LUNACY

cygnus' blog

端野洋子『はじまりのはる』既刊3巻

2017-03-28 00:14:17 | 本・コミック
福島の浜通りの若者(とくに高校生)の、震災と原発事故と、その後の葛藤について描いたストーリー。
1巻ごとに、一応完結していく感じ。

どの巻でも、威勢のいい行動派キャラ×優しい熟慮型キャラの組み合わせになっていて、どうしてもジブンと後者を重ねてながら読んでしまいました。
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岩明均『ヒストリエ』(10)

2017-03-24 08:09:01 | 本・コミック
アレクサンドロス(まだ王子)の活躍のお話。

相変わらずの、残酷なのに冷静という体温の低さが、岩明先生の筆致(コミックにはフツー使わんかもだけれど)だなぁ。
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『わたしは、ダニエル・ブレイク』

2017-03-19 23:32:16 | 映画
ケン・ローチ監督
第69回カンヌ国際映画祭パルム・ドール(2度目)

いつも通りのケン・ローチという感じ。
すなわち
労働者(階級)の生き様×権力批判(台詞だけでなく劇中のアクションでも)×人間の尊厳
がテーマ。

聞き取れなかったから実際何と言ったのかわからないけれど、「イートン校のブタ」というフレーズには、ウケた。
真っ先に、連合王国の前首相キャメロンの顔が浮かんだもんな(笑)。


ほか、制作的には、今回は暗転の利用が多かったかな?
あと、ヒロインさんキレイすぎ....。
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国指定名勝 伝法院庭園特別拝観

2017-03-19 16:54:20 | 街・散歩・小旅行

右手に東京スカイツリー。
左手の五重塔は修復中で、残念な画に...orz。


浅草寺はスゴい人だかりでした。
人生で、三度目だったけれど、休日に来たのは初めてだったかも。

浅草寺の山号が金龍山というのと、歴史が西暦628年に遡るというのも、本日の勉強事項。
ココで絵画の文化財には、仏画が少なくて、武士の絵が多かった印象。


そして、ほぼ100年前。僕のひいばあさん(母の母の母)が、上京して、この浅草あたりに暮らして神田の学校へ通っていたんだよなぁ...。
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吉川景都『子どもと十字架 天正遣欧少年使節』(上)

2017-03-19 00:41:16 | 本・コミック
長崎とかカトリックとかへの興味からたどり着いたように記憶しているこのコミック。

丸みをおびた輪郭線の多い絵柄ですし、ガンガン攻めてくる迫力はないのですが、それでも、2回涙しました。
そして、4人それぞれの性格の違いの描き分けがうまい。

というか、連載は完了しているみたいなのですが、下巻が出される前に掲載雑誌終了で、下巻は出版されていないままとのこと。残念すぎる。すごく読みたい。

一点だけツッコミ。
第一節で、「礼拝」って言葉が出てくるけれど、これは、カトリックではなくプロテスタントの言葉かな、と。
ミサとかお祈りとか、もし時代考証上問題なければ、オラショとかでもよいのかもです。
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「ラジエーションハウス」(3) 横幕智宏[原作]×モリタイシ[漫画]

2017-03-19 00:30:04 | 本・コミック
これも、3巻。

というか、人間模様というか、読ませるドラマを、キチッと作っていこうとしているなぁという印象。
技術コミックを避けるための努力がすごいというか。
だから、面倒くさいキャラばかりになっている印象(笑)。いや、嫌いじゃないよw。

しっかし、まじめな話、現代の病院って、技師さんいないと成り立たないだろうなぁという思いを強くするわ。
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『レッドタートル ある島の物語』

2017-03-19 00:17:33 | 映画
第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門特別賞受賞
ジブリ協力(鈴木敏夫プロデューサー&高畑勲アーティスティック・プロデューサー)のこの作品。

台詞なしなんですね。
アーティスティックで綺麗な映像でした。特に、広角俯瞰の映像が多く、アングル的に僕の好きなところが多かったです。
フライヤーやポスターのクレジットに「どこから来たのか どこへ行くのか いのちは?」とあって、確かに、ゴーギャンっぽい画でもあるわな、とも思いましたわ。

ストーリーは、「青い珊瑚礁」みたいな感じと言ったら怒られるだろうか(汗)。

あと、3.11を意識したのかな?というシーンもあったけれど、制作に10年というから、違うかな。
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夏目イサク『花恋つらね』既刊2巻

2017-03-14 07:46:53 | 本・コミック
紀伊國屋書店の店頭の宣伝に釣られて購入←ヲイw。

ラノベの「カブキブ!」と同じく、歌舞伎ネタ。
「カブキブ!」は学園部活動としての歌舞伎だけれど、こちらは、梨園の御曹司のDK同士カップリングのBL(笑)。

ラノベにしろ(←チラリと立ち読みだけれど)、コミック(←しかもBL(笑))にしろ、歌舞伎について全然知らなくて、勉強になります。教養の無さが恥ずかしいというか。
僕、歌舞伎は、5-6回しか観たことないんだよな。

さて。
ストーリーだけれど、惣五郎が、いくら猪突猛進タイプとはいえ、自分の感情に気づいてからキスするまでが速すぎだろうよ(笑)。
まあいいか。たぶん、次巻も買っちゃう(笑)。
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「ちはやふる」第三十四巻

2017-03-14 07:35:32 | 本・コミック
末次由紀

もうコイツら高校三年で、大会終わったんやったな、と。
このストーリーって、新との対戦や、若宮と千早のクイーン戦まで続くんだろうか。とすれば、まだまだ先が長そうだ。

ちなみに、僕、目薬のせいで睫毛が濃く長くなってしまっていて(元々も長いらしいw←眼科医&同級生)、真島太一には、すごく親近感を覚えるようになってる(笑)。
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『バンコクナイツ』

2017-03-12 22:56:48 | 映画
テアトル新宿

『国道20号線』『サウダーヂ』の富田克也監督

見応えのある作品でした。
タイにこれほど密着した映画を観たのは初めてでした。

タイにおける日本人とタイ人嬢の人間模様。

T.M.REVOLUTION“WILD RUSH”じゃないけれど、東南アジアということもあってか、「原色の世界」鮮やか。
F.コッポラ『地獄の黙示録』に通じるのではないか、な世界観も感じました。ベトナム戦争が出てくるし、主人公が奥地に入っていくストーリー設定や、描かれた情景だけじゃなく、撮影技法的にも広角や俯瞰のカメラワークもあったし、ワーグナーの音楽もあったし、爆撃音もあったし。

あと、なんとなく、ストーリーを理解するのではなく、感じる映画なのかもしれないと思ったりもしました。
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「江戸の絶景 雪月花」

2017-03-11 17:31:10 | 美術展・博物館
太田記念美術館(原宿・神宮前)

僕好みのテーマの絵を集められた展覧会でした。

歌川広重がほとんどでした。葛飾北斎もありました。
描かれている風景は、都市も地方もありましたね。

不忍池が琵琶湖を模しているのは、初めてしりましたね。

個人的には、高遠(現・長野県)の景色を描いた浮世絵ってないのかなぁと思いました。

あと、花という割に、吉野の桜がなかったかな?
江戸時代はそこまで流行スポットではなかったのかな?
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『ブラインド・マッサージ』(原題:推拿)

2017-03-05 23:27:04 | 映画
ロウ・イエ導演
UPLINK

中国語の原題の方が心理的な(それこそ陰の)メッセージが伝わる気もする…。

この監督さんの作品は何作か観たことあって、その路線。
生きることと性が不可分であることを描いた作品かと。
すなわち、それは、僕が、こじらせているもの、乃至、ちゃんと向きあわねばならないものなのだろうな。

そして、身に起きる出来事というもの、或いは、人間関係というものは、とかく不条理・理不尽なもの。誰しもその連続性を生きていくというのが、この世ということなのだろう。
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よしながふみ『大奥』第一四巻

2017-03-05 19:44:40 | 本・コミック
男女逆転の篤姫。活躍させようとすると、こうなるのか、と素直にオモロい。


次巻は、2018年初冬ですと?!待たされますなぁ...。
というか、ストーリー忘れるはずだわ。このコミック。
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『テンプリズム』第12巻・完結

2017-03-02 23:40:20 | 本・コミック
曽田正人×瑞木奏加原案

週刊に連載ということもあるのだろうけれど、疾走感というか疾風怒濤って感じで、完結まで《駆け抜けた》感半端ない(笑)。
各話で誰がしか暴れている感じだったし。

でも、曽田先生の作品だから、「中学や高校の体育祭のテーマ『完全燃焼』」みたいな定番作品ということかも(笑)。

ついついアニメ化や実写映画化のキャスティングを考えてしまいますね。




そして、恥ずかしながら。
曽田正人先生の名前を、【そたまさと】と間違えて覚えていた!正しくは、《そだまさひと》!
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『ゴンドラ』

2017-03-01 23:20:03 | 映画
ポレポレ東中野レイトショー
伊藤智生(ちしょう)監督

ユーロスペースで予告編見て少し気になっていたので観に行ってきました。

まず、何はともあれ、映像が美しかったです。カメラアングルも考えられていました。
ヒューマンドラマなのだけれど、30年前の日本(の都会と地方の習俗)を記録に残している点で、記録映像にもなっているかと。
後半、中学校合唱曲『海の匂い』を思い起こさせる場面多くありました。


ゴンドラっていうのは、高層ビルの窓清掃用のゴンドラと、ラストの小舟のかけことばでしょうね。

(ところどころ女の子の)お芝居が大根ぎみなのだけれど、でも、作品として、「粗いところがあるけれど佳い映画」ってやつだったかと思います。

30年前に、(経済的にではなく)こんなにも贅沢な映画が撮られていたことに(しかも若者たちによって※)、羨ましさすら感じます。
あと、飯田譲治が助監督やってましたね。
そして、監督さんも主演俳優さんも劇映画はこれ一本だけみたいですね...。
貴重な機会を逸しなくてよかったです。

最後に。ディジタル修復版だったみたいなので、綺麗なのはいいのだけれど、30年前なんだし、もっとアナログノイズが欲しいと思ってしまって、できればフィルム版で見ておきたかったな、と。
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