道草、より道、まち歩き。

思いつくまま 気の向くまま、街をぶらぶら歩いています。
ブログの内容もゆるくて、道草、より道ばかり。

中国四川大地震への募金

2008年05月23日 10時06分35秒 | うんちく・小ネタ
先日の募金の話しの続きになりますが、民放各社で四川大地震に対する募金を受け付けています。テレビ朝日系列ではお馴染みの『ドラえもん募金』。その前に起こったミャンマーサイクロン被害の募金も含めて等分して災害救助に充てられるとのことだが、ミャンマーは軍事政権で実際被災者達に援助金が届くのか?という疑問もあり、中国にしても果たしてどういう経路で分配されるのか非常に懐疑的。

戸別訪問の募金活動も以前ありました。大学生くらいの若者が海外の支援などに募金しますというような。やっぱりちょっと怪しかったり実際詐欺まがいの事もあった。純粋に行動している人も居たのかもしれないけれど、昼間からそんな事できる時間があれば自分で働いた金で募金しろ!と思ったものです。

街で見かける募金活動にしても、先日妻が札幌の駅前交差点で今回の四川大地震の救済に募金活動をしている人を見かけました。初老の女性が一人、歩道で募金箱を持って立っているだけでなく、信号待ちをしている歩行者にお願いをしていたとか。ちょっと不審に感じたのかお金を入れる人は居なかったようです。

今回の地震で日本政府は中国に6億円の経済支援を決めました。単純計算で国民1人当たり6円ですか。他にも様々な募金活動が行われているので、総額は幾らになるでしょう。政府の経済支援金は元々は税金なんで、中国国内では日本からの支援があった事を国民に伝えて、しっかり被災者支援に使って貰いたいです。

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NOと言える価格

2008年05月23日 01時32分11秒 | ヒトとクルマ
北海道新聞朝刊で「貸し切りバスの悲鳴」と「ぼくらに、希望を」というコラムが連載されている。前者はその名の通り貸し切りバス業者が、規制緩和後に新規参入したバス業者の増加や旅行代理店からのコスト削減要求に対する苦境などを、後者は若者の就職、仕事探し、労働条件などの苦悩を紹介している。
どちらも仕事はしているものの、その労働条件、給与体制など将来も希望も無いような内容が報告されていて、まさにワーキングプアの様相を呈している。昨今の激安ツアーや価格破壊的な商品価格のからくりが見えて来る様だ。観光バスは別な業者と比べ値引を強いられたり、道内景気が悪い事を知って足下を見て買いたたかれるという。バソコンの入力業務も年々下がる一方で、出版物などの1字単価が20年前は2円だったものが、今は20銭まで下がりしまいに中国で入力業務をさせている会社もあるという。写真植字時代は1日1万字打つのがやっとだった覚えがあるが、今は1時間に8000字打たないと採算が合わず、できない人はやめてもらった方がいいと会社側は言うそうだ。(社会保険庁の年金記録業務では1日5000字以上打ってはいけないそうでしたが)

そうは言ってもどんな業種にせよ1時間にできる仕事の量などほぼ決まっているし、経費や人件費は特に人を乗せるような業務用のバスでは、時間も賃金も無理をすると大きな事故に繋がっていることもこれまで何度も起こっている。
私の仕事も一応A4のデザイン製作で幾ら。というような設定はあるけれど、当然何ページもある冊子やカタログ、プログラムはページ単価も安くなる。前は極端に無理な値段設定は無かったのに、最近は幾ら何でもその値段じゃ無理!って場合も増えて、実際何度か断っている場合もある。実際仕事がなくて暇な時期にはその単価でできない事は無い。遊んでいるよりはちょっとでも収入があった方が良いだろうが、一度そういう安い値段で受けてしまうとそれが当たり前の価格になってしまうからだ。一流のデザイナーでもないけれど、やっぱりインク代/用紙代/パソコン/ソフト/光熱費・運賃/など絶対的にかかる費用はあるし、1ページに何時間もかかる場合もあると簡単に値段は下げられない。それでできる業者があればそちらでやっていただければ良いと思う。最近の提示価格では新しいマシンを入れたりソフトのバージョンアップ代までとても回らない。計算するとこれじゃ時給700円のアルバイトをした方がずっといい。なんて馬鹿げた仕事は心を鬼にして断らなければ我々業種の将来はないだろう。

記事中のある観光バスの事業部長が言っている。「原価割れの値段を示された時になぜバス会社は断らないのか。うちはきちっと断っている。受けなければ、仕事がなくなるが、だれかが止めなきゃいけない」
よくぞ言ってくれました。業種の違いはあっても皆同じ悩みをかかえている。絶対理不尽な価格での仕事はするべきではないと思う。

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