アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

そこにはいつも名列車が・・急行「大雪」

2019-04-16 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

初めての北海道撮影旅行。国鉄現役蒸気機関車が引退して3年の月日が流れた頃、当時の同級生とともに青函連絡船に乗り渡道した。第一印象は、やはり北海道は思った以上に大きく広大だったこと。乗っても乗っても目的地に着かないイメージは未だに残っている。しかし、やってくる列車達は、どこか力強くたくましく思えたもの。急行「ニセコ」「狩勝」「大雪」・・・これらの列車名を聞くだけで、アントンKは憧れを抱いていた。どれも蒸機が晩年までけん引していた急行列車たちであり、目の前にその列車が現れると、感動し気持ちが高ぶってしまった。もちろん、蒸機からDLやELに機関車は交代しているが、諸先輩方の素晴らしい作品の数々とダブって映り、錯覚を覚えたのかもしれない。やはりこの目で見て見たかったと、その時も考えていたと思う。でも後年、そうした思いは、長い間に繰り返されているのだということに気づかされた。もっと若い諸君は、国鉄時代にゴハチに、同じ思いを持っているだろうから・・・

掲載写真は、早朝の札幌を目指す急行「大雪5号」。この旅行で、「狩勝」や「大雪」の寝台にも客車グリーン車にも乗車が叶い、今も忘れられない思い出が詰まっている。まだ明けやらぬ札幌界隈。露出が大変厳しく、せっかくのED76の牽引だが、被写体ブレを起こしているのが残念だ。

1978-08-29    418ㇾ  ED76518  急行「大雪5号」  苗穂付近にて