掛井酒店

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希少品 竹鶴生モト袋吊り

2011-07-01 19:12:25 | 商品紹介
先日、竹鶴酒造さんから興味深い商品案内が届きました。その商品の紹介とはこちらです
小笹屋竹鶴 生モト純米大吟醸 袋吊り
2007(19BY)醸造年度

《数量限定・希少品》

竹鶴酒造さんでは、以前純米大吟醸袋吊りの商品が有ったのですが、訳有ってしばらく出荷されていませんでした。そういった事も含め、蔵元さんから届いた案内文の中に詳しく説明してあったので、一部その文をご紹介しておきます。
【竹鶴酒造:小笹屋竹鶴 生モト純米大吟醸 袋吊り発売のご案内】
「袋吊り」とは、圧力を掛けて醪を搾るのではなく、醪を酒袋に入れて搾り自然に垂れる雫酒だけを集める手法です。
「袋吊り」は、一般的には主に鑑評会や品評会等の出品酒のために行われて来ました。竹鶴酒造では、全国新酒鑑評会にも出品しなくなりましたし、わざわざ手間暇を掛けて袋吊りをする事に意味が見出せなくなっていましたので、2003年(平成15年)醸造年度を最後に、袋吊りはやめておりました。
しかし、2007年(平成19)醸造年度に初めて生モト純米大吟醸を造った時、圧力を掛けて機械で搾るだけではもったいないと、袋吊りを復活させたのです。
また従来は、酒袋も化学繊維製でしたが、江戸時代の技術である生モトで仕込んだ醪を吊るのに化学繊維はではそぐわないので、木綿の酒袋を調達し使用しました。

【竹鶴生モト発売のご案内から】以上。

そういった訳で、竹鶴の「袋吊り」商品が出荷の運びに成りました。
また、この商品の原料米に兵庫県産:山田錦を使用しています。しかし翌年から地元産米を使う方針から翌年から広島県産:八反が使用されるようになりました。
その為、兵庫県産:山田錦を使用して醸された生モト純米大吟醸はこの年度の商品だけに成ります。したがってこれが最初で最後の非常に希少な商品に成ります。
袋吊り・高精白ならではの滑らかで上品な味わいを感じます。適度な熟成もあり、重厚な深みの有る旨味が溢れていて、その中に切れのよい酸がとても良いバランスを醸し出しています。熟成によりまだまだ面白い変化が楽しめますが、現段階でも非常に美味しく頂けます。

原料米:兵庫県産=山田錦 精米歩合:40% アルコール度:19.1 日本酒度:+2.0 酸度:2.7 アミノ酸度:2.4 酵母無添加
小売価格720ml=¥7,350



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