南無煩悩大菩薩

今日是好日也

時々には猫の態度と視点で世の中を見直してみる

2017-06-30 | 古今北東西南の切抜
(photo/original unknown)

世の中には、特定の分野の人を過大評価しがちな人がいる。

特定の分野には、概ね3タイプあって、それぞれ「政治家」、「作家・研究者」、「起業家・経営者」だ。

(1)一人の人間としては妙に体力のある目立ちたがり屋という程度の人物に過ぎないのに、大臣・国会議員といった肩書きを持つ政治家を妙に有り難がる人、
(2)単に働くのが嫌いで凝り性だっただけの変人である作家や大学教授に、深遠な知性や精神性を見ようとする人、
(3)ただ運が良くて我の強い自己承認願望が強いお金持ちを、「成功者」として崇めて社会的にも立派な人であるかのように思い込む人、

などだ。

人の好みは多様であっていいので、いちいちケチをつけるのは余計なお節介なのかも知れないが、それぞれについて時々は、「全面的にたいした人間ではない『変わっているけど、普通の人』なのだな」と思うくらいの見直しをする方が、世間をスッキリ理解できて、誤解による損失(政治家に入れ込むとか、ツマラナイ会社に投資するとか)を避けることができるようになる。

-切抜/山崎 元「現代ビジネス」より-
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