LUNACY

cygnus' blog

『ビューティフル ボーイ』

2005-10-31 09:02:04 | 映画
@シネマスクエアとうきゅう
原題は"Beautiful Boxer"。タイ映画。

女の子になりたかった(そしてなった)、ムエタイ・ボクサーのパリンヤーの実話を元にした物語。
男の子に生まれて、成長してボクサーになって、化粧をして斗うようになって、ボクサーとして成功して、引退して性別適合手術(←性転換とは最近は言いません)を受けて、なりたい自分になるまでを描いたストーリィ。
女子プロレスラー井上京子が汚れ役で出演しています(元の実話そのままらしい)。
音楽もよかったです♪
格闘シーンも本格的。
デジタル編集もマル。

クイア映画として、佳い一本。
トータルで、「売り」か「買い」かと問われたら、オイラ的には「買い」です◎
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『空中庭園』

2005-10-24 09:01:37 | 映画
是非観るべし!!

崩壊しかけた家族。
----でも、結構、こういうのがリアルな気がする。

そして、より強い絆になることを暗示させるようなエンディング。
「家族とは何か」を考えるのに良い作品。

監督が逮捕されたという話題が先行して、それは、残念だけれど、今月観た映画では一番の佳作でした。

あと、役者の演技も良かった。
とくに、大楠道代さんにツボ(笑)。
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芸術祭十月大歌舞伎『廓三番叟』『加賀見山旧錦絵』

2005-10-16 19:30:34 | 歌舞伎・古典芸能
@歌舞伎座


※『廓三番叟』: くるわさんばそう
 『加賀見山旧錦絵』: かがみやまこきょうのにしきえ

人生三十過ぎて初めての歌舞伎観劇(恥爆)。
でも、地方出身者なんだから、コレはしょうがないよね。

とにかく思ったのが「美しい」ということ。
衣装も舞台背景美術も役者の所作も。
日本人の昔の美意識ってスゴイ。
それから、プログラム(筋書き)買ったせいもあるけれど、イヤホン解説なしでちゃんとストーリーフォローできました(ホッ)。
それに、だいぶわかりやすいセリフだね。
ま、そんなに敷居が高くなくて安心したってこと。
ただ、ミュージカル一般より観客のマナーちょっと悪めで少々おどろき。

『廓三番叟』は短い主に舞踊+謡いの舞台。
吉原が舞台だけに華やかさがありました。

で、メイン(笑)の『加賀見山~』。
 ※加賀見と鏡が掛詞になってます。
俗に"女忠臣蔵"とも呼ばれるこのお芝居。
女形(おやま)三人がメインで物語が進みます。
今回、不遇の死を遂げる「中老尾上」のが玉三郎で、いびり役「岩藤」が菊五郎。仇討ち「お初」が菊之助。
 ※コレは近年のスター陣を考えると、
  かなり良いキャスティングと直感が働き
  頑張ってチケット取得したのよ(笑)。
菊之助を前々から注目していたってのもある。三人三之助で評価しているのコイツだけだし(笑)。
でも、実際、舞台観ていたら、玉三郎の演技に引き込まれた(笑)。
菊五郎サマも、上手く笑いをとってくれるし。ヒールも良いね(笑)。
菊五郎、菊之助の親子とも屋号が「音羽屋」だからさ(当たり前だ(爆))。
掛け声が、「音羽屋」の連発(笑)。あ、最後は、菊五郎に対して「七代目!」があったな。
でも、あの掛け声って、もしかして、サクラ? って感じた(笑)。

それから、今回の収穫(笑)?
大姫役の隼人くん(萬屋)。メチャ可愛くてキレイなお姫さま(笑)。エリザのチビルドや、M!のアマデみたい。
いやぁ、発声の仕方とか台詞回しをちゃんと訓練したら、いい女形になりそう。
つか、僕の中で、もうすでに、『娘道成寺』出演決定(爆)。
あ、やっぱり、その前に菊之助でも↑を観ておきたいな(笑)。

劇場はね。立て替えが決定したけれど、雰囲気はいい感じ。
客の居場所や通路などのスペースは、どこも狭いですけれどね(笑)。
あ、舞台の上手から下手まで幅が広くてビックリ。
また、花道が見えないからできる限り1階席で観るべきだね。やはり(泣)。
座席は貧相で貧相で(笑)。前の人との間隔も狭いし(笑)。
あ、だけれどね。トータルでみて、まだ作って10年前後の京都駅ビルにある京都劇場より遙かにましだったりする(笑)。くたばれ某建築家(笑)。
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『メゾン・ド・ヒミコ』

2005-10-16 09:00:54 | 映画
@池袋シネマサンシャイン

う~ん。微妙(笑)。
結論から言うと、同じ制作スタッフでは、『ジョゼ虎』の方が良いな~。
とっつきはじめのテーマというか題材は良かったと思うんだけれど。
久保田プロデューサーって岩井俊二監督のも手がけたりしているから、ちょっと期待が大きすぎたのかも(笑)。

なんかどっか違うって感じがするのよね。
ゲイのメディアを通して、エキストラのような役を、ゲイユース募ってオーディションして参加させていたのは知っていたのだけれど、ごくわずかしか出てこないし(笑)。老人ホームに遊びに来る大学生達ね。

あ、やっぱり、オダギリジョーは結構好きかも(笑)。

ストーリーの話省いて役者の話を少々(笑)。
山崎さん役の青山吉良さん。
ストレートプレイを小劇場で二回ほど観たことあります。ゲイであることを公表している俳優さんです。一度ニチョのとあるお店でお顔を拝見していたりします(笑)。でも、クラブでの演技は迫真ものでした。
老人ホームに遊びに来た大学生役の一人の早瀬知之くん。
フライングステージの舞台も何回か観に行っているから、即座に認識(笑)。
それから、藤井かほり。
いっつも、スクリーンのエンディングロールで名前がクレジットされてから、「どこに出ていた?」ってなっちゃう人(それでも思い出せないこともあったりする(笑))。ゴメンナサイねぇ。岩井監督のものでもよくそうなりました(笑)。でも、今回は、思い返して気がつきました(笑)。今度からは、エンディングではなく、ストーリーの演技中に気づけるように努力しますm(__)m。

そうだそうだ。
今回、一番面白くて愉しかったのは、実は、ミュージカル映画を取り入れたシーン。
尾崎紀世彦の『また逢う日まで』のアレンジ。みんなで、踊りまくるトコロ。あそこは好きだ。
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『恋愛ホテル LOVE×HOTEL』

2005-10-12 19:29:07 | 舞台[その他]
@アートスフィア

全く観る予定無かったのに、諸般の事情により急遽観ることに。
自分がアホをかましたのせいで、お芝居の最初の10分くらいのアッキートークの内の前半分聞けずじまい(笑)。

芝居のナカミは、まぁまぁ。可もなく不可もなく(笑)。
あんまり、のめり込めなかったというか。
役者の演技は良いのだけれどねぇ。
アレだったら、コミックの方が面白いかも~って、ついつい思っちゃうんだよね(笑)。
アドリブに「アキノリ!!」を使っていたのが笑った(笑)。

最後にゲストとして、アッキー(中川晃教くん)が、ナマ歌を聴かせてくれました。
でも、一曲だけ(笑)。当たり前か。テーマソング『愛したあなた』。
やっぱり、アッキーのナマ歌は良いね♪


あ、そうそう。
劇場でもらったフライヤーでわかったんだけれど、来年2月。
小栗旬主演の舞台。蜷川演出だから、例のごとく、洋さんと月川くんが出るんだ。
で、月川くん。名前が変わってるの!! 「勇気」くんが「悠貴」くんに!! Σ(◯o◎;)
つか、また女形かいっ(爆)。
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『アバウト・ラブ/関於愛(クワァンユーアイ)』

2005-10-10 09:00:05 | 映画
@東京都写真美術館(恵比寿)
本日二本目の映画鑑賞(笑)。

東京・台北・上海の三都の若者恋愛描像もの。『三都物語2005』って名付けて良い(爆)。
フライヤーに曰く「コトバの通じない2人が織り成す、3つの出逢い。」
オフィシャルサイトは、ココ。

『ぴあ』の観客採点評価が低くてですねぇ(笑)。実は、期待していなかったんですよ(笑)。
ただ、予告編見ていて、「都市とその情景」が描かれているってのがわかってたから、それを観に行ったつもりだったの。
それに、陳柏霖(チェン=ボーリン)くんが見たかったの。デビュー作の『藍色夏恋』って台湾(+フランス)映画見てから気になるコ(笑)だったから、彼を見られればいいやと。
と・こ・ろ・が、.゜*。+イィ(・∀・)!!+。*゜.
というか、ボク、この映画好きです(爆)!!

東京、台北、上海で、それぞれ、テーマが「イ尓好(←漢字出てこない[ニイハオ])」「謝謝」「再見」となっていて、日本人と中国人(台湾人)との恋愛三題オムニバス形式です。だから、メインキャストは2x3=6人だけ。
また、手紙や電話でしか登場しないけれど、以前からの恋人と別れる場面で、そのもと恋人は「スペイン」にかかわっているというのも共通項。

東京は完全にロケ撮影のみだと思った。
台北はヒロインの部屋の中がスタジオかも。
あと、上海も、主役の塚本高史が下宿するところは映画村みたいなロケセットの中かも。

で、東京のトコロは下山天監督。台北や上海は、台湾人かな?・中国人かな? が担当。
下山監督作品を観たのは『イノセントワールド』(桜井亜美の小説の映画化)以来かな。
でも、今回も、あの監督の好きな画の構図がよくわかります(笑)。
東京編は、ほとんど渋谷のロケ。というか、渋谷だらけ(笑)。

で、個人的な興味もあってさ。陳(チェン)くんが一番良かったw。
いやぁ、『藍色夏恋』の頃は少年っぽさがあったけれど、今や、完全なイケメン(笑)。
演技もソコソコやってのけるけれど、表情が良いのよ(笑)!!

台北編も加瀬亮。オイラと同い年。いい演技しているよ。
あ、三都とも、ヒロインがもそれぞれの土地柄というか、それぞれの国民性みたいなものを、良い雰囲気で醸し出していてナカナカ。
上海編では、最後のコトバのトリックにやられたって感じ。

「コトバが通じない」「片言しかしゃべれない」が前提にストーリーが作られているんで、日本人のしゃべる中国語が下手だとか、中国人のしゃべる日本語が下手だとか言ってはいけません(笑)!!
フライヤーのコピーにも「コトバより大切なもの」、「<コトバを超える>ロードショー」ですから(笑)。

映像はどこもキレイです。
最近の日本映画では標準的な感じ。

にしても、いろんな言葉や文章で、お互い「好きです」って伝えている・伝えようとしているのに、「我愛イ尓」がなかったな(笑)。

ストーリー・背景作り込み:☆☆☆★
人物作り込み:☆☆☆
音楽・美術・衣装:☆☆☆★
印象に残ったか:☆☆☆☆ (←陳くん贔屓だから(笑))
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『山中常盤』

2005-10-09 08:59:23 | 映画
@ポレポレ東中野
超久しぶりに行ったこの映画館(笑)。旧BOX東中野。

『山中常盤』の絵巻に古浄瑠璃の音楽を乗せた形の映画。
ただ、ドキュメンタリー形式というか解説が最初と途中に出てきます。

『山中常盤』ってのは、牛若丸の母親の常盤御前が中仙道の美濃国山中宿で殺されてしまい、牛若丸その復讐を遂げるお話。
そして、その江戸時代に絵巻を作った絵描き(名前忘れた)の生涯と重ねてます。

でも、この映画は実映像が余計だと思う(笑)。
なんか、下がるのよ(笑)。実映像の解説だけまとめて全部最初にしてくれればいいのに。

あと、超ゆったりしているのですが、寝ている人を見かけなかったのが不思議(笑)。まぁ、確かに、物好きじゃないとこの映画を観ようと思わないかも(笑)。

にしても、今もそうだし、過去何回も大河ドラマとか単発ドラマとかになっているし、スゴイよね。義経ネタってさ(笑)。
ことわざでも、「判官贔屓」だの「勧進帳を読む」だの。日本人好きなんだねぇ(笑)。
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