LUNACY

cygnus' blog

“MILK”@シネマライズ

2009-05-26 23:55:30 | 映画
公開終了が近いから、ちょいと急ぎ気味で観に行ってきました。
“MILK”@シネマライズ

ゲイの人権活動家、ハーヴィー・ミルク(ボクのように古い人間は、ハーヴェイ・ミルクで覚えているんだけれど(笑))の伝記を映画化。
ミルクの生涯と活動については、かつて、一回ドキュメンタリー映画化されていたよね?
この映画も、過去の映像記録引用してますね。

ガス・ヴァン・サント監督。
んで、アカデミー賞受賞。
だから、ちょっと、オバマ大統領就任祭りの一環みたいに思えちゃうところなくもないけれど。
この映画も、共和党が強い州では、キツそうだし。

この監督の作品は、やっぱり、アカデミー賞より、カンヌやらベネチアやらって、そっちで受賞したような作品の方が好きかもなぁ。『エレファント』とか。

いや、決して悪くない映画なんですけれどね(汗)。
何回か涙が流して観てました。
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神田川だって一級河川!

2009-05-25 23:45:02 | 冴えない日記
この3月下旬から、気象庁と東京都との合同で、神田川の洪水警報が出せるようになりました。

ボクの住むアパートの前も神田川の支流が流れていて、大雨のときは増水することもあり、道路に水が溢れたことがあります。昔は、西武線が冠水して止まることもあったそうで。


ショボイ川の神田川ですが最近流行りの言い方で都市型水害の危険があるわけです。


新宿・中野・杉並の各区(ほかにもあるかも)では、防災無線やメール配信などとの連携も始まっているはず。


昨日の雷雨で、早速かな?と思いきや、そこまでではなかったみたいですね。
かなり、ビショビショで帰ったのに(*_*)。
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新宿応援セール

2009-05-24 15:47:50 | 街・散歩・小旅行
今日、髪を切りに行ったら、会計のとき渡された。

バカボンがキャラクターのクジ。
一等が現金10万円。
by新宿区・新宿区商店会連合会。

よーするに、区内の商店街で買い物をする・サービスを受けるともらえるクジ。

こんなの昔あったっけ?
知らんかった(汗)。
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宮台真司「日本の難点」(幻冬舎新書)

2009-05-24 00:34:28 | 本・コミック
宮台真司先生の最新刊です。
もうすでに10万部で、最新の版では部分的に手直しされているそうで。
『14歳からの社会学』もそのようですが。ホントに動きが速いっすね。
これも発売された次の日に買って読みました。

コミュニケーション論・マスメディア論、教育論・若者論、幸福論、米国論、日本論
の5つのテーマについて、社会科学というか社会設計の立場から書かれてます。

おおざっぱな印象は、いろいろコンパクトにかつ濃密にまとめてはるな、と。
今まで、宮台センセのblogとか著作を(自分なりのレベルでだけれど)読んできているので、それをおさらいできる感じ。でも、それなのに、わかりきった感じがしなくてさらに考え込んでしまう感じ。


だいぶ前に読んだので、だいぶ忘れてしまっているし印象が薄れているんだけれど、一番、印象に残っているというか、自分のこととしてリアルに感じられてしまったのが、(やはり、というべきか)若者論・教育論のところ。

以前から、『人生の教科書 <よのなかのルール>』などなど多数の著作で読んでいて、それらを書かれている頃からボクは宮台センセの教育論に賛成です。
というか、(やっぱり)そういうことだったんだ!!と、(自分がなぜこんな状況になったのか)気づかせてくれたのです。
とにかく、自分のような人間をこの世に2人と作るなぁ!!って観点で考えると、センセの認識のようになるのです。
この『日本の難点』の88ページ。
追い抜かれていくガリベン君。まさに過去のボクのこと(いや、今もと言っていいかもしれない)。毎日毎日情けなくて悔しくて、無理をして体調を壊してまで頑張っても、成果は出せず。自分を殺して感情を抑えて、でも、結局、試行錯誤経験不足で、人生大損。

あと、この直後に書かれている「文化系的体育会系」「体育会系的文化系」。
この体育会系的とか文化系的とか、ちょっとだけ、『サブカルチャー神話解体』の歌謡曲とキャラクター分類のところを思い出してしまいました。

あと、米国論。
郵政民営化やトロンについては知っていたけれど、週休二日も米国の年次改革要望書(これもそのうちATOKに辞書搭載されそうでコワイw)によるものだったのか~。
知らなかったっす。


なんか、偏った読書録になっているけれど(汗)、他の項目もどれも興味深く読みました。


どうでもいいけれど、宮台先生のこの手の文章って、独特の言文一致体で、そして、4行1パラグラフになっていて(何ヶ所か3行)、テンポが作られているね~。
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ユニコーン@日本武道館

2009-05-22 23:43:39 | 音楽
職場の同僚というか後輩クンが、一緒に行く予定だった友達が行けなくなったってんで、チケット救済要請(笑)#月曜日。
というわけで、行ってきました。

中学の頃、吹奏楽部で男ひとり。
でも、部活動で、周囲の女の子はほとんどユニコーンを、話題にしていませんでした。
ところが、クラスで席が近いところの女の子たちは、このユニコーンのファンでした。
なかでも、1番熱が入っていたコは、EBIこと堀内一史のファンでした。
って、これ1988~89年頃の話。って、20年も前やんw(゜o゜)w
懐かしいはずだよ(爆)。

でも、そのおかげで、ユニコーン=EBIのように刷り込まれているのです(笑)。

16年ぶりに復活して、NEW ALBUM発売して、それを引っ提げてのツアー。ベストアルバムも出してたね。
それらのアルバムからのナンバーがほとんど(だったと思う)。

メンバー各自が、トップ・ボーカルを取る曲用意されてて、メンバーの個性が出ていて。
かつてソロ活動とかもしていたわけで、ユニコーンって、独立した個性の連帯って要素も強いんだなと思いました。

エンターテイメント要素もあり。
でも、アンコールのグダグダは、良いのか悪いのか(笑)。笑わせてもらったけれども。


あと、EBIちゃん。
老けない!!反則っ(爆)
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北田暁大「広告の誕生 近代メディア文化の歴史社会学」(岩波現代文庫)

2009-05-21 00:56:16 | 本・コミック
北田暁大センセの処女作ということになりますか。
優秀な人は、博士論文どころか修士論文すら書籍として刊行され、かつ、文庫化までされてしまうのですね(笑)。
正確には修士論文第2部がベースで、しかも原形をとどめていないそうですが、それでもね。

ちょっと難しかったかなぁ?
それなりに面白かったんですけれど、理解しきれた自信がないです(笑)。

いや、単に、広告の発祥からの歴史を書いているんじゃないんですよ(笑)。
「現代のわれわれにとって広告とは何か?」
「広告とわれわれの関係はどういう状態なのか?」がテーマの本。
「広告の本質は何なのか?」
「緩いもののはずなのに意識とともにあるのはなぜか?」といったあたりの追求です。

広告である/ない:未分化→分化(自律)→捩れた適用という変化変容を追いながら、広告を社会分析してしてはります。

うまく、感想を書けないです。すんません(笑)。
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大澤真幸「増補 虚構の時代の果て」(ちくま文庫),「不可能性の時代」(岩波新書)

2009-05-18 00:34:28 | 本・コミック
ハイ。大澤真幸センセの著作を二作連続一気読みしました。

もともと、大澤センセというか、大澤社会学っつうもんは、あまり知らなかったんです。
ただ、宮台真司センセ、東浩紀センセ、北田暁大センセの著作・対談を読んでいると、引用されたり対談相手として呼ばれたりってことで、どうしても避けられないんですわ(爆)。
というか、そういう背景で知ることに至ったってのが正確ですね(笑)。

んで、ボクがこれら3人センセの著作の中で、最も多く目にした引用が『虚構の~』。
また、一般向け近刊を書店で発見したのが『不可能性~』。

この2作を読んで、まず思ったこと。
ケンカを売ってない(爆)。から、つまんない(笑)。
宮台センセや上野千鶴子センセのように、微妙に挑発するような刺戟的な文章だと、こっちもテンションが上がりまくるんだけれど(笑)。
それに、「~であろう。」って文が終わるの。
「~である。」って言い切ってしまおうよ、って場面であっても。
つまり、主張については、さすが!とか、ほう!とか、思うところがあっても、迫力が弱いんだよね~。
また、2作を通して、大澤センセのノリは、やはりできるだけ多くの人にわかってもらおうということなのだろうけれど、「見てください~。ほうら、こうなっているでしょう?」って、種明かしを人々に解きほぐし感じですよね。
んで、東センセとの対談『波状言論S改』で、(外に出てデータ収集するのを否定する意味でなく)まだまだ学問のフィールドでできることがある、みたいなコメントされていたように記憶しているんだけれど、さすが、それだけあって、博い知識をうまく動員して分析してらっしゃるなぁと。


大澤センセの文章を読むときは、「(超越的な)第三者の審級」が、とにかくキーワード。
あと、センセは、「これこそ、まさに資本主義であろう」が連発される感じ(笑)。
「アイロニカルな没入」に関しては、『歴史の<はじまり>』のところに書いた通り。


『虚構の~』を先に読んだので、『不可能性~』がちょっと物足りなく感じちゃったかなぁ。
とくに、『不可能性~』は、書き下ろしの前半と、そうでない後半で、なんか橋渡しがうまくいってない感じというか、断絶っぽいものがちょいとあるなぁ。
それに、帯にある「なぜこんなにも息苦しいのか?」の答えまたは考えるヒントになっているのか? んで、最後の最後は、ネタを無理くり盛り込んで、飛躍がある感じが、それこそ苦しいなぁ。

『虚構の~』。
これは、オウム事件の社会学分析の金字塔。んで、文庫化に伴い、増補をつけたと。
『不可能性~』も、基本は、これがベースになってます。
大澤センセの師匠筋の見田宗介センセが、「理想の時代(1945-60)」「夢の時代(60-75)」「虚構の時代(75-90)」と戦後を分節したのを承けて、それをアレンジして、「理想の時代(-1970)」と「虚構の時代(70-95)」に分類していて、オウム事件が、その虚構の時代の終焉であると。
んで、東浩紀センセは、「虚構の時代」のあとを「動物化の時代」と定義して議論展開してはって、大澤センセは独自に「不可能性の時代」と定義して思考を展開してらっしゃると。
オウム事件について、マスコミ的な識者のコメントがどうもしっくりこなくてリアリティが持てなかった(もっというと共感できなかった)ボクには、遙かに尤もらしい(背景や構造の)説明に感じられました。


それから、立ち読みで『行為の代数学』を手にしてみた。
かなり、数学やね(笑)。
あとがきを斜め読みしてみた。
やはり!このひとも、(受験前まで)もと理系だぁ~(笑)。
宮台センセといい上野センセといい、ボクがツボる方は、こういう路線のお方になるのかも(笑)。
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"THIS IS ENGLAND"@シアターN渋谷

2009-05-17 21:28:23 | 映画
公開されてからだいぶ経ちましたね。
キネ旬でも評価割れてましたね(笑)。


ストーリーは、う~んどうなんだろ?
一歩間違えたら、少年のひと夏の成長物語に、成り兼ねないよねw。
現代にも通じる部分あるとはいえ、昔のノスタルジ-に浸ってるノリもなくはないかもな、と。
でも、ラストのほう。いろいろ深読みというか多面的・多元的に考えてたりします。←一瞬、おいおい、と思ったけれど、考え直し始めた。


あと、とにかく、音楽が良い!と思いました。
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ルーヴル美術館展-美の宮殿の子どもたち-

2009-05-17 17:33:55 | 美術展・博物館
@新国立美術館

あろうことか、待ち時間ゼロw
でもその理由は、内容もそれなりのだからってことに、入ってから気付く(笑)。
キメとなる目玉が少ないのよ(笑)。

工芸品も多かったです。

とにかく点数多過ぎ(221点かよw)。
広いスペース埋めるためかしら?と勘ぐりたくなるよ(笑)。


極端な話し、目玉のジョシュア・レノルズ《マスター・ヘア》しか印象残ってないくらいだわ(笑)。
でもこの《マスター・ヘア》はよかった♪
つか、東京展のみの展示ってことは大阪では、別のモノに差し替えかい?(笑)

あ、あとエジプトの少女のミイラ像もインパクトあったな。ウン。


でも、コリャ、ちょいとパンチ力不足の企画展。
朝日新聞はダメか~?
上野の国立西洋美術館のルーブル展で、口直しが必要だな(笑)。
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「歴史の〈はじまり〉」大澤真幸×北田暁大

2009-05-17 00:06:31 | 本・コミック
大澤センセと北田センセの対談本です。
発刊時に、書店で横積みになっていたから、気になって買っていたのです。

2004年から2007年にかけて行われた対談が元になっていると。
背景として、大澤真幸センセ『虚構の時代の果て』を承けて、
北田暁大センセ『嗤う日本の「ナショナリズム」』を書いている最中だと。


興味深く読んだはずなんだけれど、あまり、感想をうまく書けないなぁ(汗)。
それに、読んでからだいぶ経ってしまって、北田センセ『嗤う~』と、頭の中でゴッチャになっているのだ(笑)。だけれど、この2冊によって「我々は、90年代を終えられないでいる」的なお話がやはり印象に残っているかなぁ。というか、ボクに「あ、そっか。うまくゼロ年代に乗り換えられなかったんだ/かもしれない」という自覚を芽生えさせられたな、と。
そんな感じ。


あと、この対談での、三島由紀夫と「アイロニカルな没入」の件。
時期的に同時並行で、宮台真司センセと北田暁大センセの対談『限界の思考』でも触れられています。
というか、北田センセが、「大澤センセとの対談の時に、大澤センセが宮台センセの振る舞いを、こんな風に解釈してましたけれど~」と質問して、
宮台センセが「それは違う!」と。「大澤さんもヤキがまわったな」だの「無教養に過ぎる」だの(笑)。
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国立トレチャコフ美術館展-忘れえぬロシア-

2009-05-16 21:25:34 | 美術展・博物館
@Bunkamuraザ・ミュージアム


今日は、昼下がり遅いめまで寝ていて(笑)、家事をこなして。
そうしたら、もう日が暮れて(笑)。
でも、何かエンタメに接触できないかしら?と思ったらコレがありました(笑)。
金曜だけでなく土曜も夜間開館しているBunkamura。
空いてました☆


目玉が、イワン・クラムスコイの《忘れえぬ女(ひと)》。(ポスター)


抽象画がまったくなく、すべて具象画でした。
しかも、ロシアです。華がありません(笑)。
ソビエトやロシア文化好きはこの独特の【暗さの妙味】にハマれるんだけれどね(笑)。
つまんない人には相当つまんないかも~(笑)。


個人的に、おっ!と思ったのが、文豪の、トルストイ、ツルゲーネフ、チェーホフの三人の肖像画を並べてたところ。

あと、イリヤ・レーピンが描いたの息子ユーリの肖像画。
この絵が気に入りました♪


ミュージアム・ショップのロシア文化関連書籍の充実度もビックリでした(笑)。
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塩野七生『ローマから日本が見える』

2009-05-16 02:50:33 | 本・コミック
ズバリ、最後の一章を除いて、「ローマ人の物語」読者は読む必要はないです(笑)。
さらりとした復習にはなりますが。

ただ、最後の一章にあたる「特別付録 英雄たちの通信簿」。
メチャ面白い。

イタリアの高校の普通教科書に次のような記述があるそうで
「指導者に求められる資質は、次の五つである。
 知力。説得力。肉体上の耐久力。自己制御の能力。持続する意志。
 カエサルだけが、このすべてを持っていた。」
オバマ米大統領と、日本の政治家たちを較べると、<以下自粛(笑)>。
ただ、その国の政治家は、その国民のレベルを超えられないってのも事実なワケで。この比較を持ち出した時点で、問われているのは我々。
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上野千鶴子『ミッドナイト・コール』(朝日文庫)

2009-05-16 02:44:14 | 本・コミック
このまえ札幌出張行くとき、列車の中で読んだ(しかも、あっさりと読み終わってしまった)本。

朝日新聞の連載がもとになっているらしいんだけれど....。
ボク、読んだ記憶がないぞ(汗)。ボクが、中学3年の頃になるんだけれど。

とりあえず、堅苦しくない読みやすいエッセー集。
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村上龍『無趣味のすすめ』

2009-05-16 02:35:18 | 本・コミック
タイトルからして強烈ですね(笑)。
でも、ボク、村上龍サンのエッセーとかの、小説じゃない文章、かなり好きです。
ときどき意見は違うけれど。

この本もそういう本でした。

というか、勝間和代なんかの「こうすればいいんです!! こうなんです!! こうするべきなんです!!」なんて、エラソーな文章読むより、村上龍の思索を自分にフィードバックする方が、(一般人・ビジネスパーソンでも)遙かに有意義だと思う。
少なくとも、ボクにとっては、そう。


この本(だけでなく、村上サンの最近の文章)には「ミもフタもない」って表現が多いんだけれど。
でも、結局、ボクたちは、そういうことに囲まれた社会を生きているってことなんだよね。

耳に痛いことも書いてあります(笑)。
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山本譲司『獄窓記』『累犯障害者』

2009-05-16 02:20:19 | 本・コミック
見沢知廉サンの著作、佐藤優サンの著作、この2人の著書で刑務所の中をだいぶ知っていたつもりですが、まだまだでした。

秘書給与詐取...って、まぁ、単に事務所経理をうまくやりくりしただけに過ぎず、解説で江川紹子サンも書いてはるように、一銭も私腹を肥やすことには使っていないんだけれど、とりあえず、刑務所に入って服役した山本譲司元代議士。


前者が、日記というか随想録のようなもので、後者が、服役後と現在と今後の活動につながるお話。
「人々に訴えたいこと」が多い&思いが濃いのは、実は後者。

「福祉を充実させることによって防げる犯罪がある」ってこと。
本来ならば、地域の連帯や福祉の手、すなわち、社会としての弱者を護る紐帯がしっかりしていれば、起きることのない事態だと。
刑務所が、福祉のゆがみが凝縮されている場所になっていると。

あと、前者。
あとがきにご本人も書かれているとおり、漢語が多いね(笑)。でも、いいんでないかい?
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