横浜シネマリン
萩原葉子の原作の映画化。
三好達治が主人公で、萩原朔太郎の妹と結婚するけれど、うまくいかない話。
時代背景的にも戦争詩を作る悩みも重ねられています。
ほか、三好達治といえば、中学の修学旅行(私が通った学校は学習旅行といった)で、県内の沿岸部の旅館に泊まったのだけれど、その旅館に三好達治の色紙があったのを覚えているな。
清家雪子「月に吠えらんねえ」と「月に吠えたンねえ」を既刊全部読んでいる(はず)ので、相当、予習できていたかな、と。
というか、そもそもこの影響で、萩原朔太郎関連の情報にアンテナが敏感になっていたから、この映画の情報がゲットできたんだと思う(苦笑)。
あぁ、ミヨシくんってこういう風な人だったのね、と。
もっと、萩原朔太郎と三好達治の関係が深く描かれる(文学的な立場の違いを深掘りする)のかな?と思い込んでいて、ちょっと軽く流された気分もあり。
ドラマとして見続けていられる作品でした。
DVがエスカレートしていく=結婚生活が破綻していくこういうパターンというのは、表に出てこないだけで、もしかしたら、現代でも身近にあるのかも。