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廃(すた)れてきた、お国訛(なま)り
現在ではテレビやラジオが普及している上に全国的に人流が頻繁になってきているので、何処へ行っても標準語(あるいは、それに限りなく近い)を話せるようになっています。
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《囲炉裏の前で昔話を聞くのは方言語りがピッタリ合う》
「 訛り」とは「方言」のことであって、〝ある地方で特有の標準語・共通語とは異なる発言(明鏡国語辞典より)を言うのですが、よく秋田の町なかで地元同士の人がすれ違う時に「どさ?」、「ゆさ」の会話がいい例に挙げられます。一般的には通用しませんが、標準語にすると「何処へ行くんですか?」、「湯(銭湯)へ行ってきます」という事になります。
これは東北地方では冬は極寒になるので、外で長話はできないからよく言えば会話の進化で、簡単明瞭に意思の疎通を図るようになったとの解釈ができます。
浜通りの、いわき地方でも50年前くらいまでは方言が頻繁に使われていました。特に小名浜近辺では港があって全国の漁船が集港してくるので、 純粋?な方言の他に他県のモノも混じり合っていたようです。それらの方言は現在でも長老たちが時にはヒョイと口に出てくることもあります。
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《昔は素朴な民家の中に古い言葉や良き慣習があった》
ユーモアのある方言が無くなってきたのは淋しい気もしますが、子供の頃によく耳にし、実際に使った方言を、ほんの一部だけ記してみます。 ※ =は使用例。
かんかち(やけど・火傷)=火遊びしてっとかんかちすっど。 ええが(映画)、ええから(いいから)、すす(寿司)=▲東北の人は「え」と「い」、「し」と「す」、がハッキリ発音しない、できない。 あます(残す)=まんま(ご飯)をあますんでねえど。 おっきょる(折る) つっぺる(滑る) おちる(降りる)=運転手さん、つぎおちっから<バスの中で>。 いいくれ(いい加減) あがる(入学する) やっこい(柔らかい) いかっせ(行きなさい)
ずうくじ(怠ける・横着) すまっこ(隅) たまげる(驚く) だす(差し上げる) だっぺ、又は、だっぱい(……だよね) しっぺぐ(裏返す) けろ(くれ)=そこのメガネ取ってけろ。 つんざく(引き裂く)=耳がつんざくような音がした。 たんがく(持ち上げる) はだつ(始まる)=おらゲ(家)では稲刈りをはだった。 あがっせ(上がって下さい) うっちゃばる(放る、投げ捨てる) ちょうろく(満足・完全)=ちょうろくに仕事もできねえくせして。 せでくる(連れてくる) かんます(かき回す) かっちゃく(引っ搔く)=相手に爪でかっちゃかれた。 くべる(入れる、差し込む)=風呂釜に薪をくべる。 からっけつ(全部なくなる) くんちぇ(頂戴、下さい) しばや(芝居)
如何でしたか、書きだしたらキリがないのでやめます。中には全国版になっていてご存じの言葉もあるでしょうが、これらの方言をふんだんに使って地方(地域)小説として書いたら、きっと面白いものが出来上るでしょうね。〟