まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

包丁ごよみ

2005年05月20日 | その他
剣客商売 包丁ごよみ

新潮社

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かたつむり日記さん
のブログに触発されて、読み出した、「剣客商売」全16巻。
現在、11巻目。

その番外編、とでもいえるもので、巻中、江戸時代の料理が頻繁に出てくる。
それを、板前さんにこしらえてもらい、本にしたもの。

なんとも、楽しい。
この、しゃれのめした本作り、が、なにより、楽しい。

もうひとつ、ブログのご紹介。
羽根の王国

パミール高原から、2200年前に、日本にやってきた、アマ族の話。
日向族と出雲族。スサノオ派とアマテラス派。
この、「羽根の王国」さん、ほんと、よく勉強されている。


ところで、昨夕の食卓。
大根・キャベツ・きゅうり・ナスの糠漬け。
いずれも、漬かりすぎにつき、隣の漬かりすぎ大好きいとこに、きゅうり・ナスは進呈。

前にもらった、倉沢の鯵(清水では有名なんです)のたたきと、大根・キャベツ・ショウガのみじん切りをご飯にかけていただく。
ほかに、おかず、いらないよね。







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本を漬ける?

2005年05月04日 | その他
剣客商売

新潮社

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このGWは、糠も漬けているが、本も漬けている。

すみません、おじさんギャグです。

上記の本。
以前も書きましたが、かたつむり日記さんのブログで紹介されていたもの。

全16巻あるんですが、今、6巻。

200年前の江戸が舞台。
なんか、自分の中の波長が、200年前にタイムスリップしたような気がする。

ただ、この本のなかの年齢描写が気になる。

50歳過ぎだと、老人・老爺というような描写。
オイオイ、オレは52歳だけど、若いぞ、という思い。
しかい、傍目には、腰が痛くて、歩き方がぎこちない姿は、「老齢」かな。


このGW、自分の時間を持ちたい、という妻の要望に、なるべく、予定をいれず、ということで、知らぬ間に、畳に寝転がって、近くにある本を手に、ということにあいなりました。

ところで、昨日の県警ヘリの墜落事故。
あの4時間前に、20歳の息子と草薙神社にいたのです。
隣家の漬かりすぎ大好きいとこは、墜落時間は県立美術館を出たところ。

時間と空間がピタっと一致したら、なんて。

昔は、家を出るとき、火打石で、カチカチと無事を祈って、送り出した由。
あるいは、旅に出るときに、水盃をかわす。

この時代、だけではないですが、潔い覚悟が必要ですね。
思い残すことはない、という言葉がありますが、「思いを残さない」という生き方。




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なんば走りとソメイヨシノ

2005年04月27日 | その他
このナンバ走りは、オリンピックの末続の100mで有名。
昔の日本人は、同側、つまり、足と手と同じに出して歩いたり、走ったりしたそうな。

飛脚は、このナンバ走りで、超一流になると、一日50里、200km、東京~静岡間を走り、また明日も走り、した、と。
甲野善紀さんが、NHKの番組で言っていた。

この日本人の独特な歩き方、走り方が変わったのは、明治に入ってからのドイツ式軍事教練からだったそうです。

このナンバ。

この間、久能の日光東照宮の1100段の石段を登ったとき、ためしにやってみた。
たしかに、楽に登れる。
実に、気持ちがいい。

もとコンピュウター屋のFくんによると、重心を高くして、腰と肩を一緒に出す、という感じらしい。スーパー60歳のHさん曰く、の由。

これも、Fくんからのネタ。

明治時代、各県の桜はほとんどが伐採され、明治政府によって、ソメイヨシノに変えられた、由。

武士は桜、というように、各藩の魂の象徴として、各種の桜を植えていたそうで、その象徴を、京のソメイヨシノに植え替えた、と。

いよいよ、山梨県武川村の樹齢1700年の桜を見に行くのが楽しみになってきた。
日本武尊のお手植え、日蓮さんのとき、枯れかかっていて、祈祷で回復した、と。


「身土不二」(しんどふじ)について、もう亡くなった、コンサルタントの一倉定さんが書いていたっけ。つまり、その土地で取れたものを食べること。

南の島、どこだったか、有名な島ですが、これまた有名なシュバイツァー博士が來島。
その島は病気も少なく、楽園のような島だったそうです。

しかし、博士、ドイツの食生活と比べて、いかにも貧しい。
で、西洋のケーキなどいろいろの食物を持ち込む。
島の人々は、博士の影響から、次第に食生活を変えてゆく。

島のライフスタイルが変わり、今までなかった病気が蔓延する。
食料自給率40%の日本はどうするんだろう。

伝統と新文明?との融和?野合?排除と置換?

そういえば、大阪の万博は、たしか、「進歩と調和」というテーマでしたっけ。






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二週連続の天城超え

2005年04月24日 | その他
先週に引き続き、伊豆。
東伊豆の片瀬温泉へ社員旅行で。
今朝、早朝より、船にて釣り大会。

総勢19名。

伊勢からKという29歳の独身男性も参加。
彼は、10年前、わが社に入社。1年で退社。
4年清水にいて、伊勢へ帰る。

18か19歳で家出して、清水へ。
今の言葉で言えば、ヤンキー丸出しで。

あれから、10年。

その彼、いびきがうるさくて、1時間くらいしか、眠れなかった、と。
どこでも寝てしまう僕には考えられないけれど、旅行へいくと、この手の話はよくある。
たいがい、いびき・歯軋りの話題。

彼の話を早朝聞きながら、今はあまり流行らない、こうした団体旅行って、いいもんだな、と思った。眠れないのは辛いかもしれないけれど、慣れることはできるかも。
いびきであったり、風呂の入り方であったり、服の脱ぎ方であったり。
自分のしぐさと違う人と、長い時間すごす、ということ。
とても、人間的なことだと思う。
徴兵での軍隊暮らしはかわいそうですが。

今はシャープの子会社へ行っている彼ですが、人間関係で胃が痛くなる、と。
あと、2、3年、旅行で、いびきの洗礼をもらえば、胃の痛みも消えるかもしれない。

ある知人の女性、離婚して、一人暮らしを長くしていて、事情で、彼女の母親と暮らすことになる。
神経質な女性で(と本人の弁)、母親の知らずに立てている物音、それは、つまりは暮らしの音なんだけど、その音で眠れない、と。
親子でさえこうなんですから、ましてや他人をおいておや、と言うところでしょうか。


以前、上の息子の引越しで、8畳に親子、5人、雑魚寝をしたことがある。
物心ついてから、子供部屋で寝ていた子供たちは、僕のいびきと寝言とロバのようにもぐもぐうごかす口がものめずらしく、翌朝、大笑いで、でも、そのことが嬉しそうで、なんともいえず、家族の温かさをかんじたものでした。

人との違いを楽しむのか、恐れるのか、嫌がるのか、という観点から、今、世界的に大流行しているアメリカ型の禁煙運動について、いつか、大論文を書いてみたい。たばこ嫌いな人からは大顰蹙ものでしょうが。

ヤンキー丸出しの彼。
彼の未熟さと僕の未熟さのために、10年前には、お互いのご縁を生かすことができなかったけれど、10年して、伊勢から旅行に参加してくれること、とても嬉しく思う。人生二度なし、というけれど、誰かが、もう一度、ご縁を生かすことをやり直させてくれているみたいで。

今回の旅行は妻も同行。
楽しい、楽しい、と連発。
ひとつひとつ、今までの思い込み・こだわりから解き放たれていくのが、自分でも不思議なくらい、楽しいらしい。
人が楽しい、と言ってくれると、こちらもなにもしてなくても、自然に楽しくなる。

もうひとつ、旅行中のエピソード。
夜の宴会のとき。
20年以上前に、北海道から駆け落ちしてきたYくんの話。
いまや、離婚寸前。
娘が働き出したから、夫婦関係も清算、ということのようだが、このYくん、ずいぶん年上の奥さんだけれど、今でも好きで、別れたくない、と。でも、奥さんの前では言えないんだな。

隣に座った人から、あんた、こうすればよかった、ああすればよかった、と言われ、次第に、感情が頂点に達し、僕と目が合った瞬間、泣き出す。僕の目からも自然に涙が。
俺だって一生懸命に生きてきたんだから、それを認めてくれよ、と。

40をすぎて泣き出す男を見て、ほんと、人間の哀しさ・いとおしさをおぼえた。
そんなにみんな、器用に利巧に上手に生きてるやつばっかじゃないよな。
だらしなくたって、情けなくたって、いいじゃないか。


帰宅後、高一のわが息子、夕飯時に帰らず。
母親、どこへ行ったの?
妻、公園へ。
母親、公園でなにしてるんだかね、と孫を心配する。
ほんの少し、我が家の食卓の空気、重そうになる。
息子、帰ってくる、公園で缶蹴りしてた、と。
一気に、食卓の空気、噴き出しそうな明るさになる。
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