いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

ヤトが死んだ。悲しいナ

2014-02-28 08:01:57 | Weblog
                                         分類・PV

 友人から電話があって 「ヤトが死んだ」 と一言いうと、あとは無言のまま啜り泣きだけが耳元の受話器の中から聞こえてくるだけだった。 
 彼女にとって長年、実の子供のように可愛がってきた猫だったから、いくら覚悟はできていたとはいってもその落胆の心情は計り知れないものがある。
 私は絶句して返す言葉が見つからなかった。

            
       《童話小説「 マっとこ・サっとこ・ヤっとこ 」は、こんな感じのイメージで作った》

   ヤト とは猫の名前で、この2,3週間ほど具合が悪く動物病院に連れて行ったりもしたようだが、15年近く飼い主に愛されながら天寿を全うした。
 今日(28日)、ヤトは母親ともいうべき彼女と最後のお別れをして荼毘に付される。

 だいぶ前の話になるがお宅に伺った時にヤトが丁度家から出てきて、これから自分のテリトリー(縄張り)を一回りして来ようと思ったのか何処かへ出掛けるところだった。
 私の顔を見ると無視したように路地に入って姿を消した。 ……かに見えたのだが、立ち話をしていると何となく視線を感じたのでその方向へ目をやると、隣家の隅から私をジッと見ていた。
 パンダのように白と黒の斑紋を体につけ鼻筋がまっ黒。動きが俊敏そうな容姿だが、まん丸い目をした愛らしい猫で 『死んだ』 と聞いた時には即座に当時の印象が甦った。
 生前、野性的な行動をとる反面、友人とその家族には甘えん坊だったというヤトの冥福を祈らずにはいられない。
 
 いつの頃だったか、その友人から ヤト を飼うようになった経緯や、性格、人間嫌いなどの逸話を聞いている内に、それをヒントに童話小説が書けるのではないかという気になって マっとこ・サっとこ・ヤっとこ という作品が出来たが、当ブログ上にも掲載してあるので読んで頂けると嬉しいです。

  作品は過去 2012・12・30~2013・1・12 までの間に連載形式で載っています。


   2月28日(金)    四緑 大安  旧暦 1/29   逍遥忌

 【今日という日の過去】
 初の脳死移植 平成11(1999)年、高知赤十字病院で40代の患者が臓器移植法施工後初めて脳死と判定され、提供された臓器が大阪大(心臓)、信州大(肝臓)、東北大病院(腎臓)などに運ばれ移植された。

 

  
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幻となったいわきSマラソン

2014-02-09 16:28:47 | Weblog
                                          分類:催                                                                     
    第5回 いわきサンシャインマラソン

 一般的に冬場は発達した大陸の高気圧に覆われる西高東低の気圧配置になることが多く、北西の季節風が日本海側に雪を降らせる。今回のように日本列島の南にある発達した南岸低気圧の接近により太平洋側に大雪をもたらしたのは珍しい。
 気象庁によると、上空5千メートル付近を流れる偏西風の気流の渦と低気圧の接近が重なり、低気圧の反時計回りの気流の流れが強まるためだという。

 東北最大規模の大会は9時を合図に、いわき陸上競技場(平谷川瀬)からスタートの号砲が鳴りわたる筈だった。
全国43都道府県から過去最多の10,361人(※フルマラソンは日本陸連公認コースで7,115人がエントリー)が参加する 「第5回いわきサンシャインマラソン」 は積雪の影響で残念ながら中止となった。
             
              《鹿島街道を手分けして清掃活動が行われていたが》
 

 鹿島町では、鹿島地区地域振興協議会が主体となって鹿島街道沿道の清掃、小旗づくり、給水準備などを組み万全の態勢で9日を待ち望んでいた。同協議会では第1回より、ランナーが快適に走れて思い出のコースになることを祈り継続実施しているものだ。
 鹿島小学校児童の5、6年生約100人も清掃の計画を立てて5日に沿道を歩いてゴミや空き缶などを拾い集めていた。
             
             《昨日からの降雪で今朝玄関を開けたら… これでは無理》

   2月9日(日)    三碧 仏滅  旧暦 1/10

   【今日という日の過去】
 血盟団事件 昭和7(1932)年 前蔵相の井上準之助が東京で射殺された。翌月には三井合名理事長の団琢磨も暗殺され、右翼団体「血盟団」による暗殺計画が発覚、10数人が逮捕された。
 提携していた海軍青年将校らは同年、5,15事件を起こし犬養毅首相を暗殺した。
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「風舎」 8号が出来ました

2014-02-04 07:50:48 | Weblog
                                         分類・催

  いわきの総合文藝誌 風舎 8号の表紙(右)と裏(左)=写真  A5判/254ページ
          

 「吉野せい賞」の正賞を除いた第35回・36回の奨励賞、選考委員会特別賞、青少年特別賞を受賞された8名の作品を掲載した関係でページ数にもボリューム感のある文藝誌が完成しました。
 今回から、下記の事情によって毎年3月の発行になりました。  
 これまで風舎は11月に発行してきましたが、発行月と吉野せい賞の発表月が重複していたために、その年度の受賞者作品を掲載するのには間に合わず、恒常的に1年遅れになってしまうという難点が生じていました。
 その問題を解消するために8号のみダブル掲載をして、それ以降は該当年度の受賞作品を載せていくという調整をした結果です。
 それによって今後は年刊誌 風舎 の発行月は、11月から3月に変更になりました。
※8号のみ特別号として2月1日から書店に出ています。 頒布価格は据え置き 500円

  取り扱い書店 : ヤマニ書房 本店   いわき市平字2町目7-2
            ヤマニ書房 ラトブ店(3F) いわき市平田町120
            鹿島ブックセンター いわき市鹿島町走熊字小神山18-8
 
 文藝サークル「文藝風舎」は、毎月の例会で合評や文章講座を開いて著しいレベルアップが図られ、同人作品が毎年どこかで受賞しているという事実が証明しています。
 昨年だけでも「福島県文学賞詩部門準賞」「橋本五郎文庫賞入選」「交通安全スマートドライバーメッセージ入選(山形県安全運転管理者協会)」などで同人が表彰されています。

   ●風舎8号に掲載されている同人の作品です
      詩集 黄の荒涼(第66回福島県文学賞詩部門準賞) わたなべえいこ
      小説 くうじ山を越えて            箱崎  昭
      詩集 朝露                   青天目起江
      小説 カオスへの序曲            文月 十三
      詩集 風見鶏のロンド             天野 行雄
      小説 空へ                   小林 光一
      詩集 道草(二)                小島由起子
      小説 夏祭りの夜に-幻想奇譚      深空月 彩
      詩集 髭                    竹林 征人
      掌編小説 ロマンス              あべきよこ
      エッセイ 小名浜の方言           太陽  昇
      小説 黄色い波、爪先立ちして       館山 智子
 

   2月4日(火)   7赤 大安  旧暦1/5 初午 立春

    【今日という日の過去】
 咸臨丸が米に出発 1860(万延1)年 徳川幕府の軍艦咸臨丸(艦長・勝海舟)が江戸の品川から米国訪問に出発した(旧暦1月13日)。日米修好通商条約の批准書交換のため訪米する幕府使節の護衛艦を務め、日本船として初めて太平洋を横断。
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