評価する。ということは偏見のない理解を促す。ということ。
人の評価も難しいが 自分の評価となると尚更であろう。
まずもって、評価基準がぶれやすい。
自己評価は、働く事に意味を見出すための出発点である。
もし、働く事によって個人の様々な欲求段階をクリアにしようと思えば、自己評価の正確性は 避けて通れないものである。
つまり。自己評価無くして、達成感も喜びも努力目標も改善もないからだ。
では どのように自己評価をすすめればいいのか?
ちょっと長くなりますが、なるべくはしょって エッセンスを記してみます。参考まで。
まずは、偏見と執着をなるべく取り除き、フラットかつナチュラル 公正な自己をイメージしなければならない。
まずは自我。
エリックバーンさんは、5つの自我を提唱した。
簡単にかつ強引にまとめてみると。
1.責任感強く、勇敢であるが、断定的で、頑固で、威圧的な側面を持つ。
2.同情的で、優しいが、過干渉で、押し付けがましく、甘やかしの側面を持つ。
3.客観的で、冷静だが、打算的で、冷たく、人情味に欠ける側面を持つ。
4.明朗快活で、面白いが、自己中心的で、感情的で、きまぐれな側面を持つ。
5.協調的で、素直だが、自主性がなく、反抗的で、ひねくれた側面を持つ。
人は 好ましい点も好ましくない点も必ず併せ持つ。
ということを理解する事が出発点だ。
自分の好ましくない点。好ましい点。をざっくりと仮定できる事。
そのためには感受性を養おう。
片方だけしか見ないと、偏見的になります。
付き合わないほうがいい人と 付き合ってしまったりしないように。
次は考え方。
以下の考えをなるべく捨て去って評価すること。
1.自分は変わらず相手を変えたい。
2.自分の欠点を見たくない。
3.自分の欠点を見ると落ち込む。
4.考える事で、不愉快になる。もしくは頭が真っ白になる。
どうしても捨て去れない人は、どこかにミスマッチが起こっています。
自分とミッション。目標と現実。立場と能力。などなど。
働く。ということの意味。理由。目標。をもう一度ゆっくり確かめる事。
自我と考え方。という自分への仮説が立てば、あとは相対的・対外的・現実的な見地から自分の立っている位置をあぶりだす作業が自己評価。
職能資格要件書。
自己評価。
認識力とは、誰でも一様ではありません。
知る。認める。という経験と学習のレベルの統合形態の現状です。
さあ。やりはじめましょう。
自分の目で見て。自分の耳で聞いて。自分の舌で味わい。自分の感情を理解し。自分で語る。
自分自身を原動力として。責任ある自立的人間として。自己の運命の決定者として。みなそう。
自己評価に基づいて行動する自由がないとしたら、ビジネスに邁進し、自分の運を切り開く事に何の意味があるというのでしょう。
実績と目標との間に横たわるギャップ。そこに階段をつけることが、今働いている形です。
百獣の王ライオンは。
自分の子供を谷に突き落とし、這い上がってきた子のみを 選んで育てる。
王者たるものの自己評価の厳しさを 表す話でもあります。
谷に突き落とす必要はないけれど、自分を突き放してみて、公正な自分を見つめる。
ことのすすめ。
自分の職能の完成度を高められるのは、自己評価の積み重ねしかありません。
必要な事だろうと考えます。