39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

ラフマニノフ:革命前の重苦しい空気=ペシニズム?

2012-02-25 15:57:11 | レコード盤

こんにちは
今日は月一度の病院通い、いつもの話をして血圧の薬をもらってきました。
帰りに実家に寄って母の様子をうかがって、いつもと変わりないことを確認しました。
年寄りはいつもと変わりないのが一番安心ですね。
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帰宅後、さて何をしようか・・・
レコードしかないだろう、と言うことで今日の1枚目は昨日の予告通り
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番

Dsc00200

スヴィヤトスラフ・リフテルのピアノ
ワルシャワ国立フィルハーモニー交響楽団
スタニスラフ・ヴィスロツキ指揮
写真の人はリフテルかヴィスロツキか、どっちにしても聞いたことのない名前だ。
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お~、久しぶりに聴く、いつものこの感じ
録音が1959年ということで、旧東側のメンバー、カラヤン・ベルリンフィルばかりではないぞ、東側メンバーだからこそ出せるこの雄大な雰囲気。
解説によれば
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ラフマニノフはこの曲を書く2年ほど前からひどいノイローゼにかかっていた。
全曲をおおっているペシニズムは、ラフマニノフの当時の精神状態を現すものと解しても良いわけだが、ペシニズムは十九世紀末から二十世紀初頭へかけての多くのロシアの作品に共通して認められる特徴であり、これは革命前の重苦しい空気を反映したものであろう。
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ペシニズムと言われてもピンとこないが、まあ、そう言うことだ。
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2枚目はチャイコフスキー交響曲第1番<冬の日の幻想>

Dsc00201

これもカラヤン・ベルリンフィルではない。
ロストロポービッチ指揮のロンドンフィルだ。
世界的なチェリストとして不動の地位をしめるロストロポービッチの指揮と言うことで興味深いが、このレコードの帯にはすでに18枚もの彼の指揮している盤が紹介されている。
ドボルザーク・シューマン・サン=サーンスのチェロ協奏曲では「弾き振り」と言うのか、チェロを弾きながら弓で指揮をすることになるのだろうが、見てみたいものだ。
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解説によれば
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チャイコフスキーの初期の交響曲は、たしかに後半のそれと比べて軽視されることが多いが、決して低い水準を見せるものではないし、とくにこの第1交響曲には、彼の交響曲書法のすべてを予知させるような才気のひらめきとロマンティシズムの息吹が感じられる。
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と言うことで、たしかに1番から5番までのすべてが6番で集約されているようにも思える。
<冬の日の幻想>と言う副題も良いですね。
情景を設定するとより深くその曲を楽しめるような気がします。

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つぎは、ヨッフムのブルックナー交響曲第8番ハ短調

Dsc00202

オイゲン・ヨッフム指揮

ドレスデン国立管弦楽団

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レコード盤2枚各面1楽章で4楽章を聴き終えるのにつかれた。

大編成オーケストラの大曲はこの貧乏オーディオには荷が重い。

それに、何度聴いてもピンとこない。

ゲルマン人の遺伝子には感じることが出来るのかもしれないが、農耕民族弥生人の末裔にはどうもピンとこない。

長すぎるからかなあ、半分にまとめてくれるとせっかちな人間でも満足できるかもしれませんね。(ブルックナーファンの方ごめんなさい)