LUNACY

cygnus' blog

ちくま新書「これからの日本、これからの教育」

2017-11-30 00:34:56 | 本・コミック
前川喜平×寺脇研

要するに、学びについての当事者主権(の重要性)についての対談。後ろの方には、人間としての倫理の問題も語られています。
行政として行われた教育政策や、政治学との軋轢について、過去の経緯(官僚としての仕事)を踏まえて綴られています。

落ち着いてものを考えたいひとにオススメ!
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『バレエ・リュス ニジンスキーとディアギレフ』桜沢エリカ

2017-11-25 00:02:37 | 本・コミック
よくこんなにコンパクトにまとめたなぁ~、削ぎ落としたなぁという印象。僕だったら、ドンドン詰め込みすぎて爆死しそうな内容(笑)。

副題の通り、ニジンスキーとディアギレフのふたりの生涯、そしてバレエ・リュスと、それに理解を示して集った文化人の物語。

章の表紙絵に使われている絵だけ切り出してグッズにして欲しいかも。

それにしても、久しいことバレエを観ていないなぁ。。。。
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鎌谷悠希『しまなみ誰そ彼』第3巻

2017-11-21 23:17:10 | 本・コミック
椿とたすくが向き合う一巻。

人間のコミュニケーションって難しい。今巻の椿のいらだちや涙って、ちょっとわかりにくかったかも。次巻以降でわかるかな?
あ、でも、たすくが椿に魅かれるのは、すごくわかる。

「誰かさん」という不思議キャラクター、あんな人がいたらいいな、自分も必要に応じてあぁなれたらいいな、と思うの。

あと、鎌谷先生の作品群の特徴なのだけれど、「少年ノート」でも「ぶっしのぶっしん」でも、場面転換というか何かが<降ってくる>構図が独特だよね。普通だったら、稲妻みたいな背景使ったり、キャラの衝撃表情のアップとかで乗り切るところを、流れの表現でこなしている感じ。

しかし、ホントに尾道&しまなみ海道の地域密着ストーリーだね〜。
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「けんえん」第五巻

2017-11-20 23:00:24 | 本・コミック
風越洞×壱村仁

あやかし物、或いはケモナー。これも第五巻か。
うぅっ、これまでのストーリーをだいぶ忘れてしまっていたぅ(。ŏ_ŏ。)

ま、マシラとハヤテもなんだかんだで、いいコンビだよね。

んで、本巻で気がついたのだけれど、要するに、天竜川の文化圏のお話なんだね。
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日高ショーコ「日に流れて橋に行く」第1巻

2017-11-19 21:25:35 | 本・コミック
第1巻でやっと役者が揃って、口上が終わって、ストーリーはこれからというところかな?

三越がヘロヘロになっているときに、この打ち出しかたは、なかなかにナカナカな案件な気がする(笑)。
日本橋~銀座の歴史や、日本の百貨店の歴史を知っていると、随所に散りばめられたら小ネタを愉しめる系の作品。

僕の曾祖母さんが上京して暮らしていたのが、描かれている作品の頃のはず。
その意味でも親近感が強いのだ。
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『悪魔祓い、聖なる儀式』("Liberami")

2017-11-19 21:02:30 | 映画
シアター・イメージフォーラム

シチリア島パレルモ?のとある神父の元に集まってくる、悪魔に取り憑かれた(と周りに判断された連れてこられた)人たちと、現実に行われている悪魔祓い儀式やミサを取材したドキュメンタリー。

何故、医療に繋がない?と思ったけれど、医療からも見離されている例の提示もあって、話はそう簡単ではないのですね。

一番、衝撃を受けたのは、ラストのル・モンド誌の引用でした。ネタバレになるので書かないですが。

日本の場合はどうなんだろう?
キリスト教の信仰は人口比1パーセントでカトリックはその半分くらいだ(と思った)から、キリスト教の問題としては顕在化しにくいと思うけれど、宗教界全体の問題にはなると思う。筋悪のカルト宗教が涎を垂らして待っている領域だもんな。

個人的には、聖イグナチオとか浦上で、悪魔祓いが行われるのは、想像したくないというか勘弁して欲しいなぁ。。。。
やはり、医療と福祉と宗教(or哲学ないし倫理)が適切なバランスで人々の苦しみを緩和する社会であって欲しい。



翻訳の重箱の隅をひとつ。
一ヶ所、讃美歌とあったけれど、カトリックなので聖歌とするほうが適切かも。
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猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って』第2巻

2017-11-19 17:01:57 | 本・コミック
早くも第2巻。あ、週刊の連載ものだからだな。

出来過ぎのエピソードだし、主人公たちのようにタフに生きるのは無理に思えるのに、不思議と微笑ましい雰囲気に自分も巻き込まれてしまうコミック。

それにしても、第2巻の巻末マデ、本当にストーリーもキャラクターも突っ走ってたな(笑)。
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『ちはやふる』第三十六巻

2017-11-18 22:42:12 | 本・コミック
末次由紀

千早×太一×新のコアメンバーだけで、ストーリーを引っ張っていく感じ。この3人以外が、脇役になっちゃうというか。
つまり、原点回帰の感が半端ない一巻でした。
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『ピアノのムシ』(11)

2017-11-18 13:16:38 | 本・コミック
荒川三喜夫
メジャーではない出版社から出ているから、書店での扱いがゾンザイなw作品(悲)。
んで、早くも11巻。

以前も某グルメ漫画に構造が似ていると書いたけれど、そこが苦しいけれど、やはり面白いなぁ。
星野がんばれと思ってしまう作品。
ピアノを再びはじめたくなる作品。
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『銀のスプーン』第17巻

2017-11-17 23:34:55 | 本・コミック
小沢真理。これにて完結。よく考えたら、自分でレシピをちゃんと再現してなかったなw。

なんか、まとめるというか、終わらせるための巻というか、ちょっと無理くり感があった感じもしなくないかな...汗。
ルカの出番も少なかったか。調はもっとかw。でも、仕方ないよな。

オビに登場している高杉真宙はハマり役だったと思う。
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さいきまこ3部作

2017-11-09 23:08:56 | 本・コミック
「陽のあたる家〜生活保護に支えられて〜」
「神様の背中〜貧困の中の子どもたち〜」
「助け合いたい~老後破綻の親、過労死ラインの子~」

この国の人びとの貧困の実態以上に、この国の福祉の貧困を描いた作品群かと。
そして、福祉は福祉でも、制度の福祉と我々の意識の上の福祉。

どの巻も、できるだけ希望を持たせようとしているけれど、やはり、重いというか苦しい思いに襲われるのは避けられません。
しかし、現実は直視しなければならないわけです。
そして、何より、困ったときのアイデア・知恵を提供しているのが、この3巻の重要なところだと思う。
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「1968年」-無数の問いの噴出の時代-

2017-11-05 16:11:16 | 美術展・博物館
国立歴史民俗博物館


何事も50年経たないと歴史にならないと予備校講師が仰っていたけれど、この1968年から間もなく50年。
つまり、歴史になったんだなぁと感じました。
当然、僕は生まれる前の話で、当時を知るわけもなく、ネタ的な興味や、そのときそのときの自分の日本の社会に対する何故の問いがキッカケがほとんどであるにもかかわらず、この展示で尽くされないものの大きさをひしひしと感じました。
つまり、2時間かけて見たけれど、まだまだもっと深く広い話だったはずだよなと。

ひとつ思ったのは、資料がどれも文字が一杯で埋まっているということ。伝達ツールとしての文章が圧倒してくる感じ。
あの世代のひとは、本当に読み書き能力が高かったのかもしれない。
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「ヨコハマメリー」

2017-11-05 09:42:44 | 映画
ポレポレ東中野
中村高寛監督。2005年の作成のこの作品、やっと観られました。

メリーさんの凜とした筋の通った生き方は、やはり、かっこいいなと思いました。
これ、メリーさんの歴史でもあるけれど、伊勢佐木町の歴史でもあるな、という印象を強く受けました。
そして、いま、もう、松坂屋だってないんだよな。
あと、元次郎さんのMy Wayも結構、ツボでした。
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「ひだまりが聴こえるーリミットー」第1巻

2017-11-04 23:54:21 | 本・コミック
文乃ゆき

映画化までされた前2作の続編。

中盤の千葉サンに関するエピソードというか伏線は、ストーリー構成巧みだな(くすっ)。

ただ、本当に、太一とかリョウみたいなキャラは、僕自身あこがれるわぁ。
きっと、航平がそうであるように、魅かれてしまうわ。

んで、一応BLらしいんだが、まだ(実質3巻目なのに)Hまでたどりつかないっていうね(笑)。
某エトランゼとかいう作品より、もっとかかってる(笑)。
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草場道輝「第九の波濤」既刊2巻

2017-11-04 23:38:19 | 本・コミック
長崎ネタだとどうしても反応してしまった(笑)。
というか、マリン!なモノも反応しやすいという自覚はあるw。
だから、このコミックが横積みされていた(紀伊國屋書店アドホック)とき、本のほうから声がかかった気がした(おおげさ(笑))。

まず、先輩から注入される指導・しごき的(苦笑)な一連のシーン。
おいおい大学で経験するって遅くない?と思ってしまった(笑)。
あれ、オイラ、かなり似たことを、高校1年のときに経験していまする。

東京海洋大も、品川の旧商船大のほうは行ったことないんだよなぁ、越中島の旧水産大の方はキャンパスの中に足を踏み入れたことならある。

それから、漕艇部の、キャンパスから大村湾まで走るシーン。
って、あれ、大村湾ってことは、キャンパスから、赤迫を通って山越えして時津まで行くってこと?峠越えが描かれないけれど、実は、すっごいことやってるぞ(笑)。そもそも長崎港内じゃないんか〜知らなかった(たしかに船舶航行の邪魔か)。
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