掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

送別会

2007-05-21 15:24:24 | 出来事
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、広島県安芸高田市吉田町の有木酒造(酒有喜)の岡田大士杜氏が、今月末を以て会社を退社されます。
先月辺りから酒販店仲間の先輩から情報は入っていましたが、先週の火曜日(5/15)わざわざ福永社長と一緒に当店にご挨拶にいらっしゃいました。
彼のお酒は非情にユニークなものも多く、せっかく良いご縁でお付き合いが出来、お客様も付いて来ていた矢先なので大変残念です。
色んな諸事情が有る様ですが「何とか成らないのかな~」とも思いましたが、決まった事なので我々には如何しようも無いのですが・・・・・。
地元福井県にお帰りに成られる様ですが、新転地と言うか故郷で頑張って頂きたいと、心からお祈りして居ります。

と言う事で本日、広島市中区三川町『人有喜』(有木酒造さんの直営店では有りませんよ・・・・)で送別会が有りました。
花束を贈呈される岡田杜氏(花束をを渡している女の子は、こちらのお店のオーナー井○社長の娘さんです。プレゼントを頂く岡田杜氏「中身はなんじゃろ~・・・・か
ワ~可愛いクラス・・・・感激」と岡田杜氏が言ったとか言わなかったとか・・・・。



岡田杜氏を始め皆さん湿っぽくなることも無く、賑やかに楽しい送別会に成りました。(と言いながらもすごく複雑な気分・・・)参加メンバーは十数名でした。あらあら黄金トリオ「居酒屋いぶしぎん」小○教官・「酒番長」相○氏・「謎の落語家」馬笑九師匠・・・・・。
こんな濃い方々と会えなくなるのは、岡田杜氏もさぞ寂しい事でしょう・・・・
って結局皆、酔い子に成ってしまいましたとさ・・・・。一番右の壊れた奴は誰だ自爆ビックエコーがバックになっていますが、別に行った訳ではありません。そんな時間が有ったら飲んでいる人ばかりですから・・・・)
岡田大士杜氏、福井に返っても是非「またぶっ飛んだ」酒造って下さいね・・・。お元気で



まげな改良雄町

2007-05-19 22:47:03 | 日本酒
本日、島根県出雲市の旭日酒造「十旭日」さんより注文していたお酒が届きました。その中で今回初めて入荷した商品をご紹介致します。
前回「まげなにごり・純米吟醸原酒(佐香錦)(←ここをクリック。前回入荷時のブログ)を頂いたのですが、この度はそれと合せて、「まげなにごり・純米吟醸原酒(改良雄町)が初入荷しました。

このお酒は以前サンプルで少し頂いたのですが、その時飲んだ印象は、顔のパーツが全部真ん中に集まりそうな位の強烈な苦・渋が有り味わいも超複雑で、佐香錦の柔らかみの有る味わいのお酒とは、対照的な味わいでした。
しかしながら、期間を置き徐々に飲ん行く内、苦・渋も多少落ち着き、味わいも少しずつ広がって来ました。こんな複雑な味わいは「熟成が益々楽しみで、どんどん進化するタイプだけど、まだまだ時間が掛かるな~。」と勝手に思っていたところ、本日届いたものを飲んでみると「あれ~結構いい感じかも・・・」最初に飲んだ時より遥かに飲み安い。勿論、渋苦は有るものの許容範囲内。勿論燗にしてみる(おまけに煮てみる)と苦味はかなり感じるものの、温度が下がってくるに従って、とろりとした口当たりと穏やかな味わいが出て来て、食中にはとても好いなかなかいいです。
最初のサンプルを頂いた時の印象と今回のお酒は、かなり違った状態でした。この辺の飲み口に成るとは・・・・・ビックリ(修行がたりんな~)。しかしながら、いい意味驚かせていただいた1本でした。
最初の頃の、この確り具合と強烈な苦・渋・体力からして、個人的には生酒ながら常温放置(売りもにはそんなことしませんが・・・・)実験をしてみようと思います。(危険
そんな変態放置プレー好きな方、是非挑戦を・・・必ずしも好くなるなどとは当然保障は致しませんが。しかし冷蔵庫保存でも、夏位までにはかなり印象が変わって来るものと思います。
相変わらず無責任なブログじゃ~の~。
アルコール度:18~19 酸度:1.9 日本酒度:+6.0 
1,800ml税込価格 ¥3,350



蕎麦の会・その3

2007-05-14 23:00:51 | 出来事
続き・・・・
お燗を大事に運ぶ熊野からお越しの○木さん。半分笑顔のこの表情が何ともいえず好き

肝心のお蕎麦も、二枚目(お変わり)あんまりの美味さに3枚目の方も・・・。出汁もいいのですが、お塩で頂くのもこれまた(岩塩を摺鉦で下ろして)素材の旨味がストレートでちょっとお酒を振ったりなんぞして・・・・。
そして馬笑九師匠の登場


次の蕎麦の会は新蕎麦でという事で11月4日決定のようです。さすが教官早業


蕎麦の会・その2

2007-05-14 22:19:15 | 出来事
続いて蕎麦の会です・・。
当日は、ゲストに竹鶴酒造杜氏・石川達也氏がいらっしゃいました。「ゲストと言いながら会費は貰う・・」と言う今回の企画の主小牧教官が掴みのギャグで始まったこの会も、色々な方がお出でに成っておられました。いつも遠路(東区)から当店にお買い物に来て頂く○澤さんは、隣のお席に。お仕事で西条に来た時に同じく当店で買い物して頂いている竹○さんは斜め前・買い物は勿論ブログにいつもコメントを載せて下さる、さいのぎさん、SUISUIさんご夫婦、前○内さんご夫婦。RCCの方や「いぶしぎん」のホームページを製作された方などなど・・・。濃いメンバーの方でした。薄いメンバーは我々夫婦・・・自爆。
お蕎麦やお料理は、前のブログで少し触れましたが、その中でも天婦羅で出てきた「こしあぶら」と呼ばれる山菜がとても旨かったのです。

実はこの”こしあぶら”広島県立農業技術センター職員の方に時季に成ると、おすそ分けして頂けるのですラキー。
上の写真はフレッシュなこしあぶら(こしあぶらはの下に有るのは、たらの芽)下の写真は天婦羅のこしあぶら。
これがまた山菜特有の里の香りと言うか山の香りと言うか何ともいえない山菜特有の香りと、茎の部分と葉の部分の対照的な食感と、ほのかな青にがさが有り、言わずと知れた燗酒と相性は絶妙・・だからと言う訳ではないのですが、この辺りから燗酒を飲むスピードがアーップ色んなとこから「これ何の燗」と飛び交う声、ニコニコして徳利を自分の机に運ぶ方と、ふぅぅっ・・・いつものパターンだ



石川杜氏がいらっしゃっているという事は、『飛び道具竹鶴が当然あるよね~・・・・・ね~石川さん』と言ったとこで、ついに出た~爆弾まだ商品に成っていない18BYの生モト(山田錦)純米吟醸原酒石川杜氏の対面席なもんで、お酌して頂いちゃいました
役得
杜氏婦人部にも大人気



蕎麦の会

2007-05-14 18:09:17 | 出来事
昨日、居酒屋「いぶしぎん」にて、「蕎麦の会」が有りました。
蕎麦と酒は切っても切れない関係ですが、そもそもこの会を開くきっかけに成ったのは、三次市三和町の蔵元「美和桜酒造」さんの蔵開きのイベントで、蕎麦打ちをされる佐川さんと仰る方が来ておられ、その蔵開きイベントに酒屋仲間のmaruさんが、参加された際に懇意に成られ、我々酒屋仲間が行うイベントにも交渉して来て頂きました。またmaruさん自信も、ご自宅で十数名集めて「蕎麦の会」を開催されました。
こんな話を「いぶしぎん」の小牧さんにお話した所、「家の店でも是非やってみたいな~」という事に成り、今日の会の運びに成ったわけです。残念ながら、当のmaruさんは本日地域のイベントがある為欠席でした。
お出で頂いた佐川氏は、本業は大工さんですが、玄人裸足の腕前それもそのはずお師匠さんは、あの有名な「翁達磨」の蕎麦名人:高橋邦弘名人のお弟子さんなのです。営業は店舗を持たず、今回の様な出張販売やイベントでの販売のみですが、大変好評で週末はいつもお忙しい様です。
この度の「いぶしぎん・蕎麦の会」は、会費4,000円と酒持参という、いつもと言えばいつものシステム。愛も変わらず危険な酒が数多く並びましたとさ・・・。

以前maruさんのお宅で、佐川さんのお蕎麦を頂いた時、私無理を言って十割蕎麦(そば粉100%で喉越しというよりも、独特の食感と香りを楽しむ様な蕎麦)も作って頂ましたが、いやな顔一つせず打って頂きました。しかしやはり自分のよしとしている所は、基本的に二八蕎麦(蕎麦粉8に対し繋ぎに小麦粉を2)で、本日頂いた蕎麦もほのかな香りと、しこしこして、つるっとした喉越しの二八特徴がよく出た美味しい蕎麦でした。一見淡白に見える蕎麦も実は非情に複雑な味わいも有り、蕎麦を口にした後酒を含むと、お酒が滑らかに感じたり甘味が出たりと結構面白いのです。

勿論、佐川さんの打たれる蕎麦も旨いのですが、奥様が作られるお料理も大変旨いのです。数十種類のお料理を手際よくお作りに成り、これまた素人の域を完璧に飛び越え玄人裸足お刺身や、山菜はこごみ・ワラビ・竹の子・うど・・・など)

写真以外にも、炊き合わせや天婦羅などなど本当に大満足でした。(つづく・・・・・・・・)