アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

特急「踊り子」の元祖157系「あまぎ」号

2019-04-17 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

特急「踊り子」の元祖ともいうべき特急「あまぎ」。当初は日光型と呼ばれていた157系電車で運転されていた。アントンKが鉄道にカメラを向け始めた時代まで遡るから、大昔の出来事になってしまった。この特急「あまぎ」は定期で運行されていたが、もう1本吾妻線へと入り万座・鹿沢口まで走る特急「白根」は週末のみの臨時列車だったように記憶している。

アントンKは、当時からこの157系電車がお気に入りだったが、東海道線に出れば、ブルトレやEF58らに時間を取られてしまい、なかなか手が回らなかった。今にして思えば、もう少し撮影していればと悔やんでしまう。特急を名乗るのには、当時は少し古くかなり痛んだ印象だったが、大きなヘッドライトの個性丸出しのお顔は、大きなヘッドマークとともにまさに157系の象徴であり、写欲をそそられたもの。しかし田町区に後継の183系1000番台が配置されると、一気に廃車に追い込まれてしまったのだ。日光への観光目的で生まれた157系電車は、もともと準急用だったからか、出入り口が1両に4か所あり、これが現在の185系電車に通じる由縁かもしれない。一時期登場した、157系を模した外観塗装は、そんな類似した形態であることもあり、とてもマッチしていたと思っている。現在は全て登場時の姿に戻っているが、今後のことを考えると、一編成この「あまぎ色」を復活させ、有終の美を飾ってもらいたいと思うのは、アントンKだけではあるまい。

掲載写真は、保土ヶ谷の大カーブをいく157系特急「あまぎ3号」伊豆急下田行き。東京よりのMcM'McM’と続く編成が個性的だった。

1976-02-20    3025M   あまぎ3号  Mc157-6   東海道本線:保土ヶ谷-戸塚