いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

甦った遺留品の展示,返還

2022-08-12 17:13:35 | Weblog
                              分類:催
                 場所 鹿島公民館 大講堂
                    いわき市鹿島町走熊字鬼越83-1
                    ☎ 0246-29-2250

  被災された人や、心当たりのある人、必見!
 8月17日まで鹿島公民館の大講堂で、東日本大震災で被災された方たちの遺留品の展示と同時に関係者の方に返還を行っています。

            《左奥が開催中の建物、鹿島公民館大講堂

 会場内の展示・返還物は約6,000点ありますが、ミニアルバムコーナー・アルバムコーナー・写真コーナー・鞄・ランドセルコーナー・カメラその他コーナーに整理されているので、とても識別しやすくなっています。
      《当事者でなくても友人・知人・親戚の顔写真が出てくるかも

 注意点として、展示物は全てビニールで封入されているので、袋を開けたい時にはスタッフに声を掛けることと、袋に収める際には別の袋に戻したり袋を捨ててしまうようなことは禁じられています。
 各袋ごとに管理番号が付されているので、別の袋と混同されると遺留品の所有者に正しく返還されなくなってしまうからだそうです。

          《係員に相談しながら遺留品の確認をする人たち

 遺留品の返還手順としては、展示物またはバックヤードに保管してある遺留品の中から自分の所有物、又は親族等の所有物が見つかった場合は、その品物を受け付け係まで持っていきます。
 係員から多少の質問がありますが、返還申込書に記入して身分を証明できるもの(※運転免許証、マイナンバーカードなど)を提示すれば、遺留品は返還してもらえます。 
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いわきおどりで全て発散

2022-08-10 15:32:06 | Weblog
                             分類:催

  今年の夏は祭りのオンパレード
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、毎年いわきの夏の風物詩が見られなかったが今年は3年ぶりに各地でイベントが目白押しに開催されました。
 例えば4日に常磐湯本町で行われた「いわき湯本温泉夏まつり」、6日は小名浜のアクアマリンパークで開かれた「いわき市花火大会」、6・7の両日は平市内の「七夕まつり」などがそうでした。
 8日はJRいわき駅前をメインに「第41回いわきおどり」がありました(下)=※参加者の一部写真
 いわきおどりを象徴する『ドンワッセ』の掛け声はさすがにありませんでしたが、町中に賑わいを取り戻した雰囲気が夏の夜空の下に取り戻した感がしました。

       《グループそれぞれの特性を生かしての「おどり」が展開された
 
 かつては三十メートル道路と呼ばれた、いわき駅前大通りにはスパリゾートハワイアンズの「フラガール」やサッカーJ3の「いわきFC」なども加わり、華やかで軽快な踊りに『いわきおどり』は一層盛り上がったひとときでした。  

         《威勢よく踊る人たちと、見物客で賑わった大通り

 
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高照山の道普請

2022-08-08 12:48:19 | Weblog
                             分類:地

                    磐城三十三観音霊場
                    第十七番 札所 高照観音
                    いわき市鹿島町走熊高照山

 7日(昨日)は17日に行われる磐城三十三観音の一宇、高照観音堂の祭典に向けて上り口から観音様まで約900mの道普請(人足工事)がありました。
 走熊(はしりくま)区の旧戸数の人たちが集まり、各自が草刈り機や、鎌・唐鍬を持参しての作業でした。それが終わると福生院蔵福寺の階段回りと境内の清掃をして半日掛かりました。
         

               高照山への上り口。遠景は中央台

 上り口があるのは、鹿島街道を走行していて鹿島小学校のT字路信号を曲がり「かしま幼稚園」を通り、中央台へ上るちょうど中間あたりの右側にあります。上り口に「高照山十一面観世音」の石柱(=写真)が立っているので分かります。


         《山道の両側の草を刈り、道を清掃していく参加者たち

 枯葉が積り、枯れ枝が落ち、泥濘の土があり歩きずらい道を整地するのは、毎年8月第1日曜日の午前8時に集合するという約束ごとがあるからです。
 旧戸数の人たちが率先して地域の歴史と伝統を守る心意気が暗黙の内に伝わっています。
         
           《昭和45年に耐火構造で建てられた本堂》 

 高照山(高寺山とも書く)は標高126mあり、鹿島町では一番高い山です。高照観音はそのほぼ頂上にあるので片道20分は(上り)かかり、三十三観音の内では一番きつい道程とされています。
 
                                                           
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