22:30:56 | 本・コミック
KADOKAWA青騎士コミックスから2022年に再版された大判コミック版。

ナチスドイツがらみの作品とは聞いてたのですが、最近、ちょっと事情があってユーゴスラヴィアの歴史を調べることになり、映画『アンダーグラウンド』、岩波新書『新版 ユーゴスラヴィア現代史』と続けて読んだ作品。
これらで勉強したことは、歴史的には、ナチスと同盟を組んでいたイタリアもユーゴスラヴィアに侵略していたこと、また、ブルガリアも枢軸国側についたこと。

ただ、もちろん、当時の国際関係や、ユーゴ国内のグループ対立もさることながら、
やはり、描かれているのは、戦争の悲惨さであり、自由の大切さならびに困難さです。
少年の成長物語と絡められています。「はだしのゲン」ユーゴスラヴィア版みたいなところがあります。
第5巻にある、イヴァン対マイスナー、クリロ(主人公)andイザク対ブランコの問答の内容は、考えさせられますね。
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松本・梓川&波田の桜

2023-04-15 18:50:06 | 街・散歩・小旅行
2023年も東京で花見ができなかったので、遠征して花見。
長野県へ遠征して花見は人生2度目。4月9日に松本行き高速バス乗ってGO!。
アルピコ交通(いまだに松本電鉄のほうがしっくりくる(苦笑))上高地線に乗って波田まで。
いまは松本市に組み込まれたけれど波田と梓川の桜の名所巡りをしました。

梓川・北条の桜(墓地とリンゴ畑にそれぞれ一本のシダレザクラがあって、これは墓地の方)
梓川釈迦堂。
「ぼくのワンピース」の舞台。実は、わざわざ梓川まで来た動機となったのがこのコミック(苦笑)。

クルマやバイクでなく徒歩で巡っていたので、脚力にちょっと自信がなくなったので(むかしと違って無理しなくなった)、真光寺まで足を伸ばすのは断念しました。。。。


三溝の安養寺。
駅の駅名標の絵柄になっていますね。
一本一本に注目しても好い桜でした。

それにしても、なぜこの地域はシダレザクラばかりになっているんだろう?後で調べておこうか。
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『ベネデッタ』"Benedetta"

2023-04-02 22:30:23 | 映画
シネマジャック&ベティ
ポール・バーホーベン監督
第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品。

17世紀の修道院での実話を元にしたストーリー。

・恋愛と人類愛とキリスト教と信仰と奉仕について、こちらにも考えを問いかけられているんだとおもう。
・ペストの流行も、今般の新型コロナウイルス感染症の世界的な騒動を明らかに意識していたかと。
・セリフにも出てきていたけれど、どうしてもジャンヌ・ダルクを意識してしまう。
・キリスト教についての知識が、僕にもっとあったら、もっと深く理解できたのかもしれない。
・ローマ教皇庁(カトリック中央協議会)としては、コメントしづらい作品かもしれない。
・シャーロット・ランプリングの存在感はさすが。というか、また汚れ役。
 この役者さん、幸せになれるキャラクターを演じることがないよね。絶対タフだよ。
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