気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

毒牙に倒れる!・吹上菖蒲園・母・芝居

2011-06-17 11:18:25 | 芝居

 毒牙により、3日間倒れた

 

正確に言うと毒蛾・・・・ 山茶花や椿やお茶の木につく毛虫・茶毒蛾に刺された。

大森の家の庭の手入れ時に刺されたようだ。ダニではなかった。

前回、不覚にもみっともなくも ブログで、痒い痒いと騒いでしまったあの出来事の後日談です

 

先週ブログを書いた日は痒いのを我慢し、和裁に行ったのだけれど、

皆に気づかれないように着物の袖に手を入れてボリボリ掻いていた

でも好きな事をしているので、痒みを忘れる瞬間もあり、良くなるだろうとタカをくくっていたのが大間違い!

 

次の日朝、痒くて目が覚めた。右の二の腕がまっかっか。首も肩もまっかっっか。

ボツボツボツと小さな赤い点が集まり全体として赤くなり熱を持ち、腕が晴れ上がっている。

痛みには強い私!でも痒みには弱い。  医者に駆け込んだ。

患部を見せると受付の人も看護婦さんも皆 「うわ~、大変」 と言って驚いてくれた

驚いてくれてちょっと嬉しかった。 少し安心した。

だって、こんな痒みに悶絶しているのに 「たいした事ありませんよ」 なんていわれたら、

悲しいですよね。

 

先生患部を見るなり 「茶毒蛾に刺されましたね。アレルギーも起こしていますね。」 

春と秋に脱皮し、体についている微細な毒針が散らばり、人を刺すそうだ。

塗り薬をもらった。

それから3日間微熱が続き、痒みに耐えながら、ウトウトと寝てばかり

つらい数日だったわ

ここで、茶毒蛾の写真を載せようと思ったけれど、黒と茶の毛虫の体はあまりにも気持ち悪く、

自主規制いたします。

皆様、庭仕事の時は茶毒蛾にご用心。

 

12日・日曜日 吹上菖蒲園

痒くてだるくて、でも気分転換したくて、夫に連れて行ってもらった。

今年は寒くてまだ一割ほどしか咲いておらず残念。

人もあまりいなかったが、いい気分転換になったわ。

      

 

 

       

 

アヤメと菖蒲とカキツバタ の違いです。

 

最近の母

大腿骨骨折以後は、車椅子になったけれど元気です。

でも口数が少なくなり、話しかけても反応も鈍くなってしまった。

下は 「集中力」 というゲーム。盤に窪みがついていて、そこにカラーボールを嵌める。

注意しないと磁石のボールは互いにくっついてしまい、窪みにはめることができなくなる。

アララッと思うと全部の玉が磁石でくっついて数珠繋ぎ。結構難しいのよ

最近いつも二人でこのゲームをする。母は恐ろしくゆっくりだけど、少し出来る。

ゲームのあとは言葉も出るようになり、頭が回転しているように見えるのが嬉しい。

 14日、叔母と従姉妹が来てくれた。妹も加えて記念写真。 

一番右の叔母は今年秋に89歳になるが、足腰丈夫、耳もよく聞こえる。

普通に電車に乗って多磨霊園に墓参りに行き、その帰りに寄ってくれた。

私でも疲れるコースだが、叔母は平気の平左。超人パワーに圧倒された。

こんな田舎まで来て下さってありがとう!

 

 最近の芝居       適当に読み飛ばして下さってね。

 

5月5日 「港町純情オセロ」 赤坂ACTシアターにて

                   原作・シェイクスピア 演出・いのうえひでのり

                   出演・橋本じゅん、石原さとみ、大東俊介、田中哲司

      久しぶりの劇団☆新感線の公演。待ちに待っていたわ。一年ぶりかしら。

      去年の秋にも公演があったのだけれど、主演の橋本じゅんが腰を痛めて休演。

      今回も腰を心配していたが、何とか軽そうに動いていたのにホッとした。

      原作はシェイクスピアの「オセロ」。

      原作がしっかりしているので、舞台を地方のやくざの話にトーンダウンしても

      それなりに引き込まれる。

      足が短く決して美男とはいえないやくざの親分が、綺麗で可愛いモナを妻にする。

      幸せな日々が訪れるが、下心ある部下に妻が不貞を働いていると吹き込まれる。

      嫉妬に狂う親分・・・・そして悲劇が・・・・・

      なんといっても石原さとみが可愛い。橋本じゅんとのおばかな掛け合いが楽しい。

      さとみちゃんは舞台女優として度胸満点、体も動き、とても魅力がある。

      それにしても悪人役の田中哲司が、根っからの悪人に見えなかったのが惜しい

      敵役が憎ければ憎いほど、悲劇が引き立つのに・・・・・

      

5月14日 「たいこどんどん」 シアターコクーンにて

                   作・井上ひさし 演出・蜷川幸雄

                   出演・中村橋之助、古田新太 鈴木京香

    井上ひさしのお芝居はどんなに派手な道具立てがあっても、

    必ず大きな社会の流れに抵抗出来ない庶民の悲しみのような芯がある。

    バカ旦那と太鼓もちが、ひょんなことから東北に流され、

    江戸に帰るための二人旅が始まる。

    歌に踊りにお座敷芸、持っている芸と能力を駆使して生き延びる報復絶倒 の話。

    地獄の炭鉱で働かされ、骨と皮になったり、片足切断されたり、

    こじき同士の盗みあいをしたり 、やることは過激。

    芸達者な二人と 演出の奇抜さで、おかしくておかしくて・・・・・・

    大変な思いをして江戸に帰ってめでたし、めでたし・・・・・・とはならない。

    そこは井上さん、大どんでん返しが用意されていた。

    久しぶりの蜷川さん演出の芝居、堪能しました

 

 

6月3日 一番感動した舞台を書き忘れていました!!

      「レ・ミゼラブル」 帝国劇場にて

         この10年ほどの間に私は3回目、夫は4回目の鑑賞。

         ロンドンでこのミュージカルが始まって25周年、日本で24周年となる。

         この公演を最後に、今までの演出が終了となる。

         おなじみ、パンを一切れ盗んだために20年投獄されたジャンバルジャンの話。

         出演者は変れど、ずっと演出も衣装も舞台装置も同じ、もちろん歌も!

         愛も嫉妬も友情も革命の高揚も、そして信念に従い敗れた者達への哀歌と

         実に盛りだくさんの内容、そして見せ場が沢山ある。

         見終わるとなんともいえない高揚感と、人間賛歌に満ちた豊かな気持ちになる。

         今回のスペシャルメンバーのキャストの回ではなかったが、

         アンコールはスタンディングオベーション私も思い切り拍手した

         次はどのような演出でお目見えするのだろうか?今から楽しみだ。

              

             

6月6日 フェニックスプロジェクト・東日本大震災の舞台芸術家を支援する事業

                   笹塚ファクトリーにて

                   一週間続いた催しだが、私が行った日は、

                   ひとみ座の人形劇、江戸操り人形、ダンス、

             夏の会(長内美那子、大原ますみ、柳川慶子) の原爆手記の朗読

 

          東北の舞台人のための催し。

          東北ではイベントや公演の中止、日常の仕事を失うなど、

          全く活動の場がなくなってしまい、過酷な状況になっているそうだ。

          「支援金募集」 と 「ともに考えあう場」としてのチャリティイベントだった。

          夫と一緒だったので、被災地の方のトークなどは聞けなかったが、

          多くの舞台人がボランティアで参加し、東北を応援しているのがわかった。

          ほかの日もいろいろな方が手弁当で参加している催しで、

          舞台に立つ人たちの熱い連携を感じた。

          私も舞台好きの一人として、見に行かなくては思った。

          夏の会の朗読は随分昔から続けられていて、一度聞きたいと思っていた。

          肉声で原爆手記を聞くと迫るものがあり、涙が出た。

演劇の感想は書き出すと止まらないので、簡単に・・・・・

   でもまとめてしまうと結構量がありますね。 毎度スミマセン

  

 

そうそう、前回のブログで南三陸町の花火を楽天で販売しているという話を書きましたが、

何と1500万円分が15日に完売。たった5日で売り切れたそうです。

良かったわ~

関心を持ってくださった方、有難うございます

 

 

 

 

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6 コメント

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毒蛾 (夢路)
2011-06-19 10:09:11
わ~怖い
私も肌が弱いのできっとこんあ恐ろしい蛾に刺されたら、悲惨なことになりわ。
考えただけで、全身が痒くなってきます。
跡は残りませんでしたか?

叔母様と従姉妹さん(母上にとっては妹さんと姪御さんかな)の訪問を受けて、お母様の穏やかなお顔がとても素敵だわ。
きっと介護も行き届いているのでしょうね。

「集中力」というゲーム、私もそろそろ始めたほうがよさそうだわ。
返信する
夢路さん (☆銀河☆)
2011-06-19 18:49:08
 怖いでしょう~~~
あんなになるとは!!
全く3日間無駄に過ごしてしまいました。
あとはしっかり残っています。
夢路さんも肌が弱いとの事、
気を付けてくださいね。

母は、元気がなくなった分、帰ると言って、
イライラすることがなくなりました。
ちゃんと介護して下さるので安心です。

悲しいけど「集中力」は私達も役立ちそうよ!
返信する
こんばんは (lily)
2011-06-19 20:49:38
銀河さん、大変でしたね。
私は小さい虫でも怖いので聞いているだけでも恐ろしやです。

アヤメ、菖蒲、カキツバタの見分け方難しいわ。

銀河さんのお母さんゲームの後、頭も回転しているように見えるのが嬉しいは実感ですよね。
叔母さん、従姉妹さん、銀河さん姉妹さんの訪問が、お母さんとっても嬉しいかったのでしょう。
何時までもお元気でいらしてほしいですね。
返信する
lilyさん (☆銀河☆)
2011-06-21 10:25:13
ほんとに恐ろしや~です。
今は毛虫を見るとぞっとしてしまい、
庭の草むしりもサボり気味です。
lilyさんも虫がダメなのですか?
この季節、いやですね。

母は反応が鈍くなっているのですが、
ゲームの後だけは「帰ろう、とか、いつ帰るの?」
と聞きます。
まあ帰宅願望も元気な証拠と思っています。
こんな調子でも、
元気でいてほしいものですね。
返信する
Unknown (ビオラ)
2011-06-22 17:30:42
茶毒蛾、私も以前やられた経験ありです
刺された時は痛くもかゆくもないから分からなくて後が大変
怖いですよねぇ
病院で「わぁ~大変」と驚いてくれてうれしかったとの言葉
分かるような気がしますわ。

叔母様お元気なんですね
89歳に比べたらまだまだ若い私達です
負けないようにしなくてはですね

いつもながらたくさんのお芝居をみていらっしゃいます。
その感想からは銀河さんが本当にお芝居が好きな事が伝わってきます。
返信する
ビオラさん (☆銀河☆)
2011-06-24 10:38:56
 ビオラさんも経験者でしたか!
あんなに怖ろしいとは!
今まで経験したことのないかゆみでした。
やせ我慢していましたが、病院で原因が分かったときはホッとしました。
看護婦さんの同情の言葉はまさに癒しでした。

89歳の叔母、骨密度も20歳位若いそうです。
私より運動量が多いのは確か・・・・
真似できるか自信がないです~~

芝居は、離れられない趣味となりました。
感想も、グダグダといろいろ書きたいのですが、
抑えています。
芝居の部分は観た記録でもあるので、
適当に読み飛ばしてくださいね
返信する

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