土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

ロンドンの中心地ピカデリー・サーカス

2010-02-02 00:35:20 | U.K(London)
 トラファルガー広場の周りはダブルデッカーの発着地点となっております。し、夜行バスの発着地点でもあります。故に、週末は若者であふれます。(現在の事実は確認していません)この写真の右上が広場です。今からこの大通りをロンドンの中心地へと北西に約500m歩きます。



 ダブルデッカーが居たCockspur St.(THE MALLの北側の通り)を過ぎてHaymarket St.に入ってきました。この建物はTheatre Royal Haymarketです。この斜め前にオペラ座の怪人で有名なるHer Majesty's Theatreがあります。このファサードはヨルダン国のペトラ遺跡のエル・ハズネと同じコリント式の円柱の上に三角形のアーキトレーブとペディメントを持った美しい造りでした。このTheatre Royal Haymarketのファサードに気を取られ、写真を撮っているすぐ横のHer Majesty's Theatreの写真は失念してしまいました。



 Haymarket St.の突当りがこのHollywood Coventry St.です。と言っても分からないのでしょうが、この左側に東京で言う渋谷の「忠犬ハチ公」的な待ち合わせ場所があり、北側はSOHOと言う新宿の「歌舞伎町」的な歓楽街があります。SOHOの現在もどのように変化しているかは確認しておりません。



 上記を大写ししました。クリスマスの飾りがあり、その向こう側の通りは建物も曲線を描いて、以前と変わらない目を奪われる美しい街並風景が残っておりました。



 SOHO側のShaftesbury Ave.から突当たりのPiccadilly大通りを撮っています。バスに隠れて曲線の美しい通りがあります。いつから2輌編成のバスが運行されるようになったのでしょうか。アムステルダムは30年以上前から環境に配慮したこういう路面電車があったと記憶しております。都心にはバスやTAXI等は乗り入れてもらいたくはありませんが・・・。折角の景観や環境を汚しています。チリ編で掲載しましたが、サンチャアゴ同様に都市化が進み、「霧」のロンドンではなく「スモッグ」のロンドンにならないように願っております。



 これらの道路の交差点にある建造物(モニュメント)です。この交差点を「ピカデリー・サーカス」Piccadily Circusと言います。Circusとは円形の広場の意味です。このモニュメントを「エロスの像」と言います。エロスはギリシャ神話では美の女神の子供で恋愛の神です。ローマ神話ではキューピットなのですが、ここではキリスト教的慈愛を表す「天使」だそうです。その由来は、一生をロンドンの貧民救済に捧げた博愛の人で上記アベニューのシャフツベリー7代目のアンソニー・アシュレイ・クーパー伯爵を追悼して建てられたモニュメントであり、ここを「Shaftesbury Memorial Fountain」といいます。故に像の下方は小さな噴水になっております。



 「エロスの像」の大写しです。最新のファッションを身につけた人々や、宗教や文化の異なる多種多様な人々がここを待ち合わせの場所としています。



 エロスの像の一段と高くなった所からTHE MALL通りの「Duke of York」の記念柱と国会議事堂南側のヴィクトリア・タワーを望んでいます。ヴィクトリア・タワーまでの距離は約1.5km位あります。



 美しい曲線の通りです。その名前は「リージェント通り」と言います。この通りの終点はロンドンのデパートや各種の商店が立ち並ぶ延長約2.5kmある一大ショッピング街オックスフォード通りの、オックスフォード・サーカスです。ピカデリー・サーカスから約300mカーブしたこの街路をクアドラントQuadrant(四分円形)と呼称されています。



 同上



 REGENT STREETのクアドラントはこの有名な服飾店のある通りまでです。その後は直線で約700mオックスフォード・サーカズで続きます。



 上記写真の右側がREGENT STREETで、通りを越えて、つまり西側の通りに入ります。約100mのVigo St.それに続く約150mのBurlington Gardensとの突当りがこのロンドンでも特に有名なボンド通り(Bond Street)です。蛇足ですがVigo通りとBurlington Gdns通りの間に北に行くSavile Rowという高級洋服店が集中する通りがあります。 サヴィル・ロウと発音します。   気付かれたでしょうか?   「背広」の語源になっております。 
 閑話休題、駐車している車の位置がBurlington Gdnsとの三叉路です。ここより北側(上方)がNew Bond St.で、南側(撮影方向)をOld Bond St.と呼びます。



 同上で南側を撮っております。突当りがピカデリー大通りです。もうお解りだと思いますが、このボンド通りは世界中の超高級 服飾及び装飾工芸品のブランド通りです。ボンド通りではなくブランド通りにした方がよい様に感じますがー。



 ちょうど三叉路の突当りから北側対面を撮っております。携帯電話の世の中で「公衆電話BOX」があるのはきっと、ここを訪れる世界中からの観光客用でしょうか?ロンドン市内では所々に赤いBOXがあります。が形骸化されているように感じます。BOX内は張り紙やチラシが散在し使っている人はあまりみかけません。また同様に「ポスト」もそうでしょうか? 黒塗りのロンドン・キャブは飾りでない事を確認しました。



 「公衆電話BOX」側から撮っています。土木技術者とはちょっと or 随分無縁ですので店の中味には全く興味はありませんが、店の玄関や建物の造形は気になります。色々趣向を凝らして目を楽しませてくれます。or 客の目に付き易いように工夫されているのでしょうか。



 多分、その道の「通」の方々には旗の色やマークで店の名や品物が分かるのでしょうね。



 正面のアーチの模様が目を引きます。



 英国では老舗の店です。筆者でも知っています。ユニオン・ジャックの国旗だけで「英国王室御用達」を誇示しているのでしょうか? 否、紳士の国ですから質素をわざと表現しているだけだと思います。でも、それを裏付ける格があるからでしょうね。風格では無く品格の違いでしょうか。



 上記「英国王室御用達」の北側の角は十字路になっており、NEW BOND St.の道幅が約倍になります。この店は十字路を渡ってから撮っています。道幅が広くなっております。この広い通りが約500mあり、前述オックスフォード通りにでます。



 リージェント通りに戻ってきました。リージェント通りのオックスフォード・サーカスの地下鉄の入り口から南側を撮っております。突当りがピカデリー・サーカス方向です。ダブルデッカーだらけで喧騒と感じるのは超高級ブランド通りを歩いた後だからでしょうか。



 上記とは反対方向=オックスフォード・サーカスを見ております。赤丸で横線入ったマークが地下鉄駅です。

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