端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

家 族

2008-04-09 | Weblog
どうしても デパートまで出かけなくてはならない 用事があり
出かけた 暖かい春の日のこと。
バスを降り 人通りの多い歩道を歩いていると 向こうから 犬が
やってきました。

中年の ご夫婦の間にぴったり寄り添って歩くゴールデンレッドリバー
です。 
たずなは ご主人が 短く握り犬が寄り添っています。
それだけなら よく見かけますが ご夫婦と犬が一糸乱れぬ歩きで
こちらにやってきます。

犬はわき目もふらず落ち着いて ご夫婦は何やら会話をして それを
聞きながら 犬も歩幅をあわせているかのようです。

すっかり感動した私 その犬とすれ違うとき 「お利口ね」と
つぶやいてしまいました。

たれ目のその犬は 私を見ることもなく まっすぐ前を見て 通り
過ぎていきました。

見ているだけで なんとも暖かい風景でした。
あのご夫婦には かけがえのない犬なのでしょう。
犬にとっても 信頼している ご主人なのでしょう。
今になって どんな名前だったのだろう と気になっています。

あの犬 何歳くらいだろう。 老犬になったとき 別れがつらい
だろうなあと 老婆心がよぎった午後でした。
コメント (4)
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