奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

黙々とただ黙々と!

2010年11月12日 | 徒然

 昨日から春カボチャの準備をしていますが、比較的大きな畑と災害後の復旧に手探り状態で挑戦しています。

 今日は9時前に交配作業を終え、5月から取組んでいる畑の除草剤散布を行いました。リフターによる土壌改良や緑肥の播種、いずれも失敗続きの畑で、除草剤による雑草密度の低下を試みたところです。長年、畑としての用はなく牛の飼育草の栽培場所でした。

 Uターンして驚いたことに、数十億円の税金を投入して土地改良事業を行い、作物を栽培する畑ではなく牛の飼育草を栽培している現状に、県を含む市町村の農政に呆れかえったと言うのが率直な感想です。Dscn5118

 北海道でも船舶のない巨大漁港や企業誘致のないりっぱな道路が至るところにありました。地域の将来に投資するどころか、その時の雇用に投資したのではと・・・そんな事を思いました。

 奇妙なことに、奄美では災害復興が新たな雇用を生み出しています。また、同じ過ちを繰り返すのではと危惧しているところです。

 画像は春カボチャの準備で、除草剤散布を行った義兄の畑です。土砂流入が一番多かった畑で今後の伸展に乞うご期待を!