(painting/source)
勝ち戦の将軍がローマに凱旋して大衆の賞賛の嵐に迎えられるとき、将軍は背後に必ずこういう人を従えていたらしい。いわくその耳元で、
「どんな栄光もはかないもの」
とささやきつづける部下である。
人はものごとがうまくいったり、ほかの人への手助けがうまくいったりすると、結果を自分が左右していると思うようになりかねない。
また人はものごとがどうしようもなくなったり、ほかの人への手助けが失敗した場合も同じように自分の取り柄にしやすい。
ようするに人は自分だけがした努力や自分だけが犯した間違いを中心に考えやすい。でもそれは思いとは違(たがわず)も違(ちがう)ものである。
勝ち負けを決める人々は結果が良い時には称賛を、結果が悪い時には非難をし易く流れる存在にすぎない。
だから結果が良くても悪くても、賞賛も非難も受け入れすぎるのは避けるべきだ。なぜならそれは、
「思い上がり」
というものだからである。
Glenn Gould-J.S. Bach-The Art of Fugue (HD)
勝ち戦の将軍がローマに凱旋して大衆の賞賛の嵐に迎えられるとき、将軍は背後に必ずこういう人を従えていたらしい。いわくその耳元で、
「どんな栄光もはかないもの」
とささやきつづける部下である。
人はものごとがうまくいったり、ほかの人への手助けがうまくいったりすると、結果を自分が左右していると思うようになりかねない。
また人はものごとがどうしようもなくなったり、ほかの人への手助けが失敗した場合も同じように自分の取り柄にしやすい。
ようするに人は自分だけがした努力や自分だけが犯した間違いを中心に考えやすい。でもそれは思いとは違(たがわず)も違(ちがう)ものである。
勝ち負けを決める人々は結果が良い時には称賛を、結果が悪い時には非難をし易く流れる存在にすぎない。
だから結果が良くても悪くても、賞賛も非難も受け入れすぎるのは避けるべきだ。なぜならそれは、
「思い上がり」
というものだからである。
Glenn Gould-J.S. Bach-The Art of Fugue (HD)