「結婚帝国」上野千鶴子×信田さよ子(河出文庫)

いやぁ、ぶっ飛びトーク炸裂してます(笑)。

60代(以上)の男が、なぜクソかを明快に解説してますな。

そして、自分もつくづく、しょーもない自我を抱えないようにしなきゃと思う本。
あと、本文中にあった、対象事項は違えど、「記憶の再定義」「経験の語り直し」ってのは、上野センセほかのセンセ方の本を読んで、自分が遂行的にこの10年たどってきた道なんだよなぁ。

それにしても、ラディカルな議論って痛快なことが結構あるんだなと再確認。
上野センセの
「バカと専門家は使いよう」とかｗ。
「理論は「つごうがいいか、つごうが悪いか、どちらかだ」」とか。
身も蓋もないんだけれど、ウケるというか、パンチ力ある表現に脱帽。

「宮廷衣装の美」展

ていぱーく(逓信総合博物館＃大手町)

郵政民営化問題で騒がれたはず(んで、多分、その後うやむやｗ)のトコロへ行ってきました。
そうしたら、企画展やっていました。

青梅きもの博物館に収蔵されている、皇族の着物の実物と、切手や絵はがきの美術に利用されてきた日本の着物のコラボ。
結構、佳かったです。しかも日程が今日までだなんて、誰かが呼んでいたのかしら？(笑)
というか、コレで常設展の110円だけで観られるなんて、ちょっと美味しかったゾ。

んで、博物館のほう。
まぁまぁかな(笑)。
一番、圧巻だったのは、全世界のありとあらゆる切手を集めているところでした。ココはマニア垂涎かとｗ。

地下鉄博物館

葛西まで行ってきました☆
壁に9色(メトロ各線イメージカラー)のタイルが貼ってあります。

・シミュレータの人だかりがスゴイね(笑)。
しかも、シミュレータの運転台がちゃんと世代別になっているのがまた驚きというかツボｗ。

・HOゲージのジオラマも、赤坂見附をちゃんと上下二層構造方向別配線になっているのが、またウケるｗ。

・また、丸ノ内線車両。スピーカを、そのまま展示案内放送に使っている！

・銀座線開通した1927年からATSがちゃんと使われていたのか！コレは凄いぞ。

・それにしても、あんまり、土木技術には萌えないってことを実感(汗)。

「Ｊ．エドガー」

クリント・イーストウッド監督×レオナルド・ディカプリオ主演

FBI長官を長きにわたって勤めた人物の生涯を描いた作品。
とんでもないマザコンに、男色って、民主党や保守穏健派の支持者じゃなきゃ出演できないよな(笑)。
でも、結構、自分の人生にフィードバックして考えてしまった(笑)。人生の歩み方や人間関係について。

週末の締めにちょうどよかったな。

三宅乱丈「イムリ」第11 巻

読了～。
ほう、そう展開するんですかい。
構想力に脱帽です。

「ザ・ラストバンカー」西川善文回顧録

とても面白かったです。
これでも、まだ書かれていない裏話や、書きたくても書けなかったことが、たくさんあるのだろうなぁ。

暴露話や他者への批判めいた話があっても、結構、率直に書いらっしゃっていて、自分に自信のある人は強いなと思ったのでした。キャリアもあるお方だからこそって部分。若造が書いたら傲慢とか心臓が強いとか言われそうなところ(笑)。

個別エピソードでは、三○電機はやっぱりだめだったか、とか。
今の企業トップには、官僚ならぬ民僚がのさばっているし、経団連はもういらんじゃろ、とか。ウケるｗ。

安宅産業問題、平和相互銀行合併問題とイトマン汚職について、ページ数割いているのは、西川サンが事後処理の当事者だから当たり前なのですが、読んでいて飽きませんでした。

そして、西川サンのバンカー人生って、まさに戦後の金融の歴史そのものの感がありますね。
このあたり、箭内昇「メガバンクの誤算」(中公新書)で予備知識あったので、非経済系のヘタレのビジネスパーソンとしては、結構スイスイ読めたかな？と思います。

んで、後ろ３分の１が、郵政民営化問題。
記憶に新しいのだろうし、政治に振り回されて書きたいこと山ほどあったのでしょう。
ふざけんな！鳩山邦夫！が伝わってくる本(笑)。
西川サンが自身で政治音痴と自称してらっしゃるけれど、私怨や羨望(要するに非論理のデタラメ)メインで人が動くカルチャーに慣れてらっしゃらなかっただけじゃないかと。というか、そんな世界は、曲がりなりにも数字と契約で動くグローバルビジネスと縁遠いワケで(笑)、同情します。

そして、この本を読んで、一番マズイなと感じたのが、マスコミ問題。
西川サンの言葉としては、あとがきで、ヒトコト触れられているだけだけれど、本当にこれ見逃せない。
そもそも、公に伝えるべき事実関係をちゃんと伝えているか？そして、事実関係を正確におさえた上で批判しているか？
マスコミやジャーナリズムの問題は大きい。

最後に。
この西川サン。かつて三井住友銀行頭取時代にテレビ東京のオープニングベル(現Ｅモーニング)にゲスト出演してらっしゃったことあって、偶然その回を見てました。
趣味は？の問いに、ガーデニングとお答えなさってました。
結構、チャーミングなお方なんですよね(笑)。

航空科学博物館

所沢でなく成田のほう。

バス停から歩く道すがら、目の前をウラジオストク航空がかすめて行く～(笑)。
あれ？成田便ってあったっけ？臨時かな？

ぶっちゃけ陳腐w。
ボーイング747メインの展示。
747が輝いていた時代の遺物群ですな(笑)。

シミュレータのブースで操作体験できて、その操作でメイン展示の747の機体(8分の1で世界一(爆))がうぃーんって動くっていう(笑)。

5F展望室。
解説者が妙にうるさいw。誰も聞いちゃいねぇ(笑)。

ただ、ライブラリの資料は揃えが佳い！
さすが。でも成田まで借りに来るか？(笑)


屋外展示で萌えたのは、ソ連製ヘリコプター。
上下2段の回転翼に注目～(笑)。


それから展望室からやたらと目立つのが隣接敷地の超怪しげな拝金趣味丸出しの仏舎利塔(笑)。


んで、駐車場敷地内に、去年夏にオープン「成田空港 空と大地の歴史館」なるものがあります。
ここは、空港開港までにどれだけの紆余曲折があったかの経緯を展示しています。
三里塚闘争の資料をよく集めたな、と。ヘルメットに、旗に。
空港が民営化したからでしょうね。公団のままだったら、反体制側をここまで擁護している(と捉えかねられない)資料館は絶対無理だと思う。
というか、ぶっちゃけ、資料の貴重さなら、航空科学博物館より見る価値あるかも(笑)。

成田山新勝寺

話が前後しますが、2012年2月19日に行ってきました。

総門

大本堂

寄進自慢合戦になっている石や碑ばっかりでげんなり。
キンキラキンの建物もあったりして、精神性低いわぁ。
仁王門の彫像もライトアップするなり、せめて、見せつけるなら仏像でして欲しかった。。。

『失恋ショコラティエ』(1)-(4) 水城せとな

既刊全巻一気読み。

ノッケからイキナリ失恋という少コミにしては、珍しいツカミ(笑)。
そして、その失恋状態がず～っと続いているからこそ進むストーリーになっています。

その恋に執着し続けるチョコレート職人に限らず、周囲の人間も皆がどこかしら恋愛における勘違いや妄想を抱えているっていうおかしさ。
言うまでもなく、主人公の妄想がひどく(笑)、江川達也「東京大学物語」を彷彿させるわｗ。

ドラマCDになっているみたいだけれど、アニメ化されそうな気もする～(笑)。

「さみしさサヨナラ会議」小池龍之介×宮崎哲弥

恋や愛や性のことを通して、人間の煩悩や執着について語っている本。表紙や帯からは恋愛や性の話題がメインの切り口になっていることがわからなかったよ(笑)。

兼高かおる「わたくしが旅から学んだこと 80 過ぎても「世界の旅」は継続中ですのよ！」

往年の名番組の、ディレクター兼プロデューサー兼レポーターの兼高サマの自伝でございますのよ(笑)。
といっても、この番組「兼高かおる世界の旅」を覚えているのは、僕と同世代かそれより年長の人だよなぁ～(汗)。

かなり簡潔にまとめられた本。

プロペラ機による世界一周最短時間記録は、この兼高サマが持ってらっしゃるのか！
へぇ～(笑)

贅沢というのは決して無駄ではありません。贅沢と余裕があってこそ文化は興隆するのです。(p.167)
キャー！(笑)
そうよ、だから、この前、神戸牛の中華まんじゅうは、シッカリ買って帰ってくるべきだったのよ！(爆←(違ｗ

あと、訪問国一覧に「復帰前の沖縄」とあって、やはり歴史を感じました。

これからも、戦中派としてまだまだメッセージ発信して欲しいですね。

「ヒミズ」(映画)

古谷実原作コミック＆園子温監督

相変わらず園監督の圧倒的なパワーの映画でした。

原作を読んだのがもう十年近く前で、だいぶ忘れていたなぁ(汗)。結構、いじっている感じはしたけれど。
ただやはり、震災原発を組み込んだのは、ちょっと無理くり感を感じないでもなかったなぁ。。。。

主役二人以外のキャストが、ほとんど、園監督の作品でお馴染みの俳優＆女優でしたね(笑)。
以前の園監督の作品をみている既視感もありました。

「増補 広告都市・東京 その誕生と死」北田暁大

ちくま学芸文庫から昨夏発売。

北田センセの「広告の誕生」を知らなくても読めるようになっています。
「メディア」と「広告」と「都市」の関係に興味のある人には愉しめる本。
本書でクローズアップされている街は渋谷。
自分もよく出歩く街で非常に興味深く読みました。というか、この文を渋谷のカフェでかいているし(笑)。
補遺の大阪万博についての考察も思わず唸ってしまいました。

「フェルメールからのラブレター展」

Bunkamuraザ・ミュージアム

出品点数絞り込んでいて、ゲップのでないくらいでよかったですね。

目玉は、フェルメールの３作品。
平凡な言い方で情けないのですが、ホントに光の使い方が絶妙ですね。
同じオランダでもレンブラントは影が絶妙なのと対照的というか。
また、色彩や濃淡の遠近法のみならず、透視遠近法が、ガッツリ効いているのもさすがでした。

ガンガレ森田京之介アナ・特別版(笑)。

テレビ東京モーニングサテライト2012.2.9。

今朝は、池谷亨アナに代わって、森田京之介アナ！
お久しぶりというか、お帰りなさいというか(笑)。
だいぶアナウンサー業が板についてきたねぇ～(笑)。