端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

老いる

2012-08-31 | 思うこと

若い頃は 本当に朝が苦手でした。 母は「だから兎は亀にまけたんだよ」と 干支が兎の私に皮肉をこめて言っていました。

ところが段々年齢を重ねるごとに 就寝時間が早くなり 朝も早く目覚めるようになりました。睡眠をとるのも 体力が必要との話は本当だと 実感しています。

動作は緩慢になり 注意力は衰え すぐ涙もろくなり 要らぬ心配ばかりしています。

あんなに悲しかったことは無いと思うことも経験し こんなに辛抱しなければならないのかと思ったこともあり 色々なことを経験し 今があるのだと自分に言い聞かせています。

このお財布の 蚊絣 私の大好きな布です。 木綿ですから普段着だったものです。

それがこんなに 綺麗な状態で 今ここにあるのは 大事に丁寧に 着られていたのでしょう。

持ち主は どんな人生を 過ごされたのか この世に生きてよかった と思っておられるだろうかと 思い巡らせています。

そんな布に 私なりに ほんの少しの 刺繍をして 楽しんでいます。

コメント (4)
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