夕方、帰宅すると、母親が、待ち構えていたように、話しかけてくる。
これ、ふうらん、というんだよ。
風の蘭、と。
一日中、家にいて、多少は、近所の友達との会話もあるんだろうけど。
小学校にあがる前。
母親が、お花を教えに、隣町の小学校に行った。
いなくなった母親を追い、ぼくは、泣きじゃくっていた。
見かねて、隣のおじが、その学校まで、オートバイに乗せて、連れて行ってくれた。
校門の外で、あそこで、おかあさんが、お花を教えているんだよ、と。
それで、ぼくは、納得して、泣き止んだ。
風蘭について、堰を切ったように、話しかける母親を見て、昔々のことを、思い出した。
これ、ふうらん、というんだよ。
風の蘭、と。
一日中、家にいて、多少は、近所の友達との会話もあるんだろうけど。
小学校にあがる前。
母親が、お花を教えに、隣町の小学校に行った。
いなくなった母親を追い、ぼくは、泣きじゃくっていた。
見かねて、隣のおじが、その学校まで、オートバイに乗せて、連れて行ってくれた。
校門の外で、あそこで、おかあさんが、お花を教えているんだよ、と。
それで、ぼくは、納得して、泣き止んだ。
風蘭について、堰を切ったように、話しかける母親を見て、昔々のことを、思い出した。
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