タイトルがちょっとセンセーショナルだし、グローバリズムという言葉が本文内容のキーワードであるけれどタイトルとして適切かは、ちょっと考えてしまうけれど、でも、冷静な論考。
政治・社会・経済・宗教の各左翼右翼の立場を問うことなく間違いなく読む価値ある本。
主に米国の外交(もちろん内政も含むのだが)方針の「理想主義」と「現実主義」のせめぎ合いが、いかに世界に影響を及ぼしているか。
そして、その影響によりどれだけ世界各地で紛争が起きてしまっているか、をまとめています。
時期としては、特に冷戦構造の崩壊後について。
日本として、米国のみならず、中国やロシアや中東との関係を考える際に、これまでの経緯から何を考えておかなければならないか。
この先を少しでも見通し、道を誤らないために。
モチロン、今般の安保法制にも関わることがらなわけです。
この本に書かれているような、非常に複雑な状況が厳然としてあるわけで、その中で慌てることなく最適解を判断するというのは、極めて難しいことだなと思いました。
と、同時に、この本の内容というか、これだけの状況をちゃんと理解できる政治家って、今の日本にいるのか?とメチャクチャ不安になる一冊です。
せめて、キャリア官僚さんには読んで理解しておいて欲しい一冊。
それにしても、中野剛志先生の著作は初めて読んだのだけれど、極めて明晰な分析をするお方でらっしゃるんですね。尊敬いたしまする。
政治・社会・経済・宗教の各左翼右翼の立場を問うことなく間違いなく読む価値ある本。
主に米国の外交(もちろん内政も含むのだが)方針の「理想主義」と「現実主義」のせめぎ合いが、いかに世界に影響を及ぼしているか。
そして、その影響によりどれだけ世界各地で紛争が起きてしまっているか、をまとめています。
時期としては、特に冷戦構造の崩壊後について。
日本として、米国のみならず、中国やロシアや中東との関係を考える際に、これまでの経緯から何を考えておかなければならないか。
この先を少しでも見通し、道を誤らないために。
モチロン、今般の安保法制にも関わることがらなわけです。
この本に書かれているような、非常に複雑な状況が厳然としてあるわけで、その中で慌てることなく最適解を判断するというのは、極めて難しいことだなと思いました。
と、同時に、この本の内容というか、これだけの状況をちゃんと理解できる政治家って、今の日本にいるのか?とメチャクチャ不安になる一冊です。
せめて、キャリア官僚さんには読んで理解しておいて欲しい一冊。
それにしても、中野剛志先生の著作は初めて読んだのだけれど、極めて明晰な分析をするお方でらっしゃるんですね。尊敬いたしまする。