まわりで起こっていること

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伝統芸能を守るというのは伝統のメンタリティとセット

2017年09月23日 | Weblog

夕べは、田中会と銘打たれた、どうだろう、10年にはならないか。

長く続いている会で。

もともとが、どんな馴れ初めだったのか、忘れたけど。

指先で、数ミクロンの違いのわかる御仁を、頭目とした宴、しかも、芸者衆の踊りもプラス。

というもので。

年に4回くらいになるのか。

表題のような、伝統芸能を守る、というのも、ついでの、と言ったら申し訳ないけれど。

目的の一つには入っている次第で。

つまり、芸者衆の芸事含めたなりとたち、姿形をこの地に留め、くらいか。

なんだけど、まさに、表題のごとくで、芸能には、心、思い、考え方、などなどがあってこその。

ということで。

踊りとか三味線とかだけで、なりたっているわけでもなくね。

そもそも、芸者衆というもの発祥の理由、原因、きっかけ、というものは、知らないけれど。

芸能というのは、神事ではあったわけだ。

つまり、神との成婚、とでも言えるか。

供物、供犠とかにまで繋がりそうな話だけど。

神に捧げる、捧げることで、感謝をあらわすのか、願いを聞き届けてね、ということなのか。

そうそう、そう言ったことはともかく、夕べは、芸者衆のお一人が。

実はですね、と、この度結婚することになりまして、の発表会の場にもなった次第で。

半玉から一本立ちしたばかりで、これから本格的に、という時期に、寿退社。

ってわけだ。

めでたい。

のだけれど、少々、複雑な思いも去来するんだよね。

知り合いの理美容店から、一本立ちしていく職人さん、というイメージとも被り。

わが業界で言えば、年季が開けて独立、というのにも似て。

なかなか、働き方改革、という空疎な、いや、失礼、お為ごかしな、いや、これも失礼。

じゃ、なんて形容したらいいのか。

ま、そんな具合の改革話にも通じ。

そもそも、働くってなに?どゆこと?って。

芸者衆の結婚、ってのは、今までにも数多く、あったんだろうし。

女と生まれたからには、結婚して子供を産んで、それが女の幸せ、みたいな言説は。

街にも村にも、当たり前のように溢れかえり、その反対側に。

キャリアウーマン、みたいな横文字も散見され、って時代風潮。

の中、花柳界では、身請け、みたいな言葉も残っていて、つまり。

どこかの旦那に身を引かれる、というね。

そんなことは、実のところ、密やかに語られることで、発表します、みたいな、お天道様の下での話。

ではなく、というね、隠微な世界、でもあるわけで。

そんな時代の価値観が、とうの昔になくなっている、とすると、文部省唱歌のような。

明るい話に切り替えざるを得ず、だって、今だと、マスコミの餌食だよね。

なんてことにまで行き着いちゃいそうだけど。

いずれにしても、そんなわけで、めでたさも中くらいなりおらが春、くらいか。

だからね、そんな隠微な世界なんては、この世から一切無くしちゃえばいいんだよ、なんてひと頃流行った。

ウーマンリブのような。

そんな物言いも起こりそうだけど、反面、明るさは滅びのしるし、と言ったのは。

太宰治だっけ。

朝から、わけわからないところまで、行っちゃいそうだな。

なので、そろそろ、ルーティンに入ります。

 

コメント
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