いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

二つの八坂神社で例祭日

2019-10-14 19:16:43 | Weblog
                             分類:催

     祭神は 素戔嗚尊(すさのおのみこと)
 鹿島町に八坂神社は「御代」と「走熊」の二社があります。
 ともに今日が祭礼日に当たるが時間的にズレがあるので、双方の神社を訪ねてきました。
 祭神は素戔嗚尊で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の御子であり、天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟になります。

           《急な階段を上り詰めたところに神社がある》

 鹿島町御代字赤坂にある八坂神社は地元の伝えによると、当社は大字の人々が石城郡内郷村御台境に鎮座する一ノ矢天王(八坂神社)を深く尊崇していたため、その願望に応えるために、明治11年(1878)、この地へ小祠を建て御分霊御遷宮したことに始まるとの事です。

         《熊野神社(小名浜)の神官が祝詞(のりと)をあげる》

 鹿島町走熊字宮下に鎮座する八坂神社は、古来神号を除疫神の牛頭天王(ごずてんのう)と称していましたが、明治3年に八坂神社と改称し、同6年小社に列格されました。
 昭和4年2月に走熊の大火があり、社屋が灰燼に帰したため同4年7月に同境内に再建されました。

             《拝殿前にあげられた供え物》


         《立鉾鹿島神社(平・中神谷)の神官による祝詞》 

 昭和50年代の初め頃までは、例祭は旧暦の6月15日と決まっていて、その日には青年団伝統の獅子舞が奉納されていましたが、今日では例祭日が変わり、イベントも何ひとつなくなりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風19号通過でホッ!

2019-10-13 08:39:10 | Weblog
                                          分類:地

 台風19号は全国的に稀に見る大型台風で、浜通り地方をも総なめにして通り過ぎていきました。
 鹿島町でも 「鹿島公民館」 や 「鹿島小学校体育館」 を避難所として万全の体制で臨んだが、幸いにも大きな影響を受けることはなくて済みました。


     《一時は土手の80%くらいまで水位が上がった矢田川の今朝7時30分現在の状況》

 ……とは言っても、市内の各所に設けられた緊急避難場所によっては、避難者が多く集まってきて一部受け入れ停止になった所もあるくらいで、不安な夜を迎えた人たちもいました。
 鹿島地域に隣接している小名浜町林城のポンプ場では、排水能力を超える流入によってポンプ場を起点として浸水が発生したために、夜半(0時過ぎ)には警戒レベルの避難指示が出ました。

         《9月29日に行われた草刈りで、同じ場所から撮った矢田川の写真》


           《台風一過。 今朝はもう秋晴れの好天気に変身していた》        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第42回 詩祭の講演を聴く

2019-10-07 17:58:39 | Weblog
                               分類:催

             場所 : いわき市生涯学習プラザ(ティーワンビル内4階)   

   新藤涼子さんの 『心平さんと私の周辺』
 昨日(6日)は、福島県現代詩人会の第42回 詩祭(いわき地区)が開催され、ゲストに詩人の新藤涼子さん(本名:古屋涼子)を迎えての講演がありました。

            《草野心平を語り、熱が入る新藤涼子さん》

 いわき地区で行う、福島県現代詩人会の詩祭は、県南地区・会津地区・相双地区・県北地区・県中地区・いわき地区の順で開催されていくので、今年は一巡し「いわき地区」で7年目の開催になります。
 
 新藤涼子さんは1932年鹿児島生まれで87歳。 現在、宮崎在住。
 1961年に角川書店より草野心平に序をもらい 『薔薇歌』 を出版、同時に 「歴程」 同人に推挙されます。2017年から日本現代詩人会会長を務めることになり、日本文芸家協会の会員でもあります。
 
 新藤涼子さんは草野心平のエピソードをユーモアを交えて熱弁をふるい、12時を過ぎても終わる気配がないので進行担当からメモを渡され、時間がきたのに気付くというほどでした。
「心平さんと知り合った頃は、あんなに偉い人だとは思ってはいなかったが、中央官庁へ同行した時に出迎えた役人が平身低頭して〝 いやー、お待ちしておりました 〟の一言を聞いて、名のある人なんだ、と初めて知った」とか、「海水浴で溺れそうになった私を、心平さんは胃潰瘍でウンウン唸っていた身でありながら助けてくれたこと」、「生前は命名の天才だった」ことなど、聴いていて新鮮さを覚える話ばかりで、詩人・新藤涼子さんから見た『草野心平』。新たな発見がありました。。

 午後からはアトラクションとしてピアリコの演奏があり、会員の作品朗読があり終了したのは3時30分でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする