LUNACY

cygnus' blog

アンドレア・バッティストーニ指揮×東京フィルハーモニー交響楽団

2015-09-11 00:09:42 | ピアノとクラシック

9/10(thu) 於:サントリーホール

ハイ。バッティストーニが気になってまた行ってきました。
ふーん、彼の彼女はミラノに住んでいるのね(by プログラム)←どうでもいいはずなのに頭に残るw


ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲
ラフマニノフ(レスピーギ編):5つの絵画的練習曲
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲『展覧会の絵』

という、イタリアとロシアの橋渡しが意識されているような作品群。

簡単にコメントしていくと....

「運命の力」序曲
イントロのトランペットがちょっと音が割れ気味でオイオイと不安になったかな。
あと、フィナーレの盛り上げ方がやっぱりラテン系なのかしら?って感じ(笑)。

「5つの絵画的練習曲」
ここでも、2曲目「謝肉祭の情景」に、ラテン系のお騒ぎ感を感じるw。
ただ、なんか、全体的には、のっぺりした感じを受けたかなぁ。

「展覧会の絵」
最近はピアノでばかり聴いていて、ラヴェル編曲のオーケストラ版を聴いたのは久しぶりでした。
今日は、この曲に集中していたのかな?前2曲より気合いが入っている感じでした。
最初のプロムナードのトランペットのファンファーレ。僕のアタマの中にあったイメージと違って、良い意味で新鮮でした。
ほかの箇所やパートも含めてやっぱり、スラーとかテヌートでのリズムの作り方や強弱の置き方がツボりました。

んで、ビックリしたのが、ラストの「キエフの大門」。
まず、裏で支えるアルペジオ他のラインが、他のパートの音で、かすれ気味だったのは残念。もうちょっと調和が欲しかった。
それからフィナーレ。
とにかく、あんなにガンガン鐘を強く鳴らすキエフの大門は初めてでした(爆)。
あれ、ウクライナの土着系の泥臭い大地に聳えるキエフの大門じゃない気がする(笑)。
ロシアの都サンクトペテルブルクの奇麗かつ荘厳な感じでもない。つまり、東方正教会っぽくないんだよなぁ。
流麗で(そこそこ良い意味で)流れている軽い感じ。つまり、きっと、バッティストーニのベースの北伊の街の教会のイメージなんじゃないだろうか?


最後に、オケ全体として、もうちょっと、音に彩りというか色気というかが欲しいかなぁという感じ、
表情がもっと欲しいかなぁという感じはしました。贅沢言っているのは百も承知ですが(汗)。


まぁ、何だかんだで、バッティストーニのあの「リズム感」に、僕がハマっているのは間違いないwので、
しばらくは熱がつづきそうな感じです。年末の第九も行っちゃおうかな~って思ってるw。
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