本日 3月31日(木) 一白 仏滅 旧暦2・27
《疲労困憊(こんばい)の佐藤雄平福島県知事》 福島民友新聞(=写真)
「何とかならないものだろうか」「ケ・セラ・セラ」。 毎朝起床すると二つの思いが頭の中を交錯します。
それは悪夢から現実へと引き継がれて、一日がスタートする瞬間でもあります。
東日本大震災による福島第1原発事故での復旧作業に携わっている方達には本当に頭が下がります。
私のように原子力発電や放射性物質に関して全く疎(うと)い者が、毎日放射線量測定値のマイクロシーベルトの数値に右往左往している時に、彼等は不眠不休の体制で高度の放射線量の中で命を張ってくれているからです。
危険極まりない作業は、戦場の第一線で戦っている兵士そのものです。
東電協力会社の作業員3名が被曝線量173~180ミリシーベルトという皮膚への障害が大きいベータ線熱傷の疑いで病院へ搬送されたことは記憶に新しいところです。
被曝線量が100ミリシーベルトを超えた作業員は3名を含めて17人にのぼっています。(3/24現在)
昨日、東京電力の勝俣恒久会長が(71)が記者会見を行っているところを見ましたが、「最終的に安定するにはかなり時間が掛り、数週間では厳しい」と述べ、更に今後の見通しについて「正直申し上げますが原子力の安定のメドが立っていない」と言い切りました。
県民は避難から2週間以上も経過しており、避難住民の間で一時帰宅する動きが加速しています。
安全・安心と言われ続けながら苦渋の選択をし誘致した地元住民はもとより、県民全体を奈落の底へ陥れた国と東京電力の罪は計り知れません。
◇行事・暦注◇ 教育基本法公布記念日 学校教育法公布記念日 会計年度末
一粒万倍日