気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

義父一周忌 & 沖縄の旅(1)

2016-02-02 21:59:44 | 旅行

  2月2日は義父が亡くなってちょうど一年。

この日、小平霊園に兄弟たちが集まり一周忌を行いました。

          

 30日に予定していたけれど、大雪の予報のため2日に延期。

冬の寒気の合間の 晴天の日に当たりました。

お義父さん、相変わらず運が強いわ~。 誰も風邪ひかなくてすみました。

参加人数は少なくなってしまったけれど、延期して大正解。

ここ数年、母、義母、義父の葬儀・法要・法要と続いた日々にやっと区切りがついたような気がして、ホッとしました。

 

 ここからはやっと沖縄旅行の報告です。

 

 25日出発で28日に帰宅。 3泊4日29800円の7人の旅。

沖縄まで片道40000円ぐらいするそうなので、本当にお得。

更に行きは9時羽田発、帰りは那覇6時発なので、3日半、充分に楽しむ事ができました。

格安旅行だと、行き午後発、帰り午前発が多く、正味2日しか楽しめないそうです。

さすが旅のベテラン達が見つけてくる旅は 違いますね~

 

 この旅行、各人が、行きたい所に自由に行くという旅。

でも、あまりにバラバラでも良くないので、1週間前に集まり、見どころなどを教えてもらい、

携帯番号を確認し、それぞれの行動をザックリと決めました。

いいですね~ こんな自由な旅はあこがれだったわ

 

一気に書くと息切れしていまうので、今回は少しづつ書きますね。

 

第1日目(25日)  羽田9時半出発→佐喜眞美術館

 

1時頃那覇到着。観光案内所でバスを確認し、6人が宜野湾近くにある佐喜間美術館へ。

この美術館は、佐喜間道夫さんという方が1994年に開館した私立美術館です。

 

    沖縄県宜野湾市にある佐喜間美術館は、普天間基地に食い込むように建っている。この美術館は本書の著者が

    米軍基地に接収されていた先祖代々の土地を取り戻して建てたもので、その最大のコレクションは丸木位里、丸木俊の

    「沖縄戦の図」である。美術館の歩みを通して戦後沖縄の一断面と、アートの持つ力が見えてくる。

                       (著書紹介文より)

「この美術館が心の緑陰となるように」・・・・・との願いを込めて多くの緑が植えられている。

 

                                   内部写真は入口のみ可能。

                                   

            

            庭にある佐喜眞家伝来の亀甲墓(建てられてから230年)

            この墓も、以前は基地の中にあった。

屋上

屋上から普天間基地の滑走路が見える。

          

慰霊の日(沖縄戦が終焉した日)の6月23日、夕日が屋上の穴から差し込む。

厳かな時間を多くの人達が共有するそうだ。

 

沖縄戦の図は殺陣4メートル横8メートルという巨大な絵。

写真で見ると、何が描いてあるかよくわからないが、この絵の前に立ち、館長さんの説明を聞くと、

沖縄戦の凄まじさを実感する。

魂込めて描かれた絵には、文で読むよりも、ドキュメンタリーを見るよりも、直接的に伝わるものがある。

館長さんは言う。

    家から逃げる時、食べ物を持ち、家にある一番いい着物を持って出た。

    一番いい着物とはすなわち死装束。

    沖縄では20万トンの爆薬が使われ、全土の一坪〈3.3平米)あたり約1トンの爆弾が撃ち込まれた。

    遺体はばらばらになるはずだが、この絵では一人一人が美しい着物を着て、五体満足に描かれている。

    丸木さんは、人の尊厳を大事にし、丁寧に描いているので、

    よく見ると、希望や、人の温かさが描かれていて、優しい落ち着いた気持ちになる。

 

    もの思う場所として、この美術館を作った。

 

「沖縄戦の図」の下に 「集団自決とは手を下さない虐殺である」という丸木さんの言葉が書いてある。

沖縄戦の本は読んでいたが、戦争でこれほどまで沖縄を犠牲を強いていたのかと背筋が寒くなった。

これほど衝撃ある美術館とは知らなかった。

 

もし沖縄に個人旅行で行く事があったら、是非行ってみて下さい。

私の好きな草間弥生の作品も沢山あります。

私もまたゆっくり行ってみたいです。

 

                   追記  丸木位里・俊夫妻は、「原爆の図」は広島で、「沖縄戦の図」は沖縄で恒久展示ができる事を熱望していた。

               しかしこの図を引き受ける美術館、資料館が現れず、 佐喜眞館長は自分で美術館を建て、

               「沖縄戦の図」を引き取った。

               「原爆の図」は埼玉県の「丸木美術館」に展示してある。

               見に行かなくては!!     

      

 

夕食  ピーナッツで作ったジーマーミ豆腐    この日はホテルで和食  ナントこの旅行、夕食が一食付いています。

 

 

コメント (8)
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