あきしの風~波多之國めぐり

四国西南端に位置する幡多周辺の情報を発信&日記など発信
都会生活に慣れた人達にはものすご~く退屈な場所です

モミジの翼果

2024年05月02日 | 幡多の草花たち
モミジの赤い可愛い翼果(プロペラ)がちらほらと

多分、「イロハモミジ(伊呂波紅葉)」だと思うのでそれで記します(笑)
和名「イロハモミジ」は葉が手のひらのように5~7つ裂片があり
この裂片を「いろはにほへと」と数えたことに由来する

果実は翼果で、長さ1~2㎝程度の翼があり、秋(10月ごろ)に熟すと風を受けて回転しながら飛ばされる

日本では、本州の福島県以南の太平洋側、四国、九州に分布
イロハモミジの花言葉は「遠慮」「大切な思い出」等々
*** *** *** ***
5月2日(木)GWも明日から後半戦でやっと全国的に5日までは行楽日和になりそう
若い頃はGWは世間並みに休日となり全国あちこちに旅へと出かけた
Uターンで戻ってきてからは観光業界の仕事で休みなく
退職した今は時間もたっぷりあるが、旅に出かける目的もなくて・・(笑)
元々、混雑した状況が苦手なのもあるが「何時間も並んで・・」というのが理解できなくて
それなら、その時間を他の事に使おうと考える
まぁ、人それぞれだけど・・(^^♪

花紀行~雪餅草

2024年03月22日 | 幡多の草花たち
雪餅草(ユキモチソウ)が見頃となってきた
雪餅草はサトイモ科テンナンショウ属の多年草
花の中央に雪のように白い餅に見える付属体があることから「雪餅草」と呼ばれる

絶滅危惧種として取り扱われ、世界的に見ても
日本の三重、奈良、四国の限られた地域に自生する珍しい植物

神秘的な美しい姿に思わず見入ってしまう方も多いのでは・・
同じような形の花で「マムシグサ」は北海道から九州にかけて分布する
怖い名前じゃなくて、可愛い名前にしてもらって良かったね(笑)
白いお餅のようにも見えるし、マシュマロのようにも見える(^^♪
愛好家の多い雪餅草ですが、自生が難しくなった現在、園芸種として
人の手で種を絶やさないよう見守っていきたいものです

花言葉は「苦難の中での力」
3月21日は最新の高知の桜開花予想日だったが、ここ数日の寒の戻りで花冷えに
今日、明日には桜開花報道がありそうな気もするが・・

早春の使者~土筆見っけ

2024年01月23日 | 幡多の草花たち
お墓掃除に行った時の事
「土筆が出ていないかなぁ」と土手におりてみると
四国の端っこ・幡多路に一足早く早春の便りが届いてました
15℃まで上昇した日、土手で顔を出している「土筆」発見!

「つくし誰の子 スギナの子」
本当に歌詞の通り「土筆はスギナの子供」って思っていた幼い頃(笑)
でも、資料によると・・
ツクシが成長してもスギナになるわけでなくて
ツクシはスギナの「胞子茎」で繁殖のために胞子を飛ばすだけ
“筆の先”にあたる部分には、緑色の胞子がたくさんつまっていて
気温が上がってくるといっせいに胞子が飛び出していく
煙のように吹き出した胞子は風に乗ってあちこちに飛んでいき
胞子を飛ばし終わるとツクシは役目を終えて枯れてしまう

ツクシが枯れるころになると、同じ地下茎から今度はスギナが顔を出します
だから、ツクシとスギナの関係は“親子”というよりも、別々の役割を担う“同僚”といった感じ
近くに「ホトケノザ」も咲いていて確実に春へと向かっている暖かな幡多路
そして、お墓のあるここでも白梅が青空をバックに満開に
蜂たちが花から花へと蜜集めに忙しく
「三寒四温」という言葉
資料によると・・
『本来は冬の季語として用いられる
しかし、日本はこのような現象は冬よりも春の方が起こりやすい
なぜなら、春は低気圧と高気圧が交互にやってきて、周期的な寒暖の変化を繰り返す
このことから、冬から春に向けて暖かくなっていくことを三寒四温と勘違いする人が増えてしまった』と
しかしながら、三寒四温が春に起こりやすいと言っても本来は冬の季語
この時期に「三寒四温を繰り返しながら春へと」と言ってもいいんじゃないかと(笑)
今夜から今季最大級の寒波がやってきて、四国の端っこ・幡多路もまた雪になるかも・・
大雪の予想されている地域の方は出来る対応をして

四国の端っこ・幡多路に早春の便りが

2024年01月15日 | 幡多の草花たち
1月13日(土)散歩コースで白梅の花が満開に
梅は中国原産でバラ科サクラ属の落葉高木
初春のまだ緑も花も少ない頃に香りの良い花を咲かせてくれます

まだ寒い季節に鼻先をかすめるようにふわりと
梅の香りが流れてくると、春が近いことを実感できる

梅の花が咲く季節は早春です

早咲きの品種は1月から咲き始め、後を追うように他の品種も
次々と3月末くらいまで咲き続ける花

まだまだ季節は冬本番ですが、四国の端っこ・幡多路の春は
すぐそこにまでやってきていますよ(^^♪
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昨日(14日)は2024年初のゲートボール愛好会「大方大会」があり行ってきた
5チーム参加の総当たり戦で第1試合の時、6回打数があったが
1ゲートをまったく通過できず、一度もゲームに参加出来ずに終わった(笑)
こんな事は初めての事で一度おかしくなると感覚がくるってしまう
第2試合からはゲームに参加できたが、皆調子がいまいちで4位に終わった
他のチームの人にも最後まで通過できない人もいて、年明け初めてだったからかな?と
帰宅してシャワーを浴びて夕食を済ますと疲れていたようで19:00には就寝
でも早く寝るとやっぱり、23:00頃に目が覚めたが・・
次回のゲートボール愛好会は地元「清水大会」なので名誉挽回で頑張る!(笑)
余談だが・・
新型コロナウイルスが第10波に入ったとの報道も
変異ウイルスが猛威を振るっているようで、また消毒、マスクを徹底しないといけないのかも・・

花の少なくなる季節

2023年12月29日 | 幡多の草花たち
ネタがなくなって撮りためていたのをアップです(笑)
散歩道で見かけた植物たち
小さな葉っぱが岩に張り付いているのが綺麗で
ひと雨あればいいんだろうけれど・・
ノジギクの花も色を変えていって、やがて萎れてしまう
我が家のシャコバサボテン(蝦蛄葉仙人掌)
サボテン科スクルンベルゲラ属に属する森林性樹上着生生活をするサボテンの一種
でも、デンマーク・カクタスの名前の方がメジャーかも
「エバ」が咲いて「ダーク・マリー」が咲き、最後に「ゴールド・チャーム」が咲く
手間いらずで今年もちゃんと咲いてくれて季節を教えてくれる
Xmasの頃に咲くことからつけられた別名の「クリスマス・カクタス」もいいですね
花の少なくなってくる季節
もう少しすると水仙の花が見頃となって冬から春へのバトンタッチが行われる
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12月29日(金)今日から休みの人も多く、TVも通常番組から特集番組に
昨日、コロナ新変異ウイルスJN.1が世界的に拡大し、日本でも広がりを見せていると
今の所は入院や重症化のリスクが高くなっているという報告はないとの事だが・・
5類に変更され、マスクをしている人も少なくなってきてコロナ禍前に戻った?
報道では買い物客で賑わう風景が映し出されているが・・
年明けに大流行とならないことを願うだけ

花紀行~トベラ

2023年12月09日 | 幡多の草花たち
「トベラ(扉)」はトベラ科トベラ属の常緑低木で、別名でトビラノキとも呼ばれる
枝葉は切ると悪臭を発するため、節分にイワシの頭などとともに
鬼を払う魔よけとして戸口に掲げられた風習があったことから「扉の木」と
トベラの果実が裂けて赤い実が姿を現した

日本では東北地方岩手県・日本海側の新潟県以南の本州、四国、九州、琉球列島、小笠原諸島に分布し
朝鮮半島南部(韓国)、台湾、中国南部までの海岸に分布する植物
花期は4~6月で星のような形をした白い花を咲かせた後

果実は直径1~1.5㎝の球形で熟すと3裂し、赤い粘液が付着した種子を
多数露出し、これが鳥のくちばしなどに粘着して運ばれる
赤いトベラの実は無味無臭であまり美味しくないようだが
糸を引いたような種子は食用にならないが、ムクドリやメジロなど一部の野鳥には冬の貴重な餌となる
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最近この時期になると、よく耳にするアレルギーではない寒暖差アレルギー
資料によると・・
寒暖差アレルギーは正確には「血管運動性鼻炎」と呼ばれるとの事
血管運動性鼻炎は、気温の変化やストレス、刺激物などに対して鼻の血管が過剰に反応する症状
原因の1つに自律神経の乱れが挙げられるようで
自律神経は体温調節、心拍数などの生命維持活動をコントロールする神経
体感の温度差が7度以上になると、寒暖差アレルギーの症状が発症しやすくなるらしい

子供の頃に寒暖差アレルギーって言葉を聞いた記憶はないが
昔はこの症状もひとまとめで風邪として処理されていたんだろうか??

晩秋から初冬へと

2023年11月30日 | 幡多の草花たち
今の時期はメディアでもSNSでも紅葉の便りが多くなる
紅葉を鑑賞・見物するという紅葉狩りの趣味もなくて2回くらいしか行った記憶がない
高知市内で暮らしている頃に誘われていった高知県香美市の「べふ狭」だけ?
綺麗だとは思うが、何時間もかけて行って人混みの中に入ろうとも思わなくて・・
こちらで紅葉するのはブナ、ハゼ、銀杏くらいで小さい頃に紅葉狩りの記憶もなくて・・
一番近い紅葉の名所は・・
日本で一番最難関紅葉スポットとも言われる「黒尊渓谷」で約3時間の所にあるが・・(笑)

今は銀杏の木が黄色く色づいて季節の移り変わりを教えてくれている
散歩コースの途中「竜串駐車場」にある銀杏の木
青葉が黄色く色づいてきて晩秋の訪れを
掃除しなくてもかまわない場所だからいいんだろうなぁ

「ウエストパーク」上庄先生碑の所にある銀杏の木
ドッグランを造るときに伐採されずに残されて

街路樹に銀杏の木が多いんだろう?と調べてみると・・
『他の木に比べて葉が厚く水分が多くそのため、燃えにくく火に強いという性質があり
葉だけでなく、幹も他の木より水分が多く、木全体が燃えにくく火事に強い』が一番の理由らしい
しかしながら、「自宅の庭などには植えるな」とも言われる
『銀杏の実がなると独特な匂いを発生させたり、落葉樹なので
たくさんの落ち葉にも悩まされたりする』かららしい
常緑樹の多いこちらでは銀杏が季節の便りを届けてくれる樹
明日から12月だもんなぁ・・ 寒くなってくれないと感覚が鈍ってしまう(笑)

花紀行~ノジギク

2023年11月27日 | 幡多の草花たち
ノジギク(野路菊)はキク科キク属の多年生植物で野菊の一種
牧野富太郎博士が発見して命名した花
日本在来種で本州(兵庫県以西)・四国・九州の瀬戸内海・太平洋沿岸近くの山野などに自生する
ノジギクのお気に入りの場所の一つに土佐清水市窪津がある
漁港を過ぎて窪津灯台手前の山肌で咲き始めた
白い小さな花で花期は10月下旬から11月頃
あちこちで見かけることが出来る花
花弁の形も地域差か? 丸い花弁や細い花弁なども見かける
白色の舌状花と黄色の筒状花で舌状花の形や数は個体によってかなりの差が見られる

花は咲き進むと淡いピンク~紫色に変わってゆく
アシズリノジギクは高知県の足摺岬や愛媛県などに分布し
ノジギクに比べて葉は小さく厚く3中裂するして裏には白い毛が多く、表のふちが白いのが特徴
草花は咲く時を感じ取り咲いて季節の移り変わりを教えてくれる

愛媛県南宇和郡愛南町にある100mを超える断崖が続く高茂岬(こうもみさき)
この岬で咲くノジギクも有名で外泊石垣の里に行った時、行こうとしたこともあるが
その当時の愛車は4代目・フェアレディZ32型系ですれ違いに困るほどの狭い道で
途中で岬まで行くのを断念した経験がある(笑)

花紀行~フヨウカタバミ

2023年11月24日 | 幡多の草花たち
花の少なくなる季節に咲いていた花「フヨウカタバミ(芙蓉片喰・芙蓉酢漿草)」
「フヨウカタバミ」はカタバミ科カタバミ属の多年草
「カタバミ(酢漿草)属」または「オキザリス」と呼ばれる花とは少し違う花
花や葉には変異性が大きく、紫紅色、ピンク、白、藤色、紫色、黄色など多彩な花の色も
南アフリカ原産でカタバミ属の中では大きく観賞価値の高い花を咲かせる
園芸植物として用いられる一方、現在では逸出により世界各地で帰化植物としても定着
葉は通常緑色だが、灰色がかった色や紫色などの変異があるようです
日本へは明治時代中期に渡来し、本州の太平洋側や四国・九州などの温暖な地域に
花期は4~7月だが、暖地においては冬季の11~3月に花を咲かせる場合もある
こちらでは11月から7月までの9ケ月もの長い間、見ることが出来る花
花言葉は「喜び」「輝く心」「母の優しさ」「決してあなたを忘れません」等々
花の少なくなる季節に咲いている花を見ると、足を止めて見てしまいます
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11月24日(金)今日は週二回のゲートボール練習日だが、都合の悪い人が多くて中止に
やがて、少しずつ参加数も減ってきて地域の活動も自然消滅するんだろうね
暖かな日が数日続いたが、土日は今季一番の寒気襲来となる予報に
今年、日本に上陸した台風は8月の一個だけで各地で水不足が深刻な状況に
今まで経験したことのない冬の季節に断水となる地域があるかも・・

花紀行~ダンドク(檀特)

2023年11月17日 | 幡多の草花たち
11月9日(木)散歩コースで見つけた花
カンナだろうと思っていたのだが・・
「面白い実をつけてるなぁ」とGoogleレンズで検索してみると
名前はダンドク(檀特、曇華 )で熱帯から温帯に生育するカンナ科の多年草だと
カンナの原種で花は黄色~赤色、カンナより花が小さい
花後は棘のある球形の蒴果(さくか)ができ、種子は数珠やネックレスなどに用いられる
※秋に実が熟すと複数の重く丸く黒い種子を作り
これが散弾銃の弾丸のように見えることから英名で「Indian shot」と呼ばれる
原産地はカリブ諸島やメキシコで日本へは江戸時代に渡来
本州の関東地方以南で逸出したものが野生化したとの事
花期は5月から10月頃
カンナ全体の花言葉は「情熱」「快活」「若い恋人同士のように」
「永遠」「妄想」「堅実な未来」等々 
周辺でまだまだ知らない植物が育っているんだなぁと思った次第で
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11月17日(金)昨夜からまとまった雨が降る予報だったが期待外れで朝から陽射しが
先日、最後の清流・四万十川に水のない映像が放送されていた
今年は台風の発生数も少ないし、本土に上陸した台風が一個だけでは水が不足しても致し方なし
四国の水瓶・早明浦ダムの貯水率は8:00時点で74.2%でまだ大丈夫そうだが・・

花紀行~サルビア・ミクロフィラ

2023年11月15日 | 幡多の草花たち
「サルビア・ミクロフィラ」と言うより
「チェリーセージ」と言う名前の方がお馴染みかも?
初夏から晩秋までの長い期間開花するシソ科・アキギリ属(サルビア属)の多年草の観賞用ハーブ

チェリーセージという名は「サルビア・ミクロフィラ」「サルビア・グレッギー」
及び「ミクロフィラ」とグレッギーの交雑種の「サルビア・ヤメンシス」などの総称

葉を揉むと、サクランボのような甘い香りがすることが名前の由来
セージ類はブルー・紫系の花が多いですが
チェリーセージは花色が豊富なのが特徴のひとつ

赤い髭のようなのが小鳥のくちばしのようにも見える花
花の色は赤、ピンク、白、紫、赤白など
花言葉は「燃ゆる思い」「尊重」「知恵」等々
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11月15日(水)
北の方からは「ストーブつけてます」との記事も多くなってきたが
こちら四国の端っこ・幡多路は「少し寒くなってきたなぁ」と感じる程度(笑)
酷暑はなかなか終わらなかったけれど、初雪、初氷の便りが届きだして
冬の季節は通常通りにやってきた(例年と比べると少し遅めだが・・)
インフルエンザが大流行の兆しもあるのでご自愛ください

花紀行~「ヤッコソウ」出現!

2023年11月13日 | 幡多の草花たち
足摺半島・白皇山(しらおさん)で見る事が出来る珍しい植物
葉緑素を持たない全寄生植物「ヤッコソウ」
日本では九州・四国地方に分布し、徳島県が自生の北限とされる
しかし、地球温暖化で北限が変わっているかもね?
佐田山(シイ)保護林で見ることが出来る「ヤッコソウ」 
11月11日(土)今年もちらほらと顔を見せ始めています 
※赤丸印が「ヤッコソウ」たち
2cmくらいの高さの小さな植物
高知県で発見され牧野富太郎博士が大名行列の奴さんに見立てて命名
シイノキの根などに寄生する珍しい植物
蜜を出していて時々、蟻の姿も見かける
四国では室戸市にある四国霊場26番札所「金剛頂寺」の境内に自生しているのが有名
年々、数が少なくなっているような気もするが来年も見れるかな?
道路上に小さなシイの実が落ちてた
子供の頃は椎の実をフライパンで煎って、おやつ代わりに食べてたなぁ(笑)
存在を知った2007年頃には「わぁ~、すごい!」と思うほど群生していたんだけど・・
参考までに・・
白皇山(しらおさん)は、四国西南端、足摺岬の近くにある円錐形の美しい山
一帯は「佐田山」とよばれ、シイの保護林となっている
縄文時代の巨石信仰の形跡や山岳修験の場としての歴史をもっている山でもある
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11月13日(月)今年初の10℃を下回った寒い朝
今日は生ごみの日で捨てに出た時の事
目の前にダブルレンボーが見えて急いでカメラを取りに戻って撮影
ゴミ捨てに行かなければ見る事が出来なかった稀有な現象「ダブルレンボー」
ラッキーな週の始まり、今週も頑張っていこう(^^♪

花紀行~ヒイラギ

2023年11月12日 | 幡多の草花たち
「ヒイラギ(柊)」は、モクセイ科モクセイ属に分類される常緑小高木の1種
とげ状の鋸歯をもつ葉が特徴で、邪気を払う縁起木として生け垣や庭木に良く植えられる
日本では福島県以南の本州、四国、九州、及び沖縄に分布する
木に冬で柊(ヒイラギ)
ヒイラギの小さな白い花が咲き始めた

花期は10月中旬~12月中旬で葉腋に直径5mmほどの芳香のある白色の小花が集まって咲く

冬に白い小花が集まって咲き、甘い芳香を放つ
よく観察すると複雑でおもしろい
木の上部には縁にギザギザがない葉が多いのも不思議?
調べてみると・・
『葉のトゲは動物の食害を防ぐために作られるものであり
その心配のない環境ではトゲのない葉ができる』とあった
そのせいか? 『刈り込みに強いが頻繁に刈り込むほどトゲトゲになる』と(笑)
名前は、葉が肌に刺さったときの痛痒さを「疼く(ひひらぐ)」と表現した古語に由来

節分の時にヒイラギの葉はイワシの頭と合わせて魔除けに使う
地方によっては節分にヒイラギではなくトベラの葉を使うらしい
花言葉は「用心深さ」「先見の明」等々
二十四節気の一つ「立冬」も過ぎて暦の上では冬の始まり
この花が咲き始めると四国の端っこ・幡多路も冬の季節の到来かな?
寒暖を繰り返しながら本格的な冬の季節へ

ニトベギク~別名:皇帝向日葵

2023年11月11日 | 幡多の草花たち
土佐清水市松尾・県道沿いの私有地で咲き始めた「ニトベギク(腫柄菊)」 
キク科の植物で、中米、東南アジア、アフリカなど熱帯・亜熱帯の地域に広く分布する
高さは2~5mほどにもなり、茎は直立する
菊なのに別名が「コウテイヒマワリ(皇帝向日葵)」なのは・・
英語名の「Tree Marigold, Mexican Sunflower」からそう呼ばれるのかも?
別名の方が威厳がありそうで(笑)
日本では主に沖縄県で自生し、お茶として嗜まれている
資料によると・・
糖尿病への効果においてアメリカと日本の共同で特許を取得済みで
効果としては血糖値の減少と合併症の軽減、消失があげられる
葉には多くのポリフェノールや機能性成分が含まれており、糖尿病だけでなく癌、肝炎などに効くともされる

日本以外の効用として・・
中国南部では皮膚病(水虫)、ほてり止め、利尿、肝炎、黄疸、膀胱炎の治療などに
台湾では生薬市場で売られており、煎じたものが肝機能に良いとされる等々
この花は「新渡戸稲造が日本に持ち込んだので、この和名(ニトベギク)が付いた」との話があるらしいが・・
花言葉は「痛みと悲しみ」「変わり者」「個性的」「独創性」等々
最高気温も20℃ほどでちょうどいい季節となってきて草花にもいい季節かな?
来週からは20℃を下回る日もありそうで、幡多路もやっと冬の季節到来かも?

花紀行~ラッキョウの花

2023年11月09日 | 幡多の草花たち
昨日は二十四節気の一つ「立冬」で暦の上では冬の始まり
朝夕冷えみ、日中の陽射しも弱まって来て、冬が近いことを感じさせる頃で
木枯らし1号や初雪の便りも届き始める頃
夕方の散歩中に「ラッキョウ」の花が咲いているのを見つけた
「ラッキョウ(辣韮)」はヒガンバナ科(ユリ科に分類されることもある )ネギ属の多年草・野菜
別名は「オオニラ」、「サトニラ」で鱗茎を食用とし独特の匂いと辛味、歯ごたえがある

1本の茎から枝分かれし、球状に20個ほどの花をつける
周辺で一面に咲いているラッキョウの花を見る事が出来るのは
土佐清水市・大岐の国道沿いと幡多郡黒潮町・入野松原の所
徳島県鳴門市の大毛島(おおげじま)では
『綺麗な花を咲かせることを知らない人も結構いると思うので
少しでも「鳴門らっきょ」に興味を持ってもらえたら』とPRしているとの事

一面の咲いている様はまさに紫色の絨毯が広がっているようです
秋の深まりを告げるラッキョウの花

花言葉は「つつましいあなた」等々
甘酢漬けはカレーライスのつけあわせ(薬味)として、福神漬とならんで一般的な存在
豊富に含まれている硫化アリルには血流を良くして血栓症を予防する働きや
免疫力の向上、肥満解消、生活習慣病の予防効果が期待されている
ラッキョウの紫色の可憐な花も是非、楽しんでみてください
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11月9日(木)朝から陽射しは届かず、曇り空で夜から明日にかけて雨予報
その後、やっと11月らしい陽気となりそうです
インフルエンザが流行しているようなので予防を忘れずに