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LUNACY

cygnus' blog

『嘆きの天使』

2006-02-26 09:18:25 | 映画
@東京国立近代美術館フィルムセンター#京橋(←東京の方ね(笑))

観たいと思っている映画が数多あったのですが、この上映情報が入って速攻で予定変更(笑)。
「日本におけるドイツ年 2005-2006」ってことで、ココで「ドイツ・オーストリア映画祭」が行われています。
それでこの作品は、3回コッキリの上映。「見逃してはならない」って意識が働いたってワケ。
ちなみに次回は、3月14日19:00-でコレがラスト。

1930年ドイツ制作。ワイマール期ですかね。
主演のヒロイン(でも結構ヨゴレ役(笑))が、あのマレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich)。コレがキッカケで認められて世界デビューしていくんですよね。
ドイツ出身の女優さんも、このMarlene Dietrichとか、ロミー・シュナイダー(Romy Schneider)とか、オイラ好みの人がいるんですよね~。

ストーリーは単純で、Marlene Dietrich扮する踊り子ローラに惚れた高校教師が堕落し身を滅ぼしてゆく様を描いただけ(笑)。
最後は、哀れなピエロ(踊り子との愛にも見放されるという意味も含めて)。そして、ニワトリの真似をしなくてはならいトコロで丁度発狂。

とにかく、Dietrichサマの歌を聴く一本でしょう(笑)。
その後、今なお、Dietrichのレコード・テープ・CDなどには、当たり前のように、この「嘆きの天使」が収録されています。
彼女を語るには欠かせない曲になったのです。
ただ、ボク個人的には、「リリー・マルレーン」の方がもっと好きなのですが.....。

もう一つ触れておきたいのは、Viscontiの『地獄に堕ちた勇者ども』で、ヘルムート・バーガー(Helmut Berger)がDQ(DragQueen)みたいに女装して歌うシーン。コレは、この映画のDietrichつまりLolaを演じているんです。
だから、Viscontiファンとしても、今回の上映は見逃せなかったとも言えるのです(爆)。
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purpleとvioletの精度(謎笑)

2006-02-25 17:09:34 | ファッション
ちょっと、今日はこんな風変わりなネタでも。

オイラ、この2005秋冬シーズンに、紫色のアイテム二つ買いました♪
一つは青紫のマフラー。超ロング(笑)でボーダー柄。
もう一つは、別な店で、赤紫のウールのハイネック。
どっちも、入荷間もない時点で店から電話があって、「コレはcygnusさん向けだと思って~」だの「多分、cygnusさん好きだと思うんですよぉ」だの(笑)。
ハイネック買ったときだけど、オイラが、店に入ったら、オイラが息つく間もなく、店員くんが速攻でやってきて、待ってましたとばかりにテーブルの上に広げて「コレです!!」だったもん(笑)。
で、実際、どっちの場合も、気に入って買っちゃったんだけれどね(笑)。
とにかく、ムラサキ色の商品が入ると、店員くんたちには、速攻“cygnusに売りつけるべし!!”となるらしい。
「ウチのお客で、cygnusさん以外で似合う人いないんですよぉ」というのは、営業トークだろうけれどね(いや、でも真実かも(笑)?)。

そういえば、もう4年も前になるけれど、今は行かない店だけれど、赤紫のパンツを買って、その後、ちょっと困ったこと(トラブルではない(笑))あって、アドバイスをもらいにその店に行ったときに、対応してくれた店員くんがヒトコト。「(いくつかカラバリあるなかから)ボルドー(色を)買われたんですか~。オシャレッすね~」。
そのときも、鼻の下長くなりそうで危なかったよ(笑)


でもね。もう昔のことだけれど....。
母親から、絵を描いたり何かを買ってもらったりするときに、「紫」系統の色を使ったり選んだりしようとしたら、怒られたり禁止されたりしたんだ。
「弱い子の使う色」だからって。他の色使いなさいって。
そういうこと何回もあって、すごく記憶に残ってる。
親元離れてから、青や紫がドンドン増えました。親の心子知らず(爆)。でも、自分に素直に生きるって大事よね(笑)♪
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『エリ・エリ レマ サバクタニ』

2006-02-20 09:17:48 | 映画
ハイ。青山真治の新作ですね。
今日、休日出勤する前に観てきました。

簡単に箇条書きで。
・最初、なんでCinemaScopeなんだろう? っって思ったのですが、途中で、「やはり、コレはCinemaScopeで撮るべきだったんだ。さすが」と思いました。
・コレは、【音楽を観る】映画、或いは、【音楽を聴く】映画だと思いました。メロディだけではなく、ディストーション・ノイズをタップリ洪水のごとく聞かされますが、ソレが、この作品では重要なんです。
・青い映像が、やはり、お好きなのかな? 今回もありました。というか、ボクの、青山映画のツボの一つです(笑)。
・青山監督作品の中では、ストーリーの事件性は薄い方の作品だと思います。
・青山監督作品のメジャー・デビュー作『Helpless』のときと同じく、浅野忠信が主演。良い感じ♪ 宮あおいも、今まで魅せたことのない(つか、オイラが見たことないだけかも(笑))テイストの演技。
・あ、『月の砂漠』を見損ねたまま、見てないや。どこか名画座でrevival上映してくれないかな(笑)。
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『間違いの喜劇』

2006-02-19 08:25:23 | 舞台[その他]
@彩の国さいたま芸術劇場

ココでの観劇ももう3回目? かしら(笑)。
and.....舞台つながり? アッキーつながり? の知り合いに会う(爆)。
この世間狭いねぇ。。。

妙に見逃せないキャストだったんで、チケット取ってしまいました。

このblogは、月川悠貴(勇気から改名)くんの名前で検索かけて引っかけてくる人も多いし(笑)。

タイトル通り「喜劇」。面白かったですよ。素直に。ハイ。
脚本にもダジャレをイッパイ入れて旺盛な諧謔精神。
一人二役を2組用意して、お互いが人違いを繰り返す構造。

シェークスピアのお芝居見ていて思うのは、事件・背景・登場人物、すなわち「物語の三要素」の設定は、絶対に押さえてますね。ココで転けることはない。やはり、偉人ですよね。

蜷川演出は、ときどき、「役者につける演技」以外の部分で、ハズスこと多いんですが(笑)。今回は、音楽も、舞台・背景・美術もOK(o^-')b
あ、タダ、ラストの赤いリボン。何ゆゑに口から(笑)? 指同士でいい気もするんだけれど。あそこは謎(笑)。

メインキャストの、小栗くん、洋さん、内田くんに、月川くん。
みんな頑張ってた。
一番、technicというかskillの上で、大変だったのは、洋さんだったと思われ。
聞いていて、あんまり、腹話術って意識しませんでした。
いや、悪い意味でなく、普通に、声を変えて一人二役こなしているって感じ。
小栗くんも、前の『お気に召すまま』より演技とかこなれてきた感じだし。
化粧のノリの良い二人は、女形。
内田くんは初めて見たんだ。なんか、がなっちゃってたけれど、一番、一生懸命必死な姿が伝わってきてマル(笑)。月川くんが、対照的に余裕あるお芝居だから、登場人物のキャラクターも合わせて、ちょうどいい対比だったと思う。
というか、二人とも、コルセットとか大変だったねぇ(笑)。いくら細い線の男の子でもサ。
月川くんなんて、ドレス姿が(爆)。背中から上が全部露わになっててさ。【肩胛骨は翼の名残】だなんて、よく言ったモノよねって思わせてくれる姿でしたわっ(笑)。

あ、あと、主人公(コレも一人二役)の小栗くんの衣装!!
欲しい!! 着たい(笑)!!
オイラも似合うはず!!(←ヲイっ。それは違う(爆))

さいたま公演の千穐楽は、今度の19日です!!
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トリノ五輪を前にして

2006-02-02 17:08:54 | ファッション
写真で日本選手団のブレザーの公式制服を見たんですが....何ですか?あれは(笑)?
ダサ過ぎるにも程があるって感じ(笑)。
能力高いデザイナーを何人も世に送り出し欧米で活躍しているデザイナーも何人もいる国で、一般人のファッション感覚もかなり研ぎ澄まされているはずのこの国で、あのザマだなんて、もはやコレは許しがたい犯罪的行為ですよ。
選手団は世界に恥を晒しに行くのかしら?

ウワサでは、○島屋が請け負ったのだとか。
ユニフォーム(←デサントのはず)と同じように、どこかのメーカーに出せよ!!
それに、百貨店に投げるにしても、何故センスの悪い百貨店に投げるんだよ。伊勢丹に任せろよ!!

かくなるうへは、
JOCの腐れバカオヤジのノーミソを引っ掻き回しでもらうために、
高橋大輔クンに是非ともゴスロリスタイル(核爆)のファッションで開会式・閉会式に出てもらうべし!!
(そーいう問題なのか(笑)? でも、似合いそうと思うのはオレだけ(笑)?)

って、また熱くなってる? オレ(笑)。
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『落陽のパレルモ』/"ASIAN WINDS"

2006-02-01 08:24:40 | ミュージカル
宝塚歌劇団花組東京公演@東京宝塚劇場

まず、お芝居の方。
ルキノ・ヴィスコンティの『山猫』が元になってます.....が......

なんとも微妙でした。

ヴィスコンティの山猫の役者名(役名ではない(笑)。俳優女優名)にあわせると....
このお芝居のために新しく作られた、ヒーローキャラ→春野寿美礼。
クラウディア・カルディナーレ→ふづき美世。
アラン・ドロン→真飛聖。
バート・ランカスター→萬あきら。
または、アラン・ドロンを春野寿美礼だとすると、新しく作った恋敵役が真飛聖。ともできるかな。でも、とりあえず、↑として話をします。
あ、彩吹真央と遠野あすかは、狂言回しカップルで、彩吹が春野の曾孫の設定。どうでもいい役(笑)。ふたりとも役に恵まれないねぇ(笑)。それから、蘭寿とむは、春野寿美礼の弟分。

シチリアが舞台ってのは同じ。
オチは、新しく作ったヒーロー(春野)が、実は、バート・ランカスターの隠し子だった。そして、クラウディア・カルディナーレ(ふづき)と結ばれるってものに変更。潔く、身を引くアラン・ドロン(真飛)。ってラスト。

ね? 変でしょ(笑)。
ヨーロッパ映画を見慣れた人間には、アラン・ドロンが「潔く身を引く」キャラたり得るか(笑)?
しかも、ふたりの間で揺れまくるカルディナーレ(ふづき)。
気の強そうな芯の通った向かうところ敵なしってな感じの強烈系お嬢様キャラが、カルディナーレのイメージなのに(笑)。

ただ、戦いに行って戻ってくるってキャラは、新しく作られたヒーロー(春野)の方。アラン・ドロン(真飛)も軍人ではあるんだけれど(笑)。ココいらが、あえて交換されている気もする。

で、映画のクライマックス。延々、36分だっけ? つづく舞踏会シーン。
クラウディア・カルディナーレに、一緒に踊るように誘われてバート・ランカスターが踊って、でも、踊れることは踊れて周囲に魅力を誇示しうるモノの、本人は満足できず疲れを感じ、そして、アラン・ドロンとカルディナーレのカップルを見て、自分も老いぼれて行くし、若い者の新しい時代を感じる。......ってクライマックス。
舞踏会のシーンはありますが.....。期待しないでください(爆)。ランカスター(萬)とカルディナーレ(ふづき)は一緒には踊りません(笑)。

春野がアラン・ドロンと考えた場合、ストーリーへの忠実度は増すのかな?
でも、バート・ランカスターの隠し子ってオチと、に身をやつしていたってトコロがなぁ....。それに、真飛をかわいがる萬という構図から考えると、やはり、アラン・ドロンは真飛って設定の気がするんだ。

で、今回、役の上でおいしかったのは、蘭寿とむと思われ。相変わらず、熱いキャラの役ですね(笑)。
エリザのエルマーみたいかな(笑)。

音楽は、オイラ好みで好感♪
しか~し!! オーケストラが....下手(笑)。最近、クラシックコンサートに立て続けに行っていたせいもあるだろうけれど。パーカス頑張れ(笑)!!


レビュステージの方。
岡田敬二演出。もともとオイラ苦手。
とにかく、ベタな感じがねぇ。
スカッと爽やか路線が好きなんだよね。オイラ。
でも、今回は、普通に難なく見ていられました。

途中、単なるオヤジの懐古趣味じゃないの? って思うところなきにしもあらずでしたが(笑)。でも、蘭寿とむが笑い取ってくれたしOK。

ただ、まったり見ていたけれど、目を覚させられるようにビックリしたの。
それは、フィナーレがからパレードへ移る最初。エトワール!!
てっきり、また遠野あすかだろうなぁって思っていたら、違うジャンか!!
抜群の声量!!
急に、以前、1回、この子のエトワールを見たのを思い出したけれど、誰だか名前が出てこない!!
帰りに、プログラムを立ち読みして調べました。
華城季帆でした!! 拍手拍手!!
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