マイケル・ムーア

華氏911をつくったマイケル・ムーアだと思うけど、BS2で、題名はわからなかったけど、ドキュメンタリーをやっていた。

他人との関係が、不安と恐怖を根っこに持って、できあがっているアメリカ社会、というラフスケッチ。

煙草を吸わない人には申し訳ないけれど、アメリカ型の禁煙運動が、他人との関係のおそれからきている、というひとつの仮説をもっている僕からすると、番組内でのアニメーションは、面白く見れた。

清教徒たちは、イギリスで迫害され、新大陸に着いたら、原住民に脅かされ、白人は労働がきらいなので、アフリカから、黒人奴隷をつれてきて、そのうち、その黒人が増えすぎて、みたいに、延々とつづくのだけれど、ベースは、おそれ。

kkk、クークラックスクラン、だっけ、強烈な差別主義を旗印の団体が出てくるし、それが、非合法化されたら、全米ライフル協会、という団体に生まれ変わったり、と。

年間に銃で殺される人の数、日本が39、イギリスで68だったかな、カナダも少なかったけれど、アメリカでは、1万1千何件かだった。

同じように、鉄砲大好きなカナダなんだけど、社会が、そんなにぎすぎすしてないので、銃による犯罪は、極端に少ない。

それに、アメリカでも、犯罪が減る傾向にあるらしいんだけど、テレビ的には、相変わらず、扇情的な画像のほうが視聴率が、ということで、そういったニュースが垂れ流されているらしい。

たしかに、マイケル・ムーアがどういった立ち位置か、ということもあるんだろうけど。