LUNACY

cygnus' blog

碧也ぴんく『星のとりで』第3巻

2019-04-30 22:30:50 | 本・コミック
第2巻までのストーリーを早くも忘れ気味。。。

それにしても、この箱館戦争の展開は歴史の勉強で知っているにもかかわらず、何でこんなに魅力的なストーリー(ないしエピソード)とキャラ達に感じられるんだろう?不思議だ。

そして、特に本巻で大事なのは、背景に北海道駒ヶ岳がいちいち控えている点。これ実は大事なのじゃないかな。
五稜郭や箱館に居を構えた彼らは当時は北海道駒ヶ岳を見て何を思っていたのか?気になりました。
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『芳華-Youth-』

2019-04-29 22:04:52 | 映画
恵比寿ガーデンシネマ
フォン・シャオガン監督

深いドラマでした。
青春恋愛映画なのだけれど、この文字列で表記するといかにも安っぽくなるな。。。
チェン・カイコー「さらば、わが愛 覇王別姫」のような、長編のいくつもの波乱のあるドラマです。

時代背景的に、僕も生きていた期間もそこそこ重なっているので、近現代の中国の変化も感じとれたつもり。

あと、映像的な部分で、岩井俊二監督テイストのようなものを感じました。
それから、女優さんが美人揃いなのだけれど、なかでも穂子を演じた女優さんがメチャ美人。
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犬童千絵『碧いホルスの瞳』第6巻

2019-04-29 18:39:08 | 本・コミック
起伏の多いストーリーですね。。。
タフな女性の生涯の物語だから、当然ではあるのでしょうけれども。
読む方は、不安が続く感じというか。
本巻も曲者が出てくるし、トトメスの台頭を予感させるし、今後の波乱が提示されていますよね。

あと、本巻、表紙のハトシェプストが<碧きホルスの瞳>その文字通りの絵柄になってますね。

それから、早くももう第6巻なのに、まだ、ときどき「碧い」じゃなく「碧き」と間違えるなるんだよな。
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15年ぶりの小樽の街

2019-04-29 16:06:09 | 街・散歩・小旅行
2019年4月14日(日)午前に小樽の街を散策しました。
ココ↓
https://blog.goo.ne.jp/blaue_flugel/c/3083369f3e295ad6c3c762c370a4f5a5
の記録の時以来、14年半ぶりにこの地を踏みました。
この記録からもわかるとおり、そのときは、翌朝のフェリーに乗るために前日の小樽入りという意味が強く、夕暮れ時からの散策でした。
「北の(or小樽)ウォール街(金融街・銀行街)」もライトアップされているとはいえ、当時はデジカメも持っていなかったので、今で言うガラケーによる撮影でした。
今回、改めて、訪ねて撮影し直してきたという感じです。
なお、やはり、都市・都会に興味があるので、北のウォール街の建造物の写真が中心になります。
観光客で溢れ旧軽井沢然としてきた、堺町通りのガラス工房群の街並みは撮っておりません。

ま、まずは何はともあれ、超ド定番の小樽運河を先に挙げておきます。


もうひとつ。船見坂。ココに面したホテルに泊まりました。14年半前と同じ。

岩井俊二の映画"Love Letter"でもロケに使われたんでしたっけ?

以下、西から順に参ります。
名称は現在の使われている施設名ではなく、昔の建造物としての名前になります。
なお、旧北海道銀行は本店、それ以外の銀行の建築は小樽支店となります(略します)。
また、全ての建物の中を観られなかったのは残念でした(とてもじゃないが時間が足りない・お金も飛ぶ...。)
内部まで観てきたのは、小樽芸術村となっている旧三井銀行&旧北海道拓殖銀行&旧高橋倉庫、それから辰野金吾設計による旧日本銀行です(資料館になっています)。

旧安田銀行
旧小樽倉庫
旧四十七銀行
旧後藤商店ほか
旧商工会議所
旧三井銀行
旧三菱銀行
旧北海道拓殖銀行
旧日本銀行
旧北海道銀行
旧三井物産
旧高橋倉庫
旧名取高三郎商店
旧百十三銀行
旧金子元三郎商店
旧国立百十三銀行
旧北海雑穀

これより東側の堺町通りは撮影自体を省略。人で混んでいたので。
また、旧ウォール街のような重量級の文化財建造物も少し減るので。
北一硝子で、ガラス細工を観たかったのですが、炉がメンテナンス中でした...。

とりあえず、かつて、小樽の街が、どれだけ、内外交易とそれに伴う金融で栄えていたかということを、改めて思い知らされました。
あとは、観光都市としてなら、景観のために電線地中化をもっと進められるといいですね。

そして、ここまで書いて思ったのが、僕は港町好きでもあったなということ。
函館、横浜、神戸、長崎。間違いなく、小樽もその流れの中にもありますね。
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里中満智子『かたづの! 八戸・遠野の女大名「清心尼」』(中島京子-原作)

2019-04-27 19:36:56 | 本・コミック
集英社

とにかく、岩手県盛岡市出身なのに郷土史を知らないことを思い知らされました。

不来方城を構え盛岡の街の基礎を作ったのが、南部利直公です!
...とまでは、覚えていたんだけれど、その南部利直ってどんな人だったかを知らなかった。
九戸政実のことも、蝦夷の伊加古のことも知らなかった。

不勉強でしたわ。

不遇で波瀾万丈に満ちた主人公・清心尼の生涯は、ものすごくタフな精神に支えられていたことを痛感します。
郷土にこのような人がいたことを誇りに思います。
そして、命の大切さを訴えるストーリーでもあります。僕なりにしかと受け止めました。
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恩田陸『蜜蜂と遠雷』(文庫版)上・下

2019-04-24 01:06:32 | ピアノとクラシック
やっと読み切りました! 映画化されると聞いて、慌て気味でしたが。アニメ化もあったんかい(汗)。 正直に言います。映画化決定して、書店で再度横積みになるまで、「蜂蜜と遠雷」だと思ってました(恥)。 率直な通読感は、青春群像劇だなというものでした。 学園モノまでいかないけれど。 色恋も淡い段階でとどめているのも含めて。 とりあえず、音楽をその感触(演奏も聴覚も)を文章化するのは、すごい力だなと思いました。 改行が多い気もしたけれど、まぁ気にしない方向で。 読み始めてすぐに、浜コンがモデルになっているなとわかりました。 僕は、この手のものは、日本音コンの本選を2回聴きに行っているのだけれど、そのことを思い出しました。 だからというわけじゃないけれど、本作では、本選の描写が、ちょっとアッサリだったかなという気もしました。
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「赤い雪」甲斐さやか監督

2019-04-20 21:37:39 | 映画
UPLINK吉祥寺
見損ねていたのを再ロードショーで観られた。

キャスト選定がよいので、お芝居もよき。
永瀬正敏も菜葉菜もいい役者だと再認識。

暗いけれども、人間を描いたこういう作品はよいと思う。
本年に観る邦画ベストになるかも。
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猪ノ谷言葉「ランウェイで笑って」第10巻

2019-04-19 07:58:49 | 本・コミック
新章突入ですね。

花丘っちゅうキャラは、ホントにこのあとどう使われるんだろ?育人にとってどういう存在に?まだ読めないな。

一通りファッションビジネスについては、知っているつもりだけれど、それでもふしぎとこの作品は面白いんだよな。

「俺」という第一人称で、本人の自我の変化を提示するのも、アイデアよね。(その必要があったのかはともかく)

ちゃんとラブ分も入っていて、アオハル作品のフォーマットを外してないしっ(笑)。
しかも、何故か(本当に何故かわからんが)、千雪に振り回される育人に「海がきこえる」の拓がカブってきたし(謎)。


それにしても、この作品がここまで長く続くとはなぁ。1~2巻の頃は、てっきり、専門学校のコンテストで優勝で未来を提示して終わり(それも人気次第で折られる)と思っていたから、うれしいぞ。

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ロジネットジャパンチャリティーコンサート2019

2019-04-14 12:49:12 | ピアノとクラシック
札幌コンサートホールKitara

指揮:佐藤俊太郎
演奏:札幌交響楽団
ピアノ:外山啓介

第I部
・エルガー 行進曲「威風堂々」第1番
・ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73「皇帝」
・(外山啓介アンコール) シューマン 「トロイメライ」

第II部
・ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲)
・(アンコール) サティ 「ジムノペティ」(ドビュッシー編曲)

ついに外山啓介くんの演奏聴くためkitaraまで来てしまいました。天神のアクロスとどっちが(東京から)遠いんかな?(笑)←遠い方が遠征最遠記録w。

札響も佐藤俊太郎さんの指揮も初めてでした。
弦楽器も管楽器も打楽器のようにズドドンと低音を鳴らす印象。
威風堂々のときに思ったのは、ホルンさんが上手い。

皇帝ですが、以前と同じように、そつなくオケもピアノも弾ききった感じ。
外山啓介くんも、いつもの通りオケに息をあわせる演奏で、人によっては主張が弱いと言われるかな?
綺麗な演奏も安定的だったかと。
いま思うと、もっと音鳴らしてもよかったのかも。
んで、アンコールのトロイメライが最強。

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山下和美「ランド」第8巻

2019-04-13 08:37:09 | 本・コミック
ストーリーが動いた感ありましたね。

とくに、本巻は、宮台真司先生がよくおっしゃる社会と世界じゃないけれども、認識できる範囲とその外に広がる時空の意識のことを、よく考えました。

あと、やはり、山下和美先生の絵柄(とくに少年)が好きでなのも、この作品読み続けている理由のひとつなのかもしれない。
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『開演のベルでおやすみ』第1巻

2019-04-13 08:35:39 | 本・コミック
今越章了(あきたか)

高校のゲキブがコミックに、しかもジャンプの集英社ですよ、おにいさん!(笑)

でも、ゲキブに男子がこんなにいたか?今はこれがリアルなのかもしれないけれども、僕の高校時代は、男子実質ゼロじゃなかったかな?(高校1年の時に3年にひとりいただけ)。
しかも、スクールカースト上位層がいるような感じじゃなかったと思う。

まぁ僕もクラス劇&有志団体劇でしか演劇の舞台には経ったことないけれども。。。。


ただ、すばるの性格。これ、すごく共感するんだよな。
思い込みがあれこれ暴走する感じ。


あと、絵柄見ながら、再確認できたこと。それは、僕は鎖骨フェチということ(爆)。
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「ワンルームエンジェル」

2019-04-13 08:26:36 | 本・コミック
はらだ

「はらだ史上、最も優しい」ってオビにあるけれど、確かに表向きはそう。
でも、やっぱり、はらだ作品。しっかりエグいというか、刺さるものがあります。
また、オビに、BL臨界点!って、あったけれど、そもそもBLという感じがしませんでした。

作品を読むたび、はらだ先生は、どんな経験をなさってきたのか気になります。。。。どうすれば、こんな描写というか構成が思いつくのか?
それから、個人的にもっとも共感したのが、51ページの画。いまの僕がこういう感じでやられてしんどい気持ちになっているんだよな。
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『さよならミニスカート』第2巻

2019-04-07 23:25:09 | 本・コミック
牧野あおい

一気に話題沸騰した感じだなぁ。
発売日に買っていたんだけれど、やっと読みました。

読んでいて、息継ぎが大変というか、緊張しまくるよ。第1巻からだけれど。このストーリー。
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「B面昭和史 1926-1945」半藤一利

2019-04-07 13:53:43 | 本・コミック
平凡社ライブラリー。

待ちに待っていたソフトカバー版。
沢地久恵さんとの対談も収録。

半藤氏の「昭和史」と合わせて読まねばならない一冊。
オビにあるように「私たちはいかにして戦争になびいっていったのか?」が、
(おそらくわれわれに届きやすいように、また、B面らしくするために)口語体で書かれていて、読みやすい。

戦前の昭和史についてはー明治史・大正史もだけれどー、ことがらを西暦で覚えてきたから、元号の昭和での編年体は新線だったし、この昭和年号による記述でないと、感覚的にとらえにくいものがあるのだな、と感じました。
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