道草、より道、まち歩き。

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秋岡芳夫/北海道置戸展

2012年08月14日 23時59分54秒 | アート・文化
Akiokayoshio_2帰省して札幌に帰って来る途中に置戸で開催している「秋岡芳夫/北海道置戸展」。

秋岡芳夫さんは置戸町の「オケクラフト」の命名者であり、個人としてその名を知る事はありませんでしたが、童画家、工業デザイナー、木工家、道具の収集家など多才な顔を持ち、「KAK(カック)」というデザイングループを立ち上げカメラ、家電、ラジオなどの工業デザインなどにも携わったということで、新聞でこの企画展をする事を知り、オケクラフトも以前から興味があったので、置戸経由はちょっと遠回りになりましたが見てきました。

よく知られるところでは三菱鉛筆uniのパッケージデザインや、学研の教材の製作もされていました。

1983年には講演で置戸を訪れ、裏作工芸やコミュニティー生産という考え方を提案し、豊かな生活文化を創り発信する大切さを伝えたということです。

展示会では秋岡さんの1940年代からの作品~童画の原画、イスのデザインのスケッチ、デザインしたミノルタのカメラ、学研の教材、晩年に取り組んだ竹とんぼや、ノコギリや鉋など道具の図書館というコレクションの数々が展示されています。

あまりの作品の多様さ、イラストの素晴らしさ、秋岡さんのメッセージ性に感動して思わず2,500円もする図録を買ってしまいました。
今年に入ってガンダムとゴルゴとコッペリオンしか買ってなかったので、初めてまともな本を買ったような気がする。

置戸町は何度か来ていますが、町並みも大変美しくオケクラフトを始め工芸品を見ているだけでも楽しくて、なんだか住んでみたくなってくる街です。

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