LUNACY

cygnus' blog

「コングレス未来会議」

2015-10-31 23:18:01 | 映画
2013カンヌ国際映画祭監督週間オープニング作品
スタ二スワフ・レム(『惑星ソラリス』)の小説を映画化
横浜シネマジャツク&ベティ

科学技術というか情報技術が進んだ先を想定したSF。
仮想現実や拡張現実が、われわれのリアルな実体・実態になったらどうなるか?

シュールなコミュニケーションの応酬をしているはずが(前半)、アニメーションの中でコミュニケーションしていかざるを得ない主人公。
前半のSFに出演せよというエージェント契約が、後半の伏線。


とりあえず、原作ほか制作サイドの想像力の射程範囲とその描写に唸りました。

ラストは観客が望む方向とは違うのかも。←あっているvsまちがっているで論じるのは、ちょっと苦しい(僕には)。

あと、姉弟を演じた子役陣に萌えw。
それから、カイトを飛ばしているカットの画的な美しさ・カメラワークも、なかなかかも。
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「テンプリズム」(6)

2015-10-31 16:24:52 | 本・コミック
曽田正人 (原案: 瑞木奏加)

このコミックは、リリースが早いなぁ。

ツナシ王子、復活!(笑)
第50話扉絵のヴァイオリン弾いている姿が何気にかっこいいねv(^-')b

でも、いまだに、タイトルの意味がつかみきれん....あれこれ想像はしているのだけれど。
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「顔のないヒトラーたち」("Im Labyrinth des Schweigens")

2015-10-25 00:48:58 | 映画
シネマカリテ
アカデミー賞外国語映画賞受賞

ドイツの恥部について、それを直視し、直視を呼びかけようとした検事(グループ)の物語。
かなりが史実ぬ基づくストーリー。

アウシュヴィッツの惨劇というものは、50年代までドイツ社会では葬り去れていたというのは、初めて知りました。
60年代に始まったアウシュヴィッツについての裁判で、世に知られるようになったんですね。
そして、この真実を明らかにして記憶していく姿勢が、のちのヴァイツゼッカー演説に繋がるのだな、と。
また、ナチスに関わった人・見て見ぬふりをした人がまだまだたくさんいる中で、また、世代間断絶を招くことでもあり、ドイツの人々には辛いことだったのだろうなということも。


はてさて、翻って日本はどうなのか。ドイツと比較することがいいかどうかはあるだろうけれど、真実を知って記憶する・歴史を直視することが、僕たちはできているのか。


あと、キャスティング。主人公の婚約者役で、『ハンナ・アーレント』の主演女優さんが出てはりますね。
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フジコ・ヘミング&N響の仲間たち

2015-10-19 22:37:33 | ピアノとクラシック
新宿文化センター

プログラム
1. ヴィヴァルディ「四季」全曲
2. ショパン ピアノ協奏曲第1番(弦楽合奏版)
3. シューベルト 即興曲
4. リスト ラ・カンパネラ

ヴィヴァルディの四季はN響のストリングスさんたち
ショパンのコンチェルトの指揮はマリオ・コシック
シューベルトとリストはフジコ・ヘミングのピアノソロ

初めて、フジコ・ヘミングを聴いてきました。
噂には聞いていたけれど、凄い衣装だわ(笑)。

まず、最初の四季のチェンバロにフジコさんが入るのかと思ったら違ったのね(汗)。
よく考えたら、この曲も通しで生で聴くのは初めてでした。
個人的には、「冬」の第一主題をもっとゆっくり聴きたかったなぁ~って(いや、あそこが好きなんですw)。

後半。
フジコさんの演奏を聴いていると、すごく不思議な感覚に引き込まれたんですよねぇ。
もちろん、男の人の弾く演奏と違って、女性らしく綺麗なんだけれど、それだけじゃない何かがある感じ。
最近、若いコの演奏ばかり聴いていたから、大御所演奏家の余裕みたいなものを感じたのかもしれない。


それにしても、プログラムがちょっと謎かな。
ストーリー性というか、ポリシーがちょっとよくわからない(苦笑)。
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「ブルーサーマル―青凪大学体育会航空部―01」小沢かな

2015-10-17 23:09:00 | 本・コミック
プルサーマルじゃありません。←コレじゃ原発だw。

BLUE THERMALです。日本学生航空連盟の情報誌が(も?)このタイトルなのか~。
ここにあるように
https://kotobank.jp/word/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB-1124157
このサーマルは上昇気流の意味ですね。

グライダーがネタの青春コミック。
飛行機好き空好きのせいか、絵柄はあまり好みじゃないけれど、手が出てしまった(笑)。
熱いキャラが揃っているし、ギャグもあるけれど、やっぱり勉強になる(そこかよw)。
メカ好きや航空ファンは、カバーを外してコミック本体を確認するのを絶対に忘れないこと!(笑)


数年前メンタル病んで辞めていった職場のいっこ上の先輩(ただ僕は浪人しているから年齢は同じ)が、学生時代、グライダーやっていたそうなので、そういう微妙な親近感というかもあります。

空知大介の名前の由来だけれど、空という漢字が入っている以外に、滑空場のある北海道の滝川が空知だからそこからとったのかな?

ただ、第1巻にしちゃキャラを多く登場させすぎじゃね?(笑)と、余計な心配もしてしまう作品。

つるたまがモノレール車内でラピュタの駅と口走る、天空橋。
実は、超ショボい橋な訳でw。
うまく撮れてないけれど、↓こんな感じなんだよね(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/blaue_flugel/e/f9090d6bc5719062b314255f32f11129
名前負けの最たる例だわw。
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『応天の門』(4)灰原薬

2015-10-17 23:01:32 | 本・コミック
これも、もう第4巻。

登場人物が増えてきましたねぇ。今回は(ストーリー上の)宴会の面々で、一時的な部分もあるでしょうが。
個人的には、藤原常行がちょっと気になるな...。

密貿易の汚職と都の治安ですか。ふむ。
今後もまだまだ続きが楽しみ。
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「ちはやふる」第29巻

2015-10-16 23:54:07 | 本・コミック
とりま、瑞沢が、超辛勝→全国大会出場と。

仕方ないとはいえ、北央のキャラの各自の設定細かいなぁ。そこまでやらなくても、という気もしたけれど。
ただ、ヒョロの涙ぐましい作戦とリーダー意識については、うまく描けていた感じ。

さて、太一がどうチームに戻るか
(笑)。

巻末4コマの新にもワロタw。
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『岸辺の旅』黒沢清監督

2015-10-16 23:33:07 | 映画
第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・監督賞

湯本香樹実原作

あぁそういえば、黒沢清監督ってこんな映画(ストーリー&音楽&映像)撮るひとだったっけな~、と再認識してしまう映画でした。
幻と現を往き来する世界は、僕は、好きです。

この主役の女優さん名前が出てこない~><状態になってムズムズ(笑)←深津絵里

青山真治監督や岩井俊二監督に出演していた浅野忠信だけれど、黒沢清監督作品では初めて観た気がする。

蒼井優は、ほかの映画で観てきた感じでは、もっとお芝居できそうな気がしたけれど。

首藤康之も俳優の仕事増えたね。バレエダンサーだったと知らない人もいるのかも。
ただ、長谷川博己と間違えかけた(大恥)。
あと、高橋洋どこにいた?気がつかなかった(汗)。
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『合葬』(実写映画版)

2015-10-01 23:47:23 | 映画
原作: 杉浦日向子のコミック
上野戦争の彰義隊に参加した若者を描いた作品

主人公の血気盛んな秋津極に、柳楽優弥
ヘタレで気弱な仲間の吉森柾之助に、瀬戸康史
頭脳派の福原悌二郎に、岡山天音
冷静な兄貴分の森篤之進にオダギリジョー
というキャスティング。各キャラ設定と各俳優さんオーラ考えたらハマっていると思う。

キャスティング自体は良いのだけれど、
とにもかくにも端役まで含めて、お芝居が粗い。ちょっとした演技の大根ぶりや台詞のこなれなさにテンション下がることしばしば。
いや、素質ある役者さんたちだと思うので、おそらく準備不足・練習不足なのだと思う。悲しいけれど、ビジネスの事情かなと。


それより気になるのが、脚本。
原作にない部分の付け足し、つまり脚色した部分は、失敗が多く、ちょっとヒドイかな。このうち、最悪なのがラストね。
茶店(瀬戸康史が団子を食べていたところ)や写真館で撮った写真の3人の席次は、役者の背丈などの事情があるだろうから、まだわかる変更なのだけれど。


これで、120周年記念でいいんですかい?松竹さんよ。
それでモントリオール出品とか、監督ほか制作は恥ずかしくないのかな?


ただ、この原作自体は好きなので、いろんなキャストで観てみたい気がする。
お芝居で言う、ダブル(以上)キャストで。
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