LUNACY

cygnus' blog

東京二期会オペラ『蝶々夫人』

2024-07-21 18:06:00 | ピアノとクラシック

東京文化会館

演出:宮本亞門
指揮:ダン・エッティンガー
衣装:髙田賢三

二期会も「蝶々夫人」も初めて。
悲劇に涙のストーリー。

あの世で結ばれるという救いの暗喩は、宮本亞門の演出だよね?
あと、ピンカートンが子どもに伝えるという仕組み(第2幕以降で若者なるキャストが出ずっぱり)も。

現在も含めて、これまでの日米関係を考えると、けっこう複雑な気持ちになる舞台とキャラクター設定ですよね。

オーケストラの音楽。奏でているというより歌っている感じがマル。
あと、プログラムを読んで、あっそうかとなったのだけれど、悲劇ということもあるのかマイナーコードの曲が多いんだね。

髙田賢三の衣装も美しく、さすがというほかないですね。

それから、これ、主人公以外でも、スズキとかシャープレスとか、子どもとか、お芝居が要求される役柄が多いかもね。
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外山啓介ピアノ・リサイタル(2024.2.24)

2024-02-24 21:54:25 | ピアノとクラシック
トッパンホール。
HAKUJUから移動してきてだいぶ経ちますが、毎年この時期恒例になりましたね。

<前半>
ラヴェル:古風なメヌエット
ドビュッシー:ラモーを讃えて(「映像第1集」より)
ラモー:新クラヴサン組曲第1番 (全曲)
<後半>
ショパン:ノクターン第17番 ロ長調 op.62-1
フォーレ:主題と変奏 嬰ハ短調 op.73
ショパン:ノクターン第10番 変イ長調 op.32-2
ショパン:ポロネーズ第7番「幻想」 変イ長調 op.61
<アンコール>
ショパン:子犬のワルツ
シューマン(リスト編):「献呈」

いつものようにアンコールが一番佳かった気がしないでも無いけれど(苦笑)。
ちょっと打鍵ミスがまた増えちゃったかな。
個人的には、ラモーの中盤から後半と、ショパンのノクターン10番が、印象に残ったかな。
「幻想」は慣れてるねという感じ。

それから、プログラムが初めて聴く曲が多く、お勉強になりました。
2曲目と3曲目がラモーで繋がるわけだよね。

プログラムの曲解説は本人筆。
また、仲間内では、衣装?の濃青色のスーツが話題になってましたw。
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外山啓介ピアノ・リサイタル~君に捧ぐ~

2023-10-09 19:00:52 | ピアノとクラシック
サントリーホール, 2023年10月9日(月曜・祝日)

★セットリスト★
<前半>
ショパン/リスト編:私の愛しい人
シューマン/リスト編:献呈(君に捧ぐ)
リスト:愛の夢 第3番
ベートーヴェン/リスト編:アデライーデ
ベートーヴェン:エリーゼのために
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番「テレーゼ」
<後半>
ショパン:
 ワルツ第9番「告別」 
 ワルツ第6番「小犬」 
 スケルツォ第2番
 ノクターン第14番
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
<アンコール>
ショパン:ノクターン第2番
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死

トッパンホール以来ですね。
半年ごとにトッパン(or HAKUJU)と(ツアーで)サントリー交互に公演があるのが、一年の流れになってるね。
今年は、このサントリーがツアー千穐楽かな。

まずは、話題の(なのか?)新しいタキシード。おぉシンプルという印象。こういう奇を衒わないのがよいよね。

プログラム全般を通していうと、前半は佳かったけれど、後半、ちょっとスケルツォとノクターンがちょっと下がったかも。んで、大ポロネーズをなんとかまとめきったという感じ。
大きな欠点はなかったというか。
「エリーゼのために」は絶対ズッコけると予想していた(失礼!)けれど、そんなことはなく、オルゴールのような感じで、さすがプロだったかな。
「子犬」は、意外とアッサリおわっちゃった感じ。いや、自分が、習っていたときにやったことがあるから聞く側として気合い入れすぎていただけかも。
プログラム前半にあった「献呈」は、僕個人としては、好きな曲として再認識。
それから、今日は、ペダルの使い方よかった。
まぁ、あとは、言うまでもなく、全体を通してエレガントだよね(というか、結局まぁ、昔からそこにハマっているわけで)。

アンコール。
やっぱり、外山くんは「イゾルデの愛の死」が(得意というだけでなく)好きなんだろうね。ここでこれはちょっと重くない?と思ったのはナイショ(苦笑)。
エルガーあたりでまとめちゃう....ってこれはベタすぎるか(笑)。

とりあえず、気になっているというか、今日、僕がおさらいしなくてはならないと思っているのが、
「君に捧ぐ」というテーマとしてのセットリスト・流れ。
本人に心境の変化というか何かあったのか?とちょっと勘ぐってしまいそうになっている。
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外山啓介ピアノ・リサイタル (2023.2.19.Sun)

2023-02-19 22:29:57 | ピアノとクラシック
トッパンホール

<セットリスト>
モーツァルト:
 ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K.570
ワーグナー/リスト:
 イゾルデの愛の死
フォーレ:
 ノクターン第4番 変ホ長調 op.36
ショパン:
 舟歌 嬰ヘ長調 op.60
 プレリュード 嬰ハ短調 op.45
ラヴェル:
 ソナチネ
 ハイドンの名によるメヌエット
 ラ・ヴァルス
<アンコール>
ショパン:ノクターン第8番Op.27-2
ショパン:ノクターン第20番「遺作」

手短かにコメ残しておくと....
やっぱり、外山くんの場合アンコールが一番いい(笑)。
佳かったのは、「イゾルデの愛の死」。それこそ、アンコールしてまた聴きたいレベル。
ラ・ヴァルスは、ちょっと粗かったかなぁ...。
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新国立劇場「タンホイザー」

2023-02-11 18:48:34 | ピアノとクラシック
2023年2月公演。
2019年公演と続いて観たことになるのかな?
久しぶりのオペラを愉しみました。

演出で、舞台装置や背景画もシンプルで好感。
それてキリスト教的な部分も十字架のみ。これ、ルター派の影響?カトリックだったら、ゴテゴテしてマリアやキリスト像が出てくるのかなと思う。

第2幕のファンファーレから行進曲パレードのところ。
ここの音楽も僕は好きなんだと実感。そして、舞台上の人の動きの演出も好感。

それにしても、何時間もよく響く声で歌ってられる声楽家の喉ってスゴいと思う。

「ローエングリン」もそうだけれど、長回し台詞の歌のところ。どうしても字幕に意識取られるよね。しかも、横長の英語字幕もあるから、そっちにも気を取られたり。
かといって、ドイツ語がわかるわけでもなし(苦笑)。LiebeとかHimmelとかしかわからんかった(笑)

ただ、音楽。ちょっと音が粗い感じかな。もっと柔らかくい音と滑らかなメロディがほしい。
あと、第3幕のラスト。電子音使っていた?ちょっと気になった。
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THE CLASSICAL LEGEND !! コンサート session 2 〜ラフマニノフ vs スクリャービン焔の青春編

2022-11-26 23:53:13 | ピアノとクラシック

オペラシティコンサートホール

 
司会・朗読劇:狩野翔&中澤まさとも
ピアノ:外山啓介&石井琢磨
 
スクリャービン「エチュード「悲愴」Op.8-12」
ラフマニノフ「組曲第2番」(2台ピアノ版)
という公式発表されていた曲のほか
スクリャービン「左手のための2つの小品」(←あってる?)
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番(第1楽章)」(2台ピアノによる)
なんかもありました。あ、ラフマニノフのラプソディもあったっけ?
どこかにセットリスト載らないかな?(何曲も演奏があって記憶があやしいのだよ(苦笑))
 
同窓生だったラフマニノフとスクリャービンに準えて、藝大の先輩後輩関係であるピアノ演奏の二人をフィーチャーした構成ということかな?
2022年は、ロシアの狼藉により社会情勢的には、気を遣う難しい作曲家&演奏曲選びだったと思う。
テレビ曲主催のため、照明の色の効果も加えられていました。(客席真っ暗w)
 
2人とも美しい系の演奏でしたね。
2台ピアノ演奏でも、ちゃんとあっているのは、さすがプロですね。
ちょっとお互い見合って、主張しすぎないようにしていた気もするけれど。
 
演奏もさることながら、トークの内容が面白く◎
外山くんは「藝大のラフマニノフ」と呼ばれていたとか。←背が高い(&手が大きい?)ため。
石田くん姉弟の藝大の協奏曲試験の伴奏を、姉弟とも外山くんが担当したとか。
石田くんは、ワインのコルクの開け方を外山くんから教わったとか。
楽譜はデジタル(石田くん)か紙(外山くん)か?また、カラフルにする(石田くん)か黒色で入れる(外山くん)か?
石田くんにはあるグリンピース曲(好き嫌いの嫌いの方の意味)が、外山くんはすぐには思いつかないとか。
外山くんには、オペラシティコンサートホールは、やはり、日本音楽コンクール本選の場所としての思い出があるとか。コンクール名を出さなかったのは、今日の公演の主催とコンクール主催・協賛のメディアが違うのを気にしたのかな?
 
んで、BSフジでちゃんと放映されるんだよね?!何も案内なかったけれども。
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外山啓介ピアノ・リサイタル モーツァルト~ベートーヴェン~ショパン

2022-09-24 20:55:58 | ピアノとクラシック
サントリーホール

セットリストは以下の通り

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K. 331 「トルコ行進曲付き」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op. 26 「葬送」
ショパン:プレリュード第15番 変ニ長調 Op. 28-15 「雨だれ」
ショパン:ノクターン第7番 嬰ハ短調 Op. 27-1
ショパン:ノクターン第8番 変ニ長調 Op. 27-2
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op. 35 「葬送」
<アンコール>
ショパン:ノクターン第20番「遺作」
ショパン:モデラート(アルバムの綴り)

今日は、とにかく、いままでで一番弾いているときの表情が好かったと思います。
余裕があるというのかな?

モーツァルトのK.331第3楽章は、僕も、習った?弾いた?ことあるけれど、
いや、別に外山くんの演奏が教科書だというわけではないだろうけれど、
あぁこういう風に弾くのね、みたいなリアリティがありました。

重いテーマの曲がおおかった感じだけれど、ショパンの「葬送」のほう。
前半、ちょっとおや?と思うところもあったけれど、後半は持ち味のところに戻したかな?

とりあえず、CDで聴き直して一通りおさらいしたいかな。
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外山啓介ピアノ・リサイタル(トッパンホール, 2022-March-27-Sun)

2022-03-27 16:43:18 | ピアノとクラシック
セットリスト

ベートーヴェン/リスト編:アデライーデ
シューベルト:4つの即興曲 op.90/D.899
メンデルスゾーン:「無言歌」より
           なぐさめ op.30-3
           デュエット op.38-6
           失われた幻影 op.67-2
ブラームス:8つのピアノ小品 op.76

《アンコール曲》
ブラームス:間奏曲 作品118-2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」第2楽章


プログラムの曲解説は本人による文章でした。
口語調だけれど、何故このプログラムにしたのかが、よくわかるので好感。
そっか、学生時代の声楽の友人の伴奏の経験とな。
また、あまり、商業的な演奏会では取り上げられることの少ない曲群のように思えて、こちらとしてはうれしい。

プログラム全体を通して、旋律を奏でる系の路線というか、元気よく力強く弾くのとは違う路線。細やかに麗しくな路線というか。
逆に言うと、こちらが耳を澄まし続けることになる曲たち。
弾きこなしてくれていたと思います。彼の味のキレイ系というか。

アンコールも佳かったです。
その2曲めに悲愴が選ばれたのは、ウクライナ情勢を受けてのことかな。


前回のHAKUJUと同じく燕尾服ではなくスーツ姿でした。
途中から上着脱いでいましたが、背中からシャツが出てしまわないか心配になったり(苦笑)。
デビュー当時はスラリとしていたイメージだけれど、ムッチリしちゃったかな?と見えたり。。(苦笑)。




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Hakuju サロン・コンサート vol.11 近藤嘉宏&外山啓介 初共演の2人が魅せる 甘美な調べ

2022-02-09 22:09:03 | ピアノとクラシック
2022-2/8(Tue), HAKUJUホール

★セットリスト(ホームページ記載と順番が違っていました)
ドビュッシー(デュティユ編):ベルガマスク組曲 より 第3曲 “月の光” (1st 外山/2nd 近藤)
リスト:バラード 第2番 ロ短調 S.171/R.16 (外山)
ラヴェル:水の戯れ (近藤)
ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 op.60 (近藤)
ラフマニノフ:組曲 第2番 ハ長調 op.17より 第4曲 タランテラ (1st 外山/2nd 近藤)
ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 op.98 ※作曲者自身の編曲による2台ピアノ版 (1st 近藤/2nd 外山)
<アンコール> ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番 ト短調 WoO.1-1 (連弾)

NHKの収録があって(後日テレビとラジオで放送されるらしい)、ごっついカメラが客席に3台、ステージ上にアップ用カメラが2台。ほか、集音マイクも別途。モノモノしい。
MCが、前半最初、後半最初、シメと3回もあったけれど、放映時のことも意識していたと思われ。

近藤さんも外山くんも、フツウのスーツで驚く。正装じゃない。

とくに前半は、色彩的とか水の様子の描写とかを意識的に創作された曲で編まれたプログラム。←MCより。
それで、言の通りまさに、そんな感じを受ける演奏でした。
コンサートタイトルに甘美とあるけれど、それに、流麗をちょちょんと加えるような。
ドビュッシーの「月の光」も、そうか、水面に映った月の光かもなとも思えるような感じでした。
ただ、ラフマニノフは、悪い意味でなく、やはり、ちょっと異色というか東欧的なものを感じました。

初共演とのことでした。
ただ、MCで、(あえてココでこうしましょうということを事前に打ち合わせ(まく)ることなく合わせのときから)自然とお互いにシンクロナイズさせられたということでしたが、ほぼほぼ達成されていたような。これは、お二人の性格のなせる技なのでしょう。

それにしても、HAKUJUホールは、どうしても、演奏聴いているときに耳鳴りがしてしまう。なぜだ??

それから、客。近藤さんは初めて参戦したのだけれど、たぶん、近藤さんのファンでも外山くんのファンでもない人が結構多かったような気がしました(推測)。
後援のピティナ関係者がごそっといたのじゃないかな?と。
ほか、クラシックリサイタルに慣れていない?マナー悪めの客にやれやれって感じ。
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外山啓介 オール・ベートーヴェン ピアノ・リサイタル

2021-08-29 18:43:56 | ピアノとクラシック
サントリーホール
【2020年9月22日に予定されていた演奏会の延期振替公演】
 
<オール・ベートーヴェン・プログラム>
ピアノ・ソナタ第14番「月光」cis-moll op.27-2
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」C-Dur op.53
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」c-moll op.13
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」f-moll op.57
 
★アンコール
ベートーヴェン:バガテル第25番「エリーゼのために」a-moll WoO 59
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より第3曲「月の光」Des-Dur L.32
 
ほぼ半年ぶり。緊急事態宣言下の公演。チケットの印字が薄れて、かろうじて席番が読めるくらいになってた。
 
全体として、昔のようなちょっと早弾きの気が出てしまったかな?たいていこういうとき抑揚が薄くなり気味な気がする。
ワルトシュタインはうまくまとまっていたと思うけれども。
「熱情」の最初らへんはあれ?みたいなこともあり。
「悲愴」の第2楽章は無難に弾いていた気がするのでよし。←個人的に何故かココは思い入れがあるので(苦笑)。
 
まぁ、なんだかんだ言っても、今後も聴きにいこうと思うですよ。
 
あと、CD新譜発売を会場で初めて知ったっていうね。最近、アカンですわ。
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外山啓介ピアノ・リサイタル(2021.3.20)

2021-03-20 16:36:28 | ピアノとクラシック
トッパンホール
(2020.2.29の延期公演・新型コロナウイルス感染症の影響のため)

かなり、久しぶりでした。一緒に行く人から前日に連絡あって、それがなかったら、完璧に忘れてました。(スケジュール帳記述の移し忘れ)

前半は、ラヴェルとドビュッシー。後半は、ショパン。
外山くんが学齢期にアシュケナージに大きな影響を受けたそうで、その敬愛するアシュケナージの演奏を意識したナンバーで、プログラムを組み立てたそうで。

やはり、後半のショパンのほうが、印象に残ったかな。
本当に綺麗に奏でている感じ。クリスタルちっくというか。
幻想即興曲なんかは、やっぱり速弾きかな?とも思うけれど、外山くんの頭の中にイメージされているものがそういうものなんだろうと思います。

それで、演奏全般について、叩かなくなっただけじゃなく、大人の?(苦笑)余裕も出てきた感じもします。そりゃ、もうアラフォーだもんな(苦笑)。


アンコールは、服部克久と羽田健太郎によるアレンジのディズニーナンバー「星に願いを」でした。



あと、マジどうでもいいことだけれど、今回の公演フライヤー写真はけっこう好き。たぶん、デジタル修整そこまでしていないからかも(違)。

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外山啓介ピアノ・リサイタル バッハ・ベートーヴェン・ショパン [28th September, 2019]

2019-10-06 14:36:04 | ピアノとクラシック
於:サントリーホール

日にちがだいぶ経ってしまいましたが、記録残しておきます。

<セットリスト>
◇J.S.バッハ
・「主よ、人の望みの喜びよ」 BWV.147より (ヘス編)
・「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV.639より (ブゾーニ編)
・「来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV.659より (ブゾーニ編)
◇L.V.ベートーヴェン
・ピアノ・ソナタ第21番 C-Dur「ワルトシュタイン」Op.53
◇F.ショパン
・プレリュード第25番 cis-moll Op.45
・12のエチュード Op.10
  第1番 C-Dur
  第2番 a-moll
  第3番 E-Dur 「別れの曲」
  第4番 cis-moll
  第5番 Gis-Dur 「黒鍵」
  第6番 es-moll
  第7番 C-Dur
  第8番 F-Dur
  第9番 f-moll
  第10番 As-Dur
  第11番 Es-Dur
  第12番 c-moll 「革命」
[アンコール]
◇F.ショパン
・モデラート(アルバムの綴り) E-Dur
・ノクターン第2番 Es-Dur Op.9-2

とりあえず、歴史的な流れを意識したプログラムかな、と。

感想を簡単に書いておきます。
実は、仲間うちでの前評判が芳しくなく(特にエチュードが)、ハラハラしながら聴きに行ってました(笑)。
 # ちょっと、いつもプログラムが盛りだくさんすぎで、もうちょっと絞ってもいい気がするのだけれど(といういつもの愚痴)。
でも、ちゃんと聴いていられる演奏になってました。けっこう、好かったと思います。全体として。
無駄に叩かなくなったし。細やかな表現をこなすようになったよね(最近毎回書いているかw)。
ペース配分意識したのか、勢いとか、抑揚が少し薄くなっちゃったかな?気のせい?
ただ、どれも、まぁ相変わらずの速弾き気味かな〜(もっと聴かせてくれてOKみたいな)。やはり緊張からなかな? それとも、そもそもああいうもんなのかな?(僕の素人耳がおかしいのかも)
あと、やっぱり、エチュードの第1番とか第4番とかは、ちょっと苦しいというか、危なっかしい?ようなところもあった気がする。気のせい?

それから、(以前からのくりかえしになるのだけれど)リズム感の(つまり、もっとリズムでこちらを巻きこんで)問題。
やっと、気がついた。僕が音楽をやるときに重要視していて、それがクセになっていて、つまり、それが、行き過ぎというか異常な僕のこだわりになっていたのかもしれない。


あと、解説が大事だなと思ったこと。いや、単に、こちらが素人というだけなんだけれど。
作曲された背景だけでなく、技術的な部分。(まぁ、エチュードというせいもあるだろうけれど)
例えば、黒鍵のエチュード。あ、あれ、ペンタトニックか、と(恥)。


そういえば、最近よくやるようになった、最後の本人挨拶なかったな。お疲れさまだったのでしょう。
Comments (3)
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恩田陸『蜜蜂と遠雷』(文庫版)上・下

2019-04-24 01:06:32 | ピアノとクラシック
やっと読み切りました! 映画化されると聞いて、慌て気味でしたが。アニメ化もあったんかい(汗)。 正直に言います。映画化決定して、書店で再度横積みになるまで、「蜂蜜と遠雷」だと思ってました(恥)。 率直な通読感は、青春群像劇だなというものでした。 学園モノまでいかないけれど。 色恋も淡い段階でとどめているのも含めて。 とりあえず、音楽をその感触(演奏も聴覚も)を文章化するのは、すごい力だなと思いました。 改行が多い気もしたけれど、まぁ気にしない方向で。 読み始めてすぐに、浜コンがモデルになっているなとわかりました。 僕は、この手のものは、日本音コンの本選を2回聴きに行っているのだけれど、そのことを思い出しました。 だからというわけじゃないけれど、本作では、本選の描写が、ちょっとアッサリだったかなという気もしました。
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ロジネットジャパンチャリティーコンサート2019

2019-04-14 12:49:12 | ピアノとクラシック
札幌コンサートホールKitara

指揮:佐藤俊太郎
演奏:札幌交響楽団
ピアノ:外山啓介

第I部
・エルガー 行進曲「威風堂々」第1番
・ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73「皇帝」
・(外山啓介アンコール) シューマン 「トロイメライ」

第II部
・ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲)
・(アンコール) サティ 「ジムノペティ」(ドビュッシー編曲)

ついに外山啓介くんの演奏聴くためkitaraまで来てしまいました。天神のアクロスとどっちが(東京から)遠いんかな?(笑)←遠い方が遠征最遠記録w。

札響も佐藤俊太郎さんの指揮も初めてでした。
弦楽器も管楽器も打楽器のようにズドドンと低音を鳴らす印象。
威風堂々のときに思ったのは、ホルンさんが上手い。

皇帝ですが、以前と同じように、そつなくオケもピアノも弾ききった感じ。
外山啓介くんも、いつもの通りオケに息をあわせる演奏で、人によっては主張が弱いと言われるかな?
綺麗な演奏も安定的だったかと。
いま思うと、もっと音鳴らしてもよかったのかも。
んで、アンコールのトロイメライが最強。

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外山啓介ピアノ・リサイタル (17th February, 2019)

2019-02-17 18:03:05 | ピアノとクラシック
トッパンホール


武満徹:雨の樹 素描
武満徹:雨の樹 素描Ⅱ-オリヴィエ・メシアンの追憶に-
バッハ:パルティータ第6番 BWV 830
シューマン:月の夜 op.39-5(「リーダークライス」より/クララ・シューマン編 曲)
ブラームス:バラード第4番 op.10-4
ブラームス:4つの小品 op.119
  1. 間奏曲 ロ短調
  2. 間奏曲 ホ短調
  3. 間奏曲 ハ長調
  4. 狂詩曲 変ホ長調
<アンコール>
ブラームス:間奏曲 op.118-2
シューマン:トロイメライ


今回も満足感の高いリサイタルでした。

武満徹から始まりましたが、響きが美しい、聴かせる演奏でした。

バッハも、周りでは反応鈍い人もいたけれど、僕はなかなか佳かったと思います。
全体として、むこうかこちらかわからんけれど、スイッチ入った感覚あると言えばいいかな?
武満徹からの曲と曲の繋がり・背景を意識したプログラムのというのも成功しているかと。
トリルやシンコペーションが流れずにカチッと決めていた度合いが昔より高いかと。

シューマンは、今日の全体を通しては相対的に(あくまで相対的に)、印象が薄れたかも(汗)。

ブラームスもバラードも、それらしく伝わってきた感じ。
4つの小品も、調性の変化が聴く側にも伝わってきました。プログラムにわざわざ「第4曲目は~」の一文が入っていて、彼の意識が感じられた気がします。

その昔(デビューから数年は)、外山くんは、シューマンとかブラームスも、似合わないとか思っていたけれど、(人によっては深みが足りないとか反応あるかもしれないけれど)好感持てる演奏でした。


これは、演奏から離れるのだけれど。
外山くんは、ちゃんと文章を書ける&挨拶ができる!これは大きい、というか、最近、オッサンとして、改めて感心しているところだな。

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