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いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

鹿島にも温泉宿があった!

2009-01-14 07:15:21 | Weblog
 鹿島町下蔵持地区に、昭和の初め頃まで湯場があったことは、今では又聞きによって伝わっているにすぎません。

 バイク、自転車の販売・修理をしている、レクセン商会(小名浜字中坪)の先祖(岱助さん)は、下蔵持小部屋作の鈴木家から出た人で、日露戦争に従軍し、帰還後の明治45年、常磐炭鉱の前身である「磐城炭鉱」が下蔵持字満屋2-1番地(※現在、国井氏の所有地)に、ボーリングを下ろして採炭調査を行っていたところ、お湯が湧出したことに目をつけ、その権利を買い受けて温泉宿を開きました。

 温度としては、やや低かったので沸かし湯でしたが、東京の湯質検査所まで、一升徳利に地下湯を入れて持って行き、検査をして貰ったところ胃腸病や婦人病に効果があるとの結果が出ました。

 宿の名前を「つるや」と名付けて、営業を始めました。
 総2階造りで、6畳間15室ほどの客室には地下から排出されるメタンガスを引いて、ガス灯として使用しました。

 宿は、たいそう流行って背負い行商人が日用品や肉などを持ち込んできて、湯場で商いをしたというエピソードが残っています。
 10年近く営業が続いたようですが、湯治場といい、ガス灯といい、当時にしては時代の先端を行く蔵持の「つるや」温泉だったようです。

   
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お別れは誰もが悲しいが

2009-01-13 07:11:23 | Weblog
 暮も押し詰まった12月30日に亡くなった同級生の葬儀が昨日(12日),執り行われました。

 昨年の6月に診断を受けた際、既に手の施しようがないと医師から家族に伝えられたという中で、年内いっぱいまででも頑張って生きてきた彼に、私は褒めてあげたいと思います。

 現代では80、90歳になっても元気でおられる方々が沢山いるというのに若干六十?歳で他界してしまうとは残念な気がします。 合掌。
 これで小、中学校の同級生では5人に1人が亡くなったことになります。

 人は、どんなに権力を持っていても、どんなに財力があっても、命だけは自分で左右することができないという弱点を抱えて生きています。
 そういうことを考えると、病気であれ事故であれ亡くなっていく人はその時点で寿命を全うしていったのだと思えてなりません。

 僧侶の読経が終わると、故人に対して生前交際のあった人たちの代表として何人かの弔辞がありましたが、あれは一考を要する事だと感じました。
 私は、焼香した後に次の用事が控えていたのですが、同級生という立場からしても、せめて葬儀場の玄関先からでも故人と最後のお別れをしてから出て行こうとして待っていたのですが個々の弔辞の長いことに、すっかり足止めを喰らってしまいました。

 内容を拝聴していましたが、ゴルフへ一緒に行ったとか、カラオケでは云々。 

 悪く解釈すると、あれでは単に故人を利用して自己PRをしているに過ぎないと思うだけでした。                              挙句の果てに「なんで、そういう仲だった私を残して逝ってしまったのか」と故人を問い詰める件があるのですが、そこまで言うなら「私を一緒に連れて行ってくれ」とか、「私を直ぐに迎えに来てくれ」と哀願する言葉が付け加えられてもいいのではないのかと思いましたが、一人としてそのような言葉は出てきませんでした。

 儀礼的な行事の一端を垣間見て、空しい一日ではありました。
 
 
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御代(みよ)坂に洞門があった

2009-01-12 07:15:12 | Weblog
 御代と岡小名の境(かつての村境)にある御代坂は、現在の道路の位置とは異なり、もっと高台の頂上近くにありました。
 鹿島街道を小名浜に向かって御代坂を上がると左側に溜池があり、そこから現在の道路にそるような形で行くと昔、村人たちが往来した洞門があった面影が見られます。
 土壁の洞門で急勾配だったために度々、洞門内は落土して通行不能になったと云われています。
              《この山道を登り切った所に隧道(トンネル)があった》
 寛永15年戊寅年(1638)の検地帳(※陸奥国 磐前郡岡小名村本田畑水帳 墨附弐百拾参枚 蓋紙共)には113の字名が載っているが、その中には「御代坂」も記載されています。
 また、明治30年代の字限図(※磐城国石城郡玉川村大字岡小名字限図)では、
字名が51字に減少しているものの「御代坂」としての名は残っています。
 この鹿島村大字御代坂の、字限図での他のとの境界(隣接)には、玉川村大字大原、玉川村大字相子島、小名浜、江名村大字上神白が表示されています。
 その後、山は何度となく切り割りされては道幅も広げられていき、山肌は円錐形の生々しい積層の肌をさらけ出し、当時の高さからは相当下がっていることを如実に物語っています。
 少なくとも昭和30年代頃までには、頂上へ登って行く狭い道と、洞門跡の名残りを見ることができました。


 本日の催し

 【鹿島ショッピングセンター エブリア】
 いわき民工芸品フェア 本日まで
 民工芸品の展示販売と体験教室が開かれます。

 【いわき市暮らしの伝承郷】
 会津万歳 14:00~
     新春にめでたい言葉を唱えて新年を祝う会津万歳を見ながら伝統的なお正月を味わうことができます。

                  《伝承郷で毎年行われる会津万歳》

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鹿島の大火(昭和4年)

2009-01-10 07:50:19 | Weblog
 「福島県災害誌」の中に、「石城郡鹿島村の大火」が掲載されていて、それによると《昭和4年2月25日、石城郡鹿島村地内から出火、住家48戸・非住家38棟・山林300町歩を焼失した。原因は失火、損害額40万円》と記されています。

 これを俗に走熊の大火と呼んでいる訳ですが、失火の発生地は走熊地内であったものの、この火は走熊から山伝いに飛び火していき上蔵持まで延びて、上蔵持の住居23戸の他、社寺4殿堂も廃燼に帰してしまいました。

 新築中の家で大工さんが、残材を燃しながら作業をしていたところ、火の手が強風にあおられて付近に燃え移ったというもの。
 この日は風が強く、火勢が余りにも早かったために、走熊のを火焔が包むのに1時間余りという凄まじさだったそうです。

 このために、の人々は衣類は勿論のこと、大切な食糧までも焼失して、被災者は一瞬にして全財産を失うという惨状に遭遇したのです。


 本日の催し

【いわき市暮らしの伝承郷】
布絵の世界展 開催中 1/8(木)~1/12(月)まで

 「小正月の餅花」 豊作祈願の餅花を作り、自宅の神棚に飾ることができます。
            旧猪狩家/材料費無料(観覧料のみ)
            10:00~12:00  協力者・中央台鹿島のぞみの会の皆さん

 「新春 筝曲演奏」 演奏者:筑紫野会の皆さん(大和田久美子さん、澤田仲子さん)
              11:00~,  14:00~
              休憩コーナー/参加費無料 どなたも自由に聴くことができます。
   ・

 
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鹿島の方言 ⑧

2009-01-08 07:12:30 | Weblog
ユバ→ 浴場。湯治場          ユイスル→ 労力の相互交換
ユンベ→ 昨晩              ユサブル→ 揺する
ユスイ→ 留守居             ユダレ→ よだれ
ユキアゲル→ 湯気アタリ        ユッツケオビ→ 子供を背負う帯
ユドノシタ→ 風呂の下の留め桶    ユモミテノゴイ→ 風呂用の手拭
ユワシナベ→ 遠い親戚         ユカン→ 納棺

ヨッパラ→ 夜更け            ヨッセ→ 寄りなさい
ヨバッセ→ 呼びなさい         ヨデッコ→ 末っ子
ヨナレテル→ 世の中を知っている   ヨカッッペ →いいでしょう
ヨスケ→ お人好し。いい人      ヨッタカル→ 寄り集まる
ヨワリ→ 夜業              ヨウタシ→ヨクタレ(ヨクッタカリ)→ 欲張り    
ヨベエ→ 夜這い             ヨバッテコ→ 呼んできなさい
ヨソル→ 皿などに盛る         ヨコザ→ 主人が座るところ
ヨセ→ 隅                 ヨシッポ→ お人好し
ヨシジャレ→ 甘えん坊         ヨグヨグ→どうしようもない状態
ヨッタリ→4人               ヨバレル→ご馳走になる         
ヨビツケ 招待の知らせ           

ラクニスル→ 正座を解く。あぐらをかく   ライサマ→ 雷
ラクジン→ 楽隠居            ラクメイ→ 暇人
ラチアカネエ→ 見通しがつかない     

リュウ→ 流儀              リュウゴノメシ→ 死者の飯
リュウトウ→レエサマ 雷              レコ→ 隠し女

ロクスッポ→ よく吟味せず。たいして   ロクデナシ→ 意地悪
ロクタ→碌な (例・ロクタことねえ「無い」)

ワケネエ→ 簡単。容易         ワラシ→ 子供。童子
ワザヤク→ わざわざ           ワンネエ→ お前の家
ワイラ→ お前ら              ワッセル→ 判らない。知らない
ワケエシ→ 若い人            ワキッチョ→ 脇の方
ワケル→ 盛る               ワスレッポイ→ 忘れやすい
ワラボッチ→ 稲扱きの終った田圃に、一本の棒を中心にして円錐形に稲藁を積み重ねたもの

ンデネエ→ そうではない         ント→ 沢山
ン 肯定的な言葉。了承         ンダ→ そうだ。その通り
ンデネエ→ 違う。そうではない      ンメエナア→ 美味しいなあ
ンダラバ→ それでは。 そうならば    ンデ→ それで。そうで
ンダケンドモ→ そうだけれども。しかし


本日の催し

【いわき市暮らしの伝承郷】

暮らしの木曜講座 ※今期受講者対象の7~8回目
          13:30~15:00
 古文書に書かれた庶民の暮らしを読み解きます。
    講師は小野佳秀さん(いわき市暮らしの伝承郷館長)

共催展 布絵の世界展            


 結果報告

1/6(火) 於・パレスいわや(鹿島町久保)
平成21年、新春市民交換会が開かれ、毎年恒例の福島県鳶土木工業連合会いわき支部による「祝い木遣り」が披露されました。

          

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旧鹿島村の手毬(てまり)歌

2009-01-07 07:00:00 | Weblog
 鹿島地域には地搗き歌や、祝儀歌、鹿島村(当時)の地名や名所古跡を織り込んだ歌など、文献には多数残っています。
 中には歌詞が長いために、朝から昼過ぎまでも掛かるという歌もあります。
 今では歌詞を覚えている人や、実際に唄える人は皆無と言ってもいいと思います。
 常磐松久須根町(旧鹿島村地域)の出生で、子供の頃に覚えたという故・鈴木マチさんが歌唱してくれた手毬歌の二題を紹介します。
 鈴木さんは明治31年(西暦1898)生まれという事だったので、10歳の頃に覚えたとしても、既に100年前には歌われていた貴重なものです。
           

    手毬歌 ① 正月門松
  ♪正月門松 二月初午
   三月雛様 四月お祭り
   五月はご節句 六月天王
   七月七夕 八月八朔
   九月は菊ずけ 十月恵比寿講で
   夕べ呼ばれに 恵比寿講に行ったらば
   鯛の浜焼き すずきの吸い物
   おつけでざくざく 一杯吸いましょ

    手毬歌 ② 一番初めは一の宮
  ♪一番初めは一宮
   二また 日光東照宮
   三また 佐倉の宗五郎
   四で 信濃の善光寺
   五つは 出雲の大社
   六つ 村々鎮守様
   七つは 成田の不動様
   八つ やわたの八幡宮
   九つ 弘法大師なり
   十で とうとう専願し
   これほど専願したけれど
   浪さんの病は 治らぬか

 ※毬つきの初動作は、毬を右足にくぐらせることから始まって十種類ほどある。
   
   



 
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鹿島の方言 ⑦

2009-01-06 07:00:00 | Weblog
マモ→ お化け              マルグ→ 束ねる
マケ→ 親戚。血縁。血筋       マチポイ→ まぶしい
マデイ→ ていねい           マンマ→ ご飯
マメ→ 達者。細かく動く        マルキリ→ まったく
マサカ→ よもや             マザル→ 仲間に入る
マテイ→ 丁寧              マッチロ→ 待っていなさい
マジク→ 悪口をいう。ののしる     マーメンチョ→子供の冷やかし言葉。エッチなこと
マッカチッカ→真っ赤っか        マッピカリ→眩しいくらい明るい様子
マンニャウ→間に合う          マット→もっと      

ミットモネエ→ 人前では見せられない。恥かしい   ミズアビ→ 水遊び。水浴び
ミッパワリイ→ 見苦しい        ミッタクネエ→ 可愛気ない。気持ち悪い
ミッセ(ミロ→) 見なさい        ミロッテバ→ 見ろというに

ムグッチョ→ 鳥の名前で「かいつぶり」のこと。潜り鳥
ムグス→ 漏らす             ムグラ→ もぐら
ムッキャメ→ 昔、駄菓子屋で売っていた菓子で、瓦煎餅を三角形に折り曲げ、膨らませて中に小さな
         玩具が入れてあった。 剥き飴
ムリジニ→ 自殺            ムラハチブ→ 仲間はずれ
ムキンナル→ 本気になる       ムスイ→ 長持ち
ムグス(ムラス)→漏らす       ムグル→潜る

メンコイ(メンゴイ)→ 可愛い     メロウ→ 女郎
メヲツムル→ 目を閉じる        メド→ 穴
メセモノ→ 見世物           メッケル→ 見付ける
メッコ→ 盲人              メッチャ→ 目の悪い人
メメズ→ ミミズ             メエオトス→ ご臨終
メクリ→ 花札              メカンジョウ→ 目算。概算
メッカル→見つかる            メンコチャン→可愛い子 (例・うちのめんこちゃん)

モジャクチャ→ もつれる        モギレル→ 切れる
モウチョックラ あと少し         モジル→ (縄を)なう
モジャクル→ もみくちゃ        モックニスル→ 邪魔にする
モット(マット)→まだ。もう少し     モダイル→ 悶える
モモタ→太もも              モッチャゲル→持ち上げる

ヤセッピイ→ 痩せた人         ヤバセ(ヤベ)→ 行こう
ヤダクテ→ 嫌だ。気分が乗らない    ヤッペ→ やりましょう。始めよう
ヤッコイ→ 軟らかい          ヤッカム→ 嫉妬
ヤッセラ→ たびたび          ヤリホウデイ→ 好き勝手。一方的
ヤンメエ→ 止めなさい         ヤンネエカ→ しないか。やらないか
ヤダ→ 嫌だ               ヤッパシ(ヤッパ)→ 矢張り
ヤル→ あげる。与える         ヤッカ→ あげようか
ヤッカラ→ あげる            ヤハ→ 弱い
ヤエナ→ 無駄な            ヤセンマ→ 背負い道具
ヤッケモノ→ 厄介者          ヤスマッセ→ お休み下さい
ヤットコスットコ→やっと。どうにか   ヤビナ→一緒に来なさい 




 
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鹿島の方言 ⑥

2009-01-05 07:00:00 | Weblog
ハナグラ→ いびき               ハットバス→ 殴る
ハイメ→ 蝿                   ハナド→ 鼻
ハジッコ→ 端。隅               バッパ→ お婆さん
ハネル→ 走る                 ハダツ→ 始める
ハダッタ→ 始まった              バチッタカリ→ 罰当たり
バンドシ(バンズシ)→ 夕食の支度     バレル→ 露見する
バケル→ 甘える                ハダク→ はたく。叩く
ハッサク→ 八月                バッチコ(バッチ)→ 末っ子
バンゲ→ 今晩                 ハデンキ→ 派手
バンキリ→ その度ごとに           ハンブンコ→ 半分に
バンペイ→ 張り番               ハバル→ 威張る
ハラグチ(ジ)イ→満腹だ            バンカタ→夕方。晩方
ハメッコ→性行為                ハラッピリ→お腹をこわして下痢していること
ハナメド→鼻の穴                ハガイグ→はかどる。進む

ヒョッコ→ 背負い篭              ヒンムク→ 皮を剥ぐ
ビル→ 蛭                    ヒネクリ→ へそまばり
ヒョッコリ→ 突然                ビダグラ→ アグラ
ヒダチ→ 産後                 ビダ→ 不美人な女
ピシャゲル→ へこむ              ビッチク→ 背が低い
ヒトセ(ヒトショイ)→ 一荷           ヒッチャク→ 破る
ヒトットシ→ 同年輩              ヒガフケネエ→ 活気がない
ヒボエ→ 火の手                ヒマダレ→ 暇つぶし
ヒトカダゲ→ 一食分              ビンコ→ 頬(ほほ)又は頭の部分
ヒヤッコイ(シャッコイ)→冷たい        ビッコ→足が悪いこと(※差別用語)
ヒッパリ→親戚関係               ヒジャッカブ→膝(ひざ)

ブンナグル→ 殴る               フタツケル→ 火を付ける。燃やす
フテエ→ 大胆                 ブッコワス→ 打ち壊す
フナカタ→ 漁師                フンマジク→ やりこめる
フルシキ→ 風呂敷              フンゴミ(フングミ)→ 股引
フグレネエ→ ほぐれない           フウワリイ→ 格好ガ悪い
ブキッチョ→ 不器用              フシッコブ→ 木の節
フッセゴ→ 野生の植物の種が、どこからか飛んできて自然に生えたものを例えて女性が
       相手の判らないまま産まれてきた子供のこと
フットバセ→ 吹き飛ばせ           ブンマケル→ 水などをあける
ブッチメタ→ 手足などを打つ         ブザマ→ 格好が悪い
ブッキル→ 切る                フカグツ→長靴                
ブンズイロ→ 紫色 ※山ブドウのことをブンズという(因みに岩手県ではブンドというから
              ブンドからブンズに変化していったものと思われる)
フンズブル→踏みつける            フンマジク→怒鳴りつける

ヘド→ 吐きもの                ヘンテコ→ 変な様子。不思議
ベロ→ 舌                    ベラッコ→ 赤んぼう
ベコ→ 牛                    ヘベレケ→ 泥酔
ヘエメ→ 蝿                  ヘエル→ 入る
ヘタッカサス→ 下手              ペッタ→めんこ。花札             
ヘデエナシ→ つまらない。相手の言う事を軽く否定する言葉
ベロ→ 帽子のひさし              ヘボ→駄目な人。ダメなモノ

ホマチ→ へそくり               ホイド→ 乞食
ポックリ→ 突然                ホロッタ→ 紛失した
ホーキモダシ→ キノコの一種で、ホーキ茸のこと
ボックラ だしぬけ              ボケナス→ 間抜け
ホイッチョ→ 包丁               ボンヤリ→ うっかり
ホウロク→ 無くす               ホロッタ→ 紛失した
ボデフリ→ 魚の行商             ホッペタ→ 頬
ホボキ→ 田圃を掘り返す           ホロホロ→ 資産を失なう
ホンコ→ 本気。本番             ボンツク→ 間抜け
ボグ→ 古木の根               ホソビ→ 黒子(ほくろ)
ホッケエシ→ 掘り返し            ホマジッコ→ 私生児
ボッチ→ 藁を積み上げたもの        ホド→ 炉の中央
ホトケタテ→ 法要               ボッコス→ 物を壊す
ホウデネエ→ そうではない         ボッタ→ 刺子
ホジクル→ 穴を掘る


 本日の催し

【いわき中央卸売市場】
平成21年、初市式が行われます


【いわき市暮らしの伝承郷】
13:30~14:30
民話の語りとワークショップで楽しめます
 題・「歳神様」「人の歳」「半殺し」など
 語り手:小澤洋子さん(平)  休憩コーナー/参加費無料
どなたでも自由に聴くことができます



                                                                          
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鹿島の方言 ⑤

2009-01-04 08:22:26 | Weblog
ナシテ→ どうして                   ナシタ→ 産まれた。産んだ
ナンダッペ→ 何だろう                ナンシテ→ どうして
ナンデエ→ どうした                  ナンノジョウ→ 案の定
ナジョニモ→ どうにも                 ナガシ→ 台所
ナンデカンデ→ どうしても              ナカバ→ 仲間
ナゲエ→ 長い                     ナジャ→ 何故
ナマハンジャク 中途半端              ナジョシタ→ どうした
ナスル→ 撫でる                   ナンボ→ 幾ら。価格を聞く時の「いかほど」
ナンボカ→何ほどか

ニシラ(ニッシャラ)→ お前ら             ニッカン→ 納棺
ニガシ→ 煮菓子。芋や大根、カボチャなどを醤油で煮染めたもの

ヌカル→ 泥道で足をとられる            ヌケスケ→ 間抜け
ヌクイ→ 暖かい                    ヌッテ→ 乗って

ネンジン→ 人参                   ネッキリ→ 寝たきり
ネランネエ→ 眠れない               ネシナ→ 寝る時
ネッパル→ 粘る。貼り付く             ネゾウ→ 寝姿
ネッコ→ 草や木の根                ネッカラ→いっこう(一向)                            

ノボンナ→ 踏むな                 ノス→ 撲る
ノサバル→ 横柄                  ノッケル→ 乗せる
ノウドキ→ 農繁期                 ノウタリン→ 馬鹿者
ノゼエル→ 喉につかえる              ノダン→ むやみ
ノメル→ 埋める                  ノタバル→ 腹這い


 本日の催し

 【鹿島ショッピングセンター エブリア】
エブリアカード会員新春特別企画として3万円分の買い物券が当たる「お年玉大抽選会」を実施します。
1,500本用意されていて、抽選はポイント500点で1回、一日2回までの限定。
先着500人に迎春絵入りガス風船のプレゼントがあります。

 【いわき市暮らしの伝承郷】
体験学習「百人一首」 13:30~15:00
お正月恒例の百人一首を、甘酒を飲みながら遊べます。
指導者は小名浜の酒主真希さん 休憩コーナー/参加費は無料
どなたでも自由に参加できます。



                  

 
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正月三が日

2009-01-03 13:24:43 | Weblog
 正月三が日といえば今日が三日目。
 穏やかな日が続いて、先ずは安堵の念を抱いているところです。

 これから一年、右肩上がりの景気に発展していけば万々歳なのですが、中々厳しい局面に突き当たりそうな気配もします。
 昨年は、社会全体が利益と効率ばかりを追求した結果、誰もが口にした「安心と安全」が吹っ飛び、私たちの生命にも関わるような中国ギョウザ中毒事件をはじめとして、メラミン混入、汚染米の転売、産地偽装など取り上げたら枚挙に暇がないほどの事件が発生しました。

 その挙句、後半に至っては大手企業までが派遣、期間の勤労者は勿論のこと、正規社員を含めての解雇を矢継ぎ早に発表したことには驚愕したものです。

 「いわき」にあっては、そういう中で国内では最高水準の高度な音響機能を備えた「いわき芸術文化交流館アリオス」をオープンさせ、衰退した炭鉱町を再生させるまでの物語を映画化した「フラガール」が全国的に話題になったり、観光・物産振興に取り組む「いわき観光まちづくりビューロー」が発足したり、温泉街湯本では温泉郷の魅力を全国に発信するキャンペーン「いわきフラオンパク」としてアクションを興したりして皆が真剣になって取り組んでいることは誠に心強いと思っています。

 今年は一人一人が惰性、怠慢から脱却して知恵を絞ってのスタートが求められている年ではないのでしょうか。
 
 《極楽蜻蛉》の身としては逸脱した発言かと自戒しながらも、敢えて投稿しました。
 正月三が日の〆(しめ)として、改めて皆様のご健康とご多幸をお祈りします。


  本日の催し

 鹿島ショッピングセンター エブリア

エブリアカード会員新春特別企画として、3万円の買い物券が当たる「お年玉大抽選会」を実施します。
 本数は1,800本で、ポイント500点で抽選は一回できます。




 
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    鹿島の正月を振り返る

2009-01-02 07:30:00 | Weblog
 いわき地方では今年の正月も好天に恵まれて、阿武隈山脈からの冷たい風が治まると                                   一時的ではあっても、暖かさを感じさせる元旦を迎えることができました。

 小名浜のアクアマリンや、いわき駅界隈などでは人出があったし、鹿島ショッピングセン                                 ターでも「初売り」で賑わい、買い物客が駐車場の確保に手こずる時間帯もあったようだ。
 1Fのエブリア広場に腰掛けて、人の流れを見ていたら昨年、生活を直撃した原油高や                                  為替の乱高下、そして痛ましい事件や事故が発生したことが嘘のように、明るい笑顔と軽                                  やかで弾んだ会話が私の前を往来しました。
 今年こそ、皆が平和で安定した一年を過ごせたらいいなと感じました。

 私にとってエブリア広場は格好のスペースで、週に数回は狭い部屋から抜け出して創作                                 ネタのヒントを貰ったり、時にはワンカップを片手にして見栄とか贅沢とかいう言葉から開放                                された自分なりの、至福の世界にしたります。

 そこで、昨日(2日)は子供の頃の正月について思いを馳せました。
 昭和30年前後のことだから、鹿島地域の住民は正月ものを揃えるためには小名浜か平                                  の町まで出掛けて行かなければなりません。
 暮れも押し迫ってくると、平では産業文化祭とか出庫市(でこいち)で賑わったから、その                                時に生活用品や正月に必要なものを購入してきたものです。
 旧暦で正月を迎えたから、子供ごころに寒さがもっと厳しかったことが印象にあります。
 今年でいうと、旧暦の正月は1月26日にあたります。

【若水汲み】
 年神様(正月様)は女の神様だという説もあってか、各家の年男(若水男とも称した)は、
大晦日の晩から元旦まで起きていて、家族が起きる前に風呂を沸かし新しい手拭を用意し                                  て、一番早く入浴を済ませ身を清めると、暮の内から用意しておいた御饌米と米ひと掴みを                                 井戸に撒いて唱えごとを言いました。
 年が明けて、井戸から初めて汲んだ水を若水といい、その水を歳徳神(神棚)に供えた後                                 お茶や雑煮を作ったのです。

【初詣で】
 神棚に注連(しめ)を張って、年神様(正月様)を祀ります。そして早い内に村の鎮守様に                                参詣に行きました。


  本日の催し

 鹿島ショッピングセンター エブリア
「福笑いスピードくじ」を実施。合計5,000円分のレシートで5,000円~1,000円の買い物                             券が当たるスピードくじに参加できます。


 


 

 
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    輝かしい年を迎えて

2009-01-01 06:00:00 | Weblog
 謹んで初春のお喜びを申し上げます
 
 皆様にとりまして幸せな一年でありますよお祈りいたします
           
          平成21年 元旦



   本日の催し(鹿島ショッピングセンター)
   エブリア・ヨークベニマルいわき鹿島店
 
初売り 元日は午前10時からごご7時まで営業
福袋大市を開催

「福笑いスピードくじ」があります 合計5,000円分のレシートで、5,000円から1,000円                            の買い物券が当たるスピードくじに参加することができます

恒例の、無病息災を祈願して午前11時、正午、午後1時、同2時の4回にわたり伝統芸能の                                 獅子舞のイベントがあります



 鹿島の方言⑤は4日の掲載になります
    引き続きお読み戴ければ幸甚に存じます 




 
                    
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