LUNACY

cygnus' blog

2015夏・北海道旅行

2015-09-20 02:10:23 | 街・散歩・小旅行
9月2日~5日にかけて、北海道旅行してきました。
その記録をアップします。

 # JR北海道が路線廃止する動きが盛んになってきたので、慌てて行って乗りツブシをしてきたって
 # いうのが一番大きかったりしますが(汗)。
 # 今回、新たに乗りつぶしたのは、以下の通り
 # 根室本線(根室~東釧路、上落合信号場~滝川)
 # 札沼線(全線)
 # 留萌本線(全線)
 # 宗谷本線(新旭川~稚内)


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☆1日目(9/2)・納沙布岬編

道民の翼AIR DOで
釧路空港に降り立ちました。
気温。「試される大地」で試されてます(笑)。

釧路駅に着いたら、阿寒湖のまりもがお出迎え。

根室行きは、キハ54ルパン3世塗色。
左手には、見えてませんが峰不二子、右端よく見えないのは銭形警部です(笑)。

北海道限定の「北の番茶」by伊藤園

2時間強揺られて
根室駅到着。お約束の有人駅最東端標
玄関

駅前観光案内所へ行って、3時間くらいで観光できるところはどこか?と聞いたら、納沙布岬へ行ってこいと。
ちょっと遠いと事前調査で思っていたのだけれど、窓口氏は、そこしかないよモードwで、まもなく次のバスが出るよと急かされ?(笑)、同じ建物向かいのバスきっぷ売場で往復キップ買うように薦められる。
んで、まぁ、半時間滞在して戻ってくれば、帰りの列車にちょうどいい時間かと、腹をくくる。

写真を撮り損ねたのだけれど、バスの方向幕に「太平洋廻り」と書いてあってブッ飛びました(笑)。
行く途中の地名にも「歯舞」ってあって、あぁそういうところなんだな~と。

んで、納沙布岬到着。
真っ先に目指したのが、納沙布岬灯台
スマホだと上手く撮れなかったので、
ちゃんと、デジカメ広角コンバーターつきで(笑)。

岬の公園の碑
特段の事情がない限り、一般人が来られる最東端は、この納沙布岬。
ここでは、「本土最東端」という言い方をするのですね。

そこから、灯台はこんな風に見えるので、
一つにまとめてみました。海猫?鴎?が偶然ショットに入ってました(嬉)。


曇っていてよく見えませんが、最も近い北方領土の水晶島が見えてました。
この納沙布岬からたったの7kmだったかな?

モニュメント「四島のかけ橋」

本土最東端の納沙布神社にもお参り。
向こうに見えるオーロラタワーは行ってません。


帰りのディーゼルカー。
座った席が運が良かったおかげで、東根室駅で、目の前に
日本最東端駅標が来てパシャリ。
この日は、再び2時間強揺られて、釧路まで戻ってホテルへ。
夕食時に、派手に雨に降られて、靴や服をドライヤーで乾かすハメに><。


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☆2日目(9/3)・移動日(乗りツブシ専念の日w)

朝っぱらから、おおぞらに乗って新得へ。
狩勝峠越え前に、この駅で、有名なお蕎麦を頂きました。

狩勝峠越えは本当に眺めが佳いですね。

その後、富良野をスルーして滝川に出てコインロッカーに荷物預け。
スーパーカムイで札幌へ。速いっ!(笑)
しかも、軌道強化して(おそらくロングレールになって)いて、車両もサスペンション&ダンパー利いているから、揺れない!

紀伊國屋で本を調達して、サンマルクカフェで珈琲飲んで休憩。
そして、いざ、札沼線乗りツブシ。
電化高架区間であっても、結構、のんびり走るのね....もっと速く走っているのかと思った。

石狩当別からDC
石狩月形で交換
新十津川に着いたら真っ暗
新十津川駅のホーム側
新十津川駅正面

僕以外にはオタが数人いて、順番に駅舎撮影の儀って感じでした。
で、まぁ、このあと、夜なのに、新十津川駅→滝川の徒歩移動を敢行いたしました(笑)。
夜でかつ不案内な土地なのに。よい子の皆さんはやめましょう(笑)。
 # 「<平日>の<最終便>で新十津川に<着いた>」場合に、役場前から滝川までのバスがないからこうなったわけですが、
 # それ以外の場合だと、新十津川役場前からのバスのアクセスは、あるようです。2015年9月時点では。

一応ルートを解説すると(Google MapほかGPS連動地図アプリの時代に釈迦に説法かとは思いますが(汗))、
駅を出て左に行って、ほどなくに五叉路に出ます。
んで、その五叉路に斜め付けされている、コンビニ(サンクス)と昭和シェル石油ガソリンスタンドの間の通りを、ずっとまっすぐ行って、滝川市内に入ったあと、函館本線をくぐったら右折してクランク状に進めば着きます(いや、着きました、かw)。

歩き始めのころ、新十津川橋を渡る前に物産館(駐車場にトイレ)があるのですが、ココの時点で、疲れてしまってやっぱり断念する!って人は、ちょっと戻ったところにタクシー屋サンがあるので、そこでタクシーを使ったほうがいいかも(笑)。
大げさだけれど、ある意味、ルビコン(笑)。コレを渡ったら、脇目も振らずひたすら滝川市内を目指すのがオススメ。
んで、この新十津川橋は徳富川の橋であって(笑)、この先の、石狩川を渡る石狩川橋を渡らなくてはなりません。
ちなみに、この石狩川橋は、札幌方にしか歩道がないので一応、注意です。んで、この石狩川橋が、新十津川町と滝川市の境。

石狩川橋を渡っているときに見た、滝川・砂川・美唄方面
真っ暗でよく写りませんねw。

この橋を越えてからも結構歩きます(笑)。
んで、函館本線の立体交差をくぐって、右折して、ちょっとジグザグ歩きして滝川駅。
新十津川駅でキハ40降りてから、ココまで、約1時間。ちょっと早足だったのかな?

滝川駅の自販機看板には、懐かしの「いい日旅立ち」のキャッチフレーズ。ウン、やっぱり、ディスカバージャパンだよね(笑)。
この後、スーパーカムイで旭川へ移動して終了。
ちなみに、この日の夕食は、エゾジカ肉のスープカレー。


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☆3日目・準移動日(ほぼ乗りツブシ専念の日w)

まず、駅弁どころか供食設備もないところへ出かけるのがわかっていたので、コンビニでカロリーメイトを調達(笑)。

んで、新しくなった旭川駅を見学。アレコレとツッコミたい(笑)けれど、それはまた機会があれば。
岡山にできたのと類似している都市型イオンを駅併設にしたという試みは、まだ評価保留。

んで、一本あとの鈍行で行こうと思っていたのだけれど、道内あちこちで雨による遅れが出ているようなので、出発を早めることに。

オホーツク2号で一駅だけ乗車。深川駅にて撮影。
でも、これが、キハ183系の乗り納めになるだろうな。

本日のメインは、留萌本線乗りツブシ。
キハ54。
後ろの1両は回送で留萌まで連結。
石狩沼田かぼちゃジュースで喉を潤してみたりw。
というか、席を確保するために、早い時間から人がドンドン並んでいるし(笑)。
オイラは出遅れて、車端のロングシート。
スーパーカムイが到着して、数十人のオタ客と3人?の地元客を乗せて出発しましたとさ。

オタ客は、騒擾派はいなくて、穏健派が多くて一安心。
ただ、オタ度は人それぞれなわけで(笑)。乗りメインで道中の撮り&録り活動はほとんどしないオイラは
道内経済誌「財界さっぽろ」を読んでました。
東京じゃほとんど手に入れられませんが、道内では駅売店でフツーに売ってます(笑)。硬派記事からゴシップまで網羅w。

留萌を過ぎると日本海が見えてきます。
2日前は太平洋とオホーツク海を分岐させる岬にいたのにねぇ(笑)。

終着の増毛駅で、バカ撮りしてしまいました。
キハ54とホーム1
キハ54とホーム2
キハ54とホーム3
駅舎内側
駅舎外側
駅名標

んで、ほとんど同じ客を乗せて(あ、自分もだw)、列車は折り返し深川へ。

深川駅を出たら、土砂降り大雨。ツイテない。
運良く少し小降りになったところで、深川十字街のバス停へ。
沿岸バス(道北バス共同運行)の旭川方面と、中央バスの旭川方面は道路対面で間違えそうになる(笑)。

んで、沿岸バスの旭川行きに乗って、しばらく走って国道12号に入って走って、神居古潭下車。

バス停降りて、旭川方面に向かって神居古潭大橋渡って、トンネル前で国道旧道へ入ると(歩行者と自転車はトンネル入れないしw)、本日2番目の目的地、(旧)神居古潭(駅舎)へ。
1969年に函館本線複線電化(滝川~旭川)の際に、線形改良ための線路付け替えも行われ、神居古潭駅の営業は廃止となり、線路跡はサイクリングロードとなっています。

お茶屋さんのソバのこんなところが入り口です。
この吊り橋の対岸に駅舎があります。
吊り橋までの階段降りていく途中からはこんな風に見えます

対岸に渡って階段をのぼってサイクリングロードに出ます。そこは、もう、旧神居古潭駅の線路。
旧北側ホームを東側から。昔の列車は長編成だったんだなぁと、改めて思いますね。
ちなみに、南側ホームは何カ所か崩落していて立ち入り禁止。
サイクリングロード滝川方には、SLが3台も!静態保存されています。9600にC57にD51だったかな?
屋根は映像的にはない方がいいんだけれど、雨ざらしだとほころびやすいよなぁとか思いつつ。看板の位置も撮影には悪くて、う~ん、みたいなw。
駅名標。
これが神居古潭駅舎。この駅舎は、リフォームされて、サイクリング休憩所として使われています。
露出変えてローアングルから。
SL動輪とトイレ(リフォームされて現役)。

一通り見学して、旭川市内へ向かうことに。
吊り橋を戻って、先ほどの国道旧道を、今度は旭川方向へ。
夢殿観音
の前の、その名も夢殿観音前バス停から、空知中央バスで、旭川市内へ。

<中央バスの>旭川ターミナルに到着。一応駅近く。
時間がちょっとあったので、西武百貨店で、お土産を買っておきました。

んで、今回の旅行最後の乗りツブシ。宗谷本線でございます。byスーパー宗谷3号。

旭川でてまもなく、永山で運転停車っと。
たしか、ココから北で列車保安・制御の信号システムが変わるからだったわよね。
 # どうでもいいことなのだけれど、せっかく北旭川まで電化しているのだから、もう一駅、永山まで
 # 頑張って電化すればいいのにねぇとは思う。函館線函館口電化するんだし。
 # 永山電化して、各停は函館線と一体運用とか、スーパーカムイ延長運転(各停でも)とか工夫できそうなのに。

真っ暗ななか、三浦綾子の小説で有名な塩狩峠もわからないまま。
ひたすら北へ北へと走り続けて、北緯45度線越えてました。

稚内到着
「日本最北端の駅」標
スーパー宗谷261系・札幌方
スーパー宗谷261系・稚内方
駅舎改札口ホーム側にも最北端標がありやす。

この日は、これにて終了。
ホテルに着いたら、そこ某A○●グループ提携で、しまったと思うものの、ポイント提携だけで資本関係はないみたい。
ホテルの部屋に、例の差別丸出しな羞悪な価値観の本は置かれていなくて安心。


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☆4日目・稚内観光編

朝起きてセイコーマート(4日目にして今回の旅行で初めてw)でサンドイッチと牛乳調達して腹ごしらえ。

★北防波堤ドーム

いざ、まずは、北防波堤ドームへ。

行ってみたら、ココでテント張っているバイクツーリストが2組!そっか、そういう利用法アリなんだ~。
しかも、まだ、漁業・商業関係者が、ドーム内で作業中。そっか、本来、こういうことのために使うのか。知らんかった(恥)。

西端から
西端から・スマホだと全体が入り切りません(笑)。
しおさいプロムナードから。光入れて逆光でw。
東端から。右上切れてますが、背中はもう岸壁で海ですw。
少し離れた方が構図的・審美的によい??
ドーム内から。これも東端から。普通の観光写真は西側からのが多いですが、天の邪鬼に東側から撮影したものを発見したので、オイラもその天の邪鬼な方に倣ってみました(笑)。
もうちょっと壁によってアングル変えてみました。
さらに、ローアングル攻めw。

稚泊航路記念碑。昔は、ココ稚内桟橋から、サハリン(樺太)の大泊(現・コルサコフ)まで鉄道連絡船があったワケですね。
尚、樺太との間には、本斗とを結ぶ民間による稚斗航路というのもあったそうです(今回の旅行で初めて知りました)。


防波堤ドームを南側から全景です。
手前のコンクリートブロックのベンチが、ちょいと邪魔ですが...。ANAホテル北側で。
これでも、広角レンズ(コンバータだけれど)使ってます。
というか、どんだけ、北防波堤ドーム撮っているんだって話ですよね(笑)。
撮影失敗(含む・デジカメ設定ミス)やスマホ撮影分を含めて、45枚も撮ってました。
いまだに、なぜ自分にスイッチが入ってしまったのか不明です(笑)。

ちなみに、この北防波堤ドームは、東西端から端まで427m、高さ13.6m、円柱は70本だそうです。
残念なのは(潮の塩分の影響が避けられないとはいえ)、これが1978年再建というか再現ものということ。
でも、一応、北海道遺産。


現在の稚内駅。線路が広場まで延ばされて、車止めも記念碑として置かれています。


★宗谷岬

お次は、ここに来なきゃ始まらない、宗谷岬。
バスで小1時間揺られていきます。

記念碑
なぜかスマホの方がキレイ(笑)。下が切れてますが(汗)。
この記念碑で、みんな見知らぬ人同士で撮影しまくっているので、オイラもお願いして記念撮影したのですが、撮影失敗していた...orz。
詳しい事情は書きません。善意の人が悪いのではなく、オイラの方のミス。


サハリンがよく見えました。サハリンまで43km。

そばに間宮林蔵の像。

岬の碑の道路挟んで向かい側には丘の公園・宗谷岬公園があります。
公園広場から、岬と海とサハリンとを眺めるとこんな感じ。
宗谷岬灯台
旧海軍望楼。ほか戦没者慰霊碑と平和の碑もあって、戦時中は鎮守府のような役割のところだったことがよくわかります。
宮澤賢治文学碑。
祈りの塔。1983年大韓航空機撃墜事件の犠牲者を悼む折り鶴型モニュメント。鶴の嘴は事故現場の方向を向いていて、高さ19.83mが1983年を、16枚の翅翼は遭難者の母国の数、269枚の白御影石は遭難者の人数を意味するそうです。

さて、宗谷岬公園の駐車場(宗谷岬の駐車場ではないw)からさらに丘の方へ向かいます。
これが
宗谷丘陵。
風車つき建物が宗谷丘陵天望休憩施設・アルメリア。
宗谷丘陵は、北海道遺産第1号。周氷河地形といって、約1万年前まで続いた氷河期に形成された地形だそうです。
アルメリアを越えて少し南まで散歩してみると、風力発電ファームが見えました。
ユーラスエナジーが57機設置したのかな。風力発電に関わる仕事したことあるので、興味あるので近くまでいってみたかったのですが、時間と体力wの関係でアキラメました。
この丘陵地帯は、実は宗谷岬公園そばまで宗谷岬牧場。牛が放牧されています。電流柵があるので注意です。
宗谷岬のちょっと東側に港があって、そこには北防波堤ドームと似た形をした、てっぺんドームというのがあります。その上から、宗谷丘陵を眺めると、こんな感じです。

このあと、宗谷岬のその名も「最北端食堂」で、ほたてラーメンを食べて昼食(笑)。
最後は、宗谷岬バス停・駐車場近くの
宗谷岬神社にお参り。特段の事情がない人がたどり着ける日本最北端の神社(のはず)です。


★稚内公園

稚内市街地に戻ってきてから、北門神社(本殿修復中)にお参りしてから、遊歩道をひたすら上って稚内公園へ。
宗谷岬でも見かけたけれど、北門神社でも、ロシア人集団と遭遇。
やはり、地理的に近いと経済的にも近かったり、交流があるのだなぁと思わされます。

氷雪の門。樺太であらゆる悲劇に遭遇した人への慰霊(そして望郷)の塔と像。

九人の乙女の碑。藤田弓子主演で映画化もされた「氷雪の門」で悲劇が有名になっている、真岡(現・ホルムスク)郵便局の9人の女性電話交換手の慰霊碑。ソ連軍に攻撃されながらの最後の電信の言葉がそのまま碑に刻まれています。

さらに、山?丘?を登って、
開基百年記念塔・北方記念館。
日本最北のタワー建築だそうで(苦笑)。展望台は海抜240m。
1階と2階は稚内・宗谷の歴史が分かる記念館。間宮林蔵(伊能忠敬の弟子的な存在で樺太探検した人・日本史の教科書にでてきますね)の生涯とか、稚内市の歴史とかの展示。
とにかく、サハリンとの繋がりを避けては通れない街だということが、バンバン伝わってきます。
尚、1階には廃止された天北線の記録・記念品も並べられています。
展望台からは、
利尻島(左)と礼文島(右)が見えました。

玄関前広場からの、ハートランドフェリー(利尻・礼文航路)とサハリン。

山を下りて市内へ。途中、氷雪の門の所の売店で、ソフトクリームを食べました。クマザサ味(笑)。

これで、観光日程終了。帰路につきました。

帰りは、乗換便の方が安かった!(←こういうことがあるとは予約するまで全然知らなかった)ので、新千歳乗換。
稚内からは、
DHC-8-Q400でした。
機内からは、夕映えの利尻富士がキレイに見えました。



オシマイ。
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