いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

また車が、つっぺった

2015-02-28 09:58:39 | Weblog
                                            分類:外
    急がば回れ
 見知らぬ若者と、その母親の二人が家を訪ねてきた。
 不安げで挙動が落ち着かない若者に 「田圃の持ち主を探しているんですが」 と言われた時点で私にはその先が読めた。 案の定、車が田圃に落ちた (つっぺった) という話だった。
 極端に言うと、この道路を使うには 「事故に遭っても仕方がない」 という恐さと、覚悟がないと走行できないほど事故が多いルートだ。 若者は免許取りたてだと言った。
「JAFを呼んだんですが、田の所有者に承諾をもらってからでないと勝手に車を引き揚げることは出来ないと言うんですよ」若者が言うと、母親が側で「すいません、すいません」と繰り返した。

          《遠景が中央台で、登り切ったところに南小学校やローソンがある》

 単に田圃と言われても持ち主は大勢いるので、現場を見ないことには判断できないから二人に着いていくことになったが、それは隣家の田圃だった。
 生憎、隣の人は留守なので 「帰ってきたら私が言っておいてあげるから処理を進めるように」 と言って私は家に戻った。


           《この先を行くと鹿島小学校、鹿島街道及び常磐・江名線へ出る》

 場所は、いわきニュータウンの中央台から小名浜、江名、湯本へ向かう約2キロ㍍の抜け道で、正規の道路を通るよりも早いということから一度利用してしまうと重宝がられて、車の数が増えている所だ。 しかし、落とし穴がある。
 もともとここは農道だったのでアスファルト舗装はされているものの、対向車とすれ違えるほど道幅に余裕はない。道に馴れてくると広い場所に車を停めて対向車がくるのを待つが、道の状況を知らない人は進むだけ進んできて対向車が来るとどこでも構わずに止まってしまう。
 トラブルのもとで口論になったり、無理に通ろうとして最悪の場合は転落という結果を招く要注意の道路には間違いない。
 しかも、朝の7時から8時までは学童の専用通学路になるので車は通れない。
 
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文藝同人が美術展に出展

2015-02-25 11:54:15 | Weblog
                                            分類:催

                                     場所 いわき市民美術館
                                         いわき市平堂根4-4
    復興の槌音
 2月21日から3月1日まで 「第44回 いわき市民美術展覧会」 が開かれている。
 館内の1、2階には一般応募193点、招待作品16点、遺作1点の計210点が展示され、落ち着いた雰囲気の中で出展された人たちの力作に見入った。

              
                          《いわき市民美術館》

    
                   《整然と並んだ作品はどれを観ても趣がある》

 今回は、文藝風舎サークルの同人、田上将夫さんが彫塑(ちょうそ)の部に出展していると、同じ仲間から耳にしたので早速同館へ車を走らせた。
 「他人(ひと)の慶事は自分の喜び」と思い込んでいる私が、ましてや文藝仲間である田上さんの作品とあっては冷静にしていられる訳がなかった。


    
                     《彫塑の部で出展された作品》

 作品のタイトルが 「復興の槌音」だ。
 第一印象で、鳥は「啄木鳥(キツツキ)」かと思った。山の谷間から木を突く音が何も無くなった被災地にこだましてきて、それがあたかも復興への兆しになっていると考えたからだ。ところが幹の中は空洞になっているので生木ではないのが分かる。
 1本の朽ちた木の幹なのだろうか、あるいは流木の一部なのだろうか、そこに1羽の小鳥が止まっている光景なのだ。目の表情から生き物本来の鋭さが感じられない。東日本大震災から4年目を迎える時に、人間ばかりが苦労しているのではない。生き物全てが疲労困憊している。
 小鳥は古木を一瞬の止まり木にして、周囲の様子を窺い、エサを探している時なのかも知れない。
 変わり果てた風景を目にしながら山も、川も、海も人間の手によってスピーディな復興の槌音を待ち望んでいるような姿だった。

 やってはいけないことだが、親指と中指を丸めて軽く作品を弾いてみたら、「キーン」という高い金属音が撥ねかえってきた。 その時に、これは小鳥の生命力が鳴いたもので私に何かを伝えようとしたのだと思ったら、愛おしい気持ちが心を揺さぶった。                                          
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鹿島街道に応援小旗の嵐

2015-02-08 12:00:41 | Weblog
                                           分類:催
                                  
                                    場所 : いわき市 鹿島街道
    いわきサンシャインマラソン
 第6回いわきサンシャインマラソンは本日(8日)、午前9時にいわき市の 「いわき陸上競技場」 でスタートの号砲が高々と響いた。 (※フルマラソン)

 鹿島地区地域振興協議会(小松隆会長)では、第1回大会から鹿島公民館を利用している各サークルに呼びかけて、この日のために応援小旗の作成や、鹿島地区内の道路清掃などに全面的な協力と応援をしている。
 
           《選手が通過する前のスタンバイに余念がない各ボランティア団体》


 
 
             《鹿島小学校の入口交差点前でランナーを待つ応援の人たち》

 昨年(第5回)は降雪のために残念ながら中止を余儀なくされたが、参加者はその分、意気込みも新たに全国から10,396人のエントリーがあった。

                《9時18分、トップランナーが駆け抜けて行く》

 早朝の内は曇天で小雨が心配されたが、スタート間際には薄日が差してきて暑くもなく、寒くもなくランナーには絶好のコンデションに恵まれた。
 由利本荘市(秋田)のゼッケンを付けたランナーが目の前を走り抜けていった。いわき市の親子都市になっていて、歴史的に関係の深い交流が続いている市である。
 いわきサンシャインマラソンは、第6回目(実質5回目の開催)マラソンにして早くも全国区となって42都道府県からの参加があり、今や出場していないのは5県だけなのだそうだ。
 
 
             《橋本富美子選手(いわき総合高卒)も招待選手として参加》

 日本の復興を 『 いわき 』 から、を合言葉にスポーツ界からも増田明美さん、エリック・ワイナイナ(ケニア出身)、村上康則さん、須永千尋さん、當山華乃子さんなどが参加した。


 
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